お客様目線、お客様の立場にたつという事とお客様の要望を聞くという事は同義ではない =こちらから提案していく=
イベントの日程期間について。
以前、月にイベントを1回、そしてそれを1週間くらいやっていました。
その後、イベント回数を多くしていきましたが、逆にイベント3日目以降の集客の落ち込みが目立つようになりました。
イベント期間1週間だったイベントは今は3日〜4日です。
意図としては、イベントは非日常の「祭り」にしたいと思っているからです。
それが日数を短くした経緯です。
人がいない祭りほど寂しいものはない。
ひと言で言うと
限られたリソース、(商品、スタッフ、顧客)を薄めないために、なるべく短い日程で行いたい、そう考えています。
では、お客様目線ではどうか?
この場合、お客様にとってはイベント日数がなるべく多いほうが都合が良いという声が必ず出てきます。
ある店舗の店長には「その日が夜まで仕事の方には、もう来るなという事ですね」と言われたこともありました。
お客様目線、お客様の立場にたつという事とお客様の要望を聞くという事は同義ではないと考えます。
いつも言うことですが、お店にとって都合が良いことはお客様にとって都合が悪いことが多い。
逆に、お客様に取って都合が良いことはお店にとって不都合なことが多いです。
例を挙げるまでもなく、お客様はいつでも買えて、いつもセールが良いです。
でもそれはできない。
「お客様は神様です。」
と変な言葉を流布した歌手がいます。
神様なら絶対ですね。
従わなくてはならない。
この言葉のせいで世界例を見ないくらい日本は消費者が非常に強くなったと思います。
そういった面で彼の罪は重い。
お店とお客様は主従関係はなく、パートナーと考えます。
例えばミュージシャンがファンのニーズを聞くでしょうか?
つまらなそうな曲ができそうです。
関係は主従ではない。
場末の温泉で昔のヒット曲を物憂げに歌っている今は売れない演歌歌手ならそのような要望に応えるかも知れませんが・・・。
ロッカーは自分のロックンロールをやり、それにファンが付く。
要望を聞くと言うよりは、こちらから提案していく。
その提案に手を挙げてくれたお客様には精一杯もてなす。
アパレルも一緒。
これが理想です。