【数学IA①計画の立て方】《IBDPアドバイス・対策・コツ》
本日は数学IAの計画の立て方を紹介していきます!
私の数学の先生曰く、数学のIAは簡単だそうです。
「探究活動を数学に当てはめるだけ」
なんだそうです…。
いや、数学IAなんて何すればいいか分かんないって怒
というのが私の反応でした。
数学が得意が数学の先生からしたら、
数学IAなんて朝飯前とか、超簡単とか思っているんでしょうね泣
でも、数学が苦手な人からしたら、
数学IAって聞くと引け目を感じるのは当たり前です。
本記事では特に数学が苦手な人、学校であまり指導してくれない人向けに
IAの計画の立て方を紹介していきます。
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IB Mathematics(数学)IAについて
私はIBDPの数学の中でも、
Mathematics Analysis and Approaches Standard Level
を受講していました。
普段は数学SL、数学AASLという風に呼ばれています。
数学IAの概要は私が大好きなEdubalからご覧ください。
↓↓記事はこちら
Mathematics(数学)IAの執筆計画
高校2年生(DP1年生)
4月 始業
⇩ なるべく早めに数学の範囲をカバーする
⇩ 授業でIAについて説明(各自でトピックを考える)
11月 統計の分野を探究(エクセル等でエクササイズ)
12月 トピック探し
高校3年生(DP2年生)
1月 トピック探し/確定
3月 データ集め/エクセル入力
4月 IAテーマ決定チェックリスト
データ集め/分析/仮説検証
6月 第一草稿完成
7月 面談
8月 第二草稿(22日)
第三草稿(24日)
第四草稿(24日)
9月 第五草稿(13日)
第六草稿(16日)
体裁整える/指定されたファイル名に直す等
10月 IBO(International Baccalaureate Organization)に提出!
という感じで9か月ほどかかりました。
数学は比較的IAの開始時期が遅かったです。
どの数学の分野を使うかは、全てを学習してから決定するものなので、
多少遅くても大丈夫だと思います(多分)
※他のIB校がどういうスケジュールで進めているのか把握できていないので、各自学校の指示に従うようにしましょう。
他校でどういうスケジュールなのか共有してくれる方がいたら嬉しいです!
計画の立て方
ここから先は少し【歴史IA】と似た感じになっていますが、
しっかり数学用に変わっています!
計画の必要性
数学IAは他の教科と比べて短期的に取り組めるIAです。
ですが、選ぶ分野やトピックによって行き詰まることもあるので、
その点も加味した上で計画を立てるとスムーズに執筆できます!
先生や学校側が既にプランを立てているのであればそれに従いましょう!
しかし、自分で計画を立てることで将来の役にも立ちます。
①いつまでに完成するのかを決める
最終日から逆算しいつまでに完成するのかをDP1年生のうちに決めます。
※IBOに提出するのは基本的にDP2年目の10月
私はDP2年目の夏休み中には完成させることにしました。
計画を立てたのは高2の12月で、
期限までに書き終わせることができるか心配でした。
②学習済みの範囲を確認
私の学校では「統計分野」をトピックにする人が多いので、
統計を早めに学習して、微分積分の学習は3年生に回していたそうです。
私の代の先生は特に計画的で微分積分以外の範囲は全てDP1年(高2)で
終えることができていました。
他のIB校の方々はどういう風に授業が進んでいるのか気になります。
(誰かいませんかー?)
少し脱線しましたが、メモ帳等に既習した範囲をリストアップします。
次にリストの隣にその数学でできることを書きます。
例)
※あくまでも例です。
⑴数列・・・・事象のパターン化、数列を作って値を予測する
⑵関数・・・・動作のグラフ化、
⑶確率・・・・出来事の予想
⑷統計・・・・出来事の相関
という感じでどんどん書き足していきます。
ここでは自分のアイデアではなく、教科書のExcerciseや発展問題で
どのような数学の使い方をしたのかに焦点を当てます。
数列分野であれば、預金に関する問題が多く出てきます。
「そういえば、数列を作って何年後の預金額を求める問題あったなあ」
という風に解いた問題を振り返りながら、書いていきましょう。
③月ごとの計画を立てる
作成したメモの中からできそうな分野を考えます。
(複数あってもOK!確定してなくてもOK!)
そして月ごとの計画を立てていきます。
私はIAのトピックを決める前に
候補分野の仮IAを行いました。
また、仮説失敗予備期間を設けておくと良いです。
数学IAはこうなるだろうと予測をすることが多いですが、
仮説通りにはいかないことが多いです。
私は統計分野のIAのときに、予想していた相関関係にならなくて
一からやり直すということがありました。
だからこそ予備期間はあった方が良いと思います。
以下のオススメ計画はそれらの期間も含めた計画です。
参考までにどうぞ!
オススメ計画
⑴候補分野お試し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2か月
⑵データ・値収集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3か月
⑶仮説検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2か月
⑷仮説失敗予備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月
⑸参考文献の書き方・セクションの分け方を調べる・・・・0か月
⑹草稿を書き始める・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月
⑺推敲を繰り返す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月
⑴は計画を立てたあとすぐに集中して取り組む。
トピックが決定したら、⑵にすぐ移る。
⑶、⑷はメンタルケアもしっかりする。(イライラしがち、落ち込みがち)
上記のものが完璧にできたなら、⑹に移る。(⑹には時間をかける)
⑸は早めにやっておく。(日頃の課題のときから意識しておけば、⑸にそこまで時間をかけなくて済む)
⑶が終わったらすぐさま⑹、⑺に取り掛かる。
間が空いてしまうと意見や書こうとしていたことを忘れてしまう。
人間の脳は情報をすぐ忘れてしまう💦
とにかく、⑺までは一気に取り掛かりましょう。
この計画通りに進めれば、10か月以下で終わります。
文字数の制限はなく、ページ数制限なのでレイアウトにも気を使う必要があります。だからこそテキパキと進めた方が良いと思います。
そう!数学のIAにはレイアウトも大事なんです。
グラフの色使いとか…表の作り方とか…
それらについてはまた違う記事で載せます!
まとめ
本日は【数学IA計画の立て方】を紹介しました。
候補分野のお試し期間のある計画は良い計画だと思いますかね?
数学は苦手意識を持ってしまうと思いますが、しっかり計画を立てれば誰にでも乗り越えられます。
一緒に頑張りましょう!
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