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日本画と洋画、何が違う?あなただけの絵画選びに役立つ解説

日本画と洋画、あなたはどっち派?

絵画の世界は奥深く、その表現方法も様々です。中でも、日本画と洋画は、私たち日本人が最も馴染み深い絵画の種類と言えるでしょう。

美術館を訪れたり、画廊を覗いたりする際に、ふと「この絵は日本画?洋画?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、この質問は、美術愛好家だけでなく、画家にとっても答えにくいものなのです。なぜなら、日本画と洋画の境界線は、時代や画家の考え方によって曖昧になっている部分があるからです。

知らないと損する! 日本画と洋画の違いを知って、あなただけの絵画選びを始めよう

違いを知っておくことで、絵画鑑賞はより一層楽しくなる!

それぞれの絵画が持つ魅力を理解し、ご自身の心に響く作品を見つけることができるでしょう。

この記事では、日本画と洋画の違いを、画材や技法、歴史、そしてそれぞれの魅力という側面から紐解いていってみます。絵画選びの参考にしていただければ幸いです。


1. 画材と技法で決まる個性


日本画と洋画を分ける大きな要素の一つが、画材と技法です。

日本画の世界: 墨や岩絵具が描く、繊細で奥深い表現


日本画は、古来より日本人が培ってきた伝統的な技法を用いて描かれた絵画です。墨や岩絵具といった天然の顔料を使い、和紙や絹といった素材に描かれることが特徴です。これらの画材は、微妙な色の変化や奥行きを表現することに優れており、日本画独特の繊細で優美な世界観を生み出します。

【画材】

日本画の代表的な絵の具である岩絵具と絵筆

墨、岩絵具、胡粉といった天然の顔料を、膠(にかわ)で定着させ、和紙や絹に描くのが一般的です。岩絵具の持つ奥行きのある色彩や、墨の濃淡による微妙な表現は、日本画ならではのものです。また、岩絵具の粒子の特性を生かした、独特の質感も特徴と言えるでしょう。

* 洋画の世界: 油絵具が彩る、立体感あふれるリアリティ

一方、洋画は、西洋の油絵技法を基に発展した絵画です。油絵具は、光を吸収し、立体感を出すことができるため、より写実的な表現が可能です。また、キャンバスといった素材を用いることで、大規模な作品を描くこともできます。

油絵の具のほか、アクリル絵具や水彩絵具など様々な画材が用いられます。

2. 歴史と文化が育んだ美

* 日本画の歴史: 古代から現代まで、日本人の心を映す

日本画の歴史は古く、大和絵、仏画、そして江戸時代の浮世絵など、様々な様式が生まれ発展してきました。それぞれの時代背景や社会状況を反映しながら、日本人の美意識や精神性を表現してきました。

* 洋画の歴史: ルネサンスから現代まで、西洋美術の流れをたどる

洋画は、ルネサンス期に始まった西洋美術の流れを汲んでいます。透視図法や遠近法といった技法が確立され、より写実的な表現が可能になりました。その後、印象派、キュビスムなど、様々な美術運動が生まれ、現代美術へとつながっていきます。

3. あなたに合うのはどっち?

* 日本画の魅力: 伝統美、心に響く奥ゆかしさ


日本画は、自然や人々の心の内面を繊細に描き出し、はるか昔から日本人に培われてきた【美意識】とのつながりを感じられます。
伝統的な技法と素材で作られる日本画は工芸品にも近く、現代においても私たちを魅了し続けています。

* 洋画の魅力: 華やかで躍動感、心に彩りを添える

洋画は、色彩の豊かさや構図のダイナミックさ、そして重厚な表現によって力強さを感じられます。また現代もなお進化を続け、私たちに新たな発見や感動をもたらしてくれます。


まとめ: 日本画と洋画、それぞれの魅力を知って、あなただけの絵画選びを始めよう

日本画と洋画は、それぞれ異なる魅力を持っています。どちらが良い悪いではなく、それぞれの絵画が持つ美しさを感じることが大切です。

美術館や画廊を訪れたり、図録を見たりする中で、様々な作品に触れてみてください。そして、あなた自身の心に響く作品を探してみてください。

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