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先見の明があった、岩手県南の漆林
奥州市の漆林。岩手県南のウルシ植栽地としては最大です。13年前に2700本植栽したもので、私も当時参加しました。一関など近隣からも大勢参加して、素晴らしいなあと思ったものです。しかも国産漆の需要が高まる前であり、関係者の皆さんの先見の明に脱帽。平泉などの地域の文化遺産を守るために漆が必要とされると予想、新たな収入源になるという発想からでした。
県北では当時、漆が売れないのを悲観して逆にウルシの木を伐っていましたし、新たに植えるにしても恒例行事的なものにとどまっていました。
たくさん植えたものの、予算不足で下刈りがなかなか行き届いていないようで、補助金の活用などいろいろ提案してきましたが、これは本来県や市の仕事なんだけどな… こういう先駆的な活動を継続的にサポートして欲しいものです。
ここも鹿による食害が深刻なようです。
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