デジゲー博2021でワクワクしたゲーム(8)~『蛮勇戦域バルバリオン』で感じた静と動のメリハリが利いた骨太なアクション性~
デジゲー博2021でワクワクしたゲームを語る感想文その8。初回の記事で述べたように勢いで書き始めた感想ですが、とりあえず書き上げたぶんは今回の『蛮勇戦域バルバリオン』が最後です。
画像が1枚もないので寂しい記事ですが、ゲーム内容が気になる方は、ぜひ開発者さんのページやSNSを確認していただけると!
Y-07 POLYGONOMICONさん/『蛮勇戦域バルバリオン』
ヌルヌル動く筋骨隆々のキャラが剣戟で火花を散らす! 試遊待ちに見たゲームの光景はド派手で、人が多い会場の景観と相まってか、アーケードゲームの順番待ちをしているような感覚がオーバーラップした――というのが第一印象でした。自分だけかもしれませんが。
ただ、そんな事がふと頭に浮かぶくらい、グラフィックや技のアニメーションのクオリティが高いと思います。他の人のゲームプレイを眺めるだけでも見栄えがするんですよね。
公式サイト等でコンセプトを拝見すると「“操作できるアニメチャンバラ”を目標にした3D剣戟アクション」と書いてあり、なるほどと膝を叩きたくなります。
アクション的には静と動のメリハリがあり、いわゆるジャンケン的な駆け引きもあって、土台のしっかりしたストイックなゲーム性だと感じました。敵が守るか攻めてくるか、それにどんな対応をするか、仕掛けるか。操作しながら頭の中で考えることは多めです。
もちろんそれが楽しさを感じる部分で、見栄えのするモーションや演出と合わさって、自分の狙った動きが決まった時の爽快感がいい! これは上手くなればなるほど、アドレナリンが吹き出そうな予感がします。
最近は流れるような動きのハイスピードアクションが流行りな感もありますが、チャンバラの睨み合い、その時に頭の中を巡る駆け引き、読みの当たりに達成感を覚える演出の派手さなど、地に足の付いたアクション性というか、遊んでみて骨太さを感じるゲームでした。
バトルのシチュエーションも、1対1で切り結ぶ真剣勝負感あふれる戦いから、多人数を相手に立ち回るおもしろさまで、チャンバラの醍醐味をしっかりと体験できた感じです。
公式サイトを見ると、これについても「格闘ゲームのような駆け引きとアクションゲームのようなバトルバリエーションの両立をゴールとして」と書かれていて、やはり頷いたところです。
遊んだ人の感想と公式サイトに書かれていることが一致するということは、逆に言うと目指していることを実現できているのだと思います。
公開中の映像を見るだけでもクオリティの高さを感じ取れるゲームだと思うので、公式サイトやTwitterを確認すると、心の琴線に触れる人は多そうです。正直、何も知らない人にトレーラーを見せて、有名ゲームメーカーの手掛けるフルプライスの新作ゲームだと伝えても、相手は信じてしまうんじゃないでしょうか(笑)。
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