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固い決意を示す必要もある

(書き下し文)
季氏(きし)、閔(びん)子(し)騫(けん)をして費(ひ)の宰(さい)たらしめんとす。閔(びん)子(し)騫(けん)曰(いわ)く、善(よ)く我(わ)が為(ため)に辞(じ)せよ。如(も)し我(われ)を復(ふたた)びする者(もの)有(あ)らば、則(すなわ)ち吾(われ)は必(かなら)ず汶(ぶん)の上(ほとり)に在(あ)らん。

(現代語訳)
魯(ろ)の大(たい)夫(ふ)季氏(きし)が、領地の費(ひ)の代官(だいかん)にしようと思って、閔子騫を招(まね)いた。閔子騫が使者に言うよう、「どうぞ私のためにおことわり申してください。もし今一度お召しになるようなことがあると、私は必ず汶(ぶん)の川(かわ)向(むこ)うに参ってしまいますぞ。」

(私が学んだこと)
自分の中で譲れないことは、真剣にその想いを伝えるようにします。
そうすることにより、相手に自分のことを知ってもらいましょう。
ある人物の嫌なことや苦手なことを知っていれば、それを無理にさせようとはしないでしょう。ここは通常の道徳心を持っていれば同じだと思います。
だから、まずは自分がどんな人となりかを伝える必要があると思います。
人は憶測で物事を考えてしまう癖があるので、違うときには違うと、嫌な時には嫌だと、はっきり気持ちを込めて伝えよう。
言葉とはあくまで箱のようなもので、その中に詰めるのは想いです。
以心伝心に欠かせないエッセンスは、純度の高い想いなのです。

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