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7月16日 キャリア教育実施レポート

こんにちは。
(一社)Japan Education Labの古谷です。
先日、都立鷺宮高等学校で実施した授業の報告記事になります。
今回は【自己キャリアプログラム】にて授業をデザインし実施しました。短縮日程でいつもよりも授業時間が短かったので、少し足早な授業になってしまいましたが、生徒がうまく乗ってくれて、スムーズにワークすることが出来ました。

実施前提

対象学年:2年生

学校からの依頼
・進路への向き合い方を伝えてほしい
・なんで進路選択が重要で、そのために何が必要なのかを理解してほしい

授業の目的
職業を抽象化したものと学問や成長をつなげ、進路選択をするために何を主軸にするか考えられる。

授業設計
具体的な職業を進路とつなげるのは難しいので、数ある職業を抽象化し、『~ができる』をキーワードに自分の進路の羅針盤となる言葉をアウトプットしてもらうことを目指しました。「こういう風に進路を考えると楽しく考えられそう」という感覚をもってもらえるような進行ができる授業設計にしました。

授業デザイン

(弊社では授業をデザインする際に、共有⇒認知⇒形成の流れで作ります)
『共有フェイズ』
小テーマ:職業と『~ができる』
目標:世の中にたくさんある職業をたくさん見て、『○○ができる』について考えてみる。野球選手は野球だけでなく、コメンテーターなどひろがりをもって考える。
内容:下記の2つのサイトから様々な職業に目を向ける。その中で気になった職業を閲覧し、その職業では何が『できる』なのかについて考えてみる。その『できる』とは職業的な情報でもいいし、社会的な捉え方でも、よりパーソナルな内容でもいい。友達のモノを参考に同じ職業を見てもいい、でも自分でその職業の具体化をすることで違った風に捉えることが出来る。

『認知フェイズ』
小テーマ:『~できる』を拡げる
目標:前の時間で考えた、出来そうから拡げて、その『~できる』に自分がなるとき、どんな要素を持っていた方が良いかについて考える。
内容:たくさん出した職業の中にある『できる』の中で、自分も将来できるようになりたいものを3つ挙げる。その3つを将来の自分に繋げていくとしたときに、どんなことをしたらいいか、してみたいか、やるべきかについて広げていく。これは学問だけでなく社会性やパーソナルな内容についても広げる。

鷺宮高校_7.16

『形成フェイズ』
小テーマ:言葉を紡ぐ
目標:マインドマップの中から自分なりの言葉・文を作成する。作成した言葉・文を他の人と共有しながら、新しい視点や考え方をまとめる。
内容:WILL、MUST、CANへの類別をしながら、マインドマップに散りばめられた言葉をつなげていく。学問へのアプローチは自分のしたいことなのか、それとも『できる』につなげるために必須のことなのか考えながら、自分だけの言葉にしていく。最終的には周りと共有しながら、友達が考えていることも参考にしつつ、自分の言葉をさらに肉付けしていく。

授業の結果

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生徒からのコメント
「わかりやすい内容で聞きやすかったです!自分で考える時間がたくさんあっていつもはあんまり考えないことまで考えられてよかったです!ありがとうございました!!!」
「今日も朝から親に進路のことを言われあまり気分が乗らなかったのですが、今日の授業で楽しく考えることが出来たので、これからも参考にしていきたいと思います!」
「今1番モヤモヤしていたことが無くなりました!すごく今スッキリしてます!ありがとうございました!」

授業の総評

今回の授業はコロナの影響もあり、時短授業の中でありながらも盛りだくさんのコンテンツとなってしまいました。アンケート自体はそこまで悪くないものの、おそらくすべての内容を自分の中で逐次落とし込みながら進めた子は多くないと思います。3回授業くらいでゆっくりやれれば、もっと発見が多くなるような気もしました。とはいえ、1授業2コマという枠の中で、インパクトを与え、今後の自分の進路選択の参考とするためには、削りきれない部分も多く、スリム化を図りながら同様の効果性を持たせていくというが命題となります。

Japan Education Labは今後も、学校ごとに授業をデザインするという強みを生かして事業を展開・推進し、授業づくりや授業後の評価数値など、先生方にとって有益な情報をまとめていこうと考えております。

これからの取り組みも、ぜひこのnoteでチェックしていただけますと幸いです。

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