1月8日のブルース(ベンアフ)に続いてアルフレッドまでも…。
1月13日のVarietyの記事より。
Jeremy Irons on Netflix’s ‘Munich’ and Why He Hasn’t Seen ‘The Snyder Cut’ ジェレミーアイアンズが語るNetflixでの新作『ミュンヘン』とスナイダーカットを観ていない理由
記事は無難に、ネトフリの新作『Munich: The Edge of War』のプロモーションから始まります。ロバート・ハリスの小説を原作として、1938年のミュンヘン協定でドイツに対し宥和政策を取った英国首相チェンバレンをアイアンズは演じるそうで、本作では一般的には第二次世界大戦を引き起こした原因だと批判されやすい同協定について、チェンバレンは第一世界大戦の虐殺の再発を防ぐために最後まで戦争勃発を食い止めようと奮闘したという物語を描くそうです。
しかしそこはVarietyです。これまで幾度となくスナイダーカットを擁護する記事を発信し続けてきた本誌が、アイアンズにインタビューしておいてスナイダーカットに言及しないで済むはずがありません。直前にはアフレックもお気持ちを表明しているんです。獲れ高無しでは記者も帰れません。笑。
映画が劇場公開からストリーミング配信に移り変わることについての質問をワンクッション入れた後で (←これ個人的にはめちゃオモロイ)、いよいよVaritetyの記者はスナイダーカットに切り込みます。
Ten years ago a movie like “Munich: The Edge of War” would premiere exclusively in cinemas. Now, it will mostly be viewed on Netflix. What do you make of that shift? 10年前なら本作のような映画は劇場でプレミア公開されました。しかし今やネットフリックスが全盛の時代です。どのようにお考えですか? Things change. The golden age of cinema is over. I think it will still be a wonderful place to go, so I don’t think cinemas will die out completely. 物事は移り変わるものです。シネマ(劇場で見る映画)の黄金時代は終わったと言えるでしょう。ただ私はそのような場所に出掛けることはいまだに素晴らしいと思いますから、シネマが完全に無くなるとは思いませんが。
記者の心の声:よし、行くなら今や!
You played Alfred Pennyworth in “Justice League.” Have you watched “The Snyder Cut” ? ジャスティスリーグではアルフレッド・ペニーワースを演じられましたね。あなたはスナイダーカットはご覧になりましたか? Strangely, I think I have it and I haven’t seen it. I shall have to hunt it out and see if I have it somewhere online or on a DVD. I remember talking to Zack [Snyder] before he did it and being very interested to see what he came up with. It couldn’t have been worse. 変な話なんですが、持ってると思うのですが、まだ観てはいないんです。ちょっと正確なことは家に帰ってオンラインなのかDVDなのか確かめないと分からないですけど。まだザックが作業に取り掛かる前に、彼と話したことがあるんだけど、これは面白くなりそうだと思いました。あれ以上悪くなるわけないですから。You mean “Justice League” couldn’t have been worse? えっと、ジャスティスリーグ(2017年版)はこれ以上悪くならない(最低だ)と仰ってますか? I don’t think it could have been, could it? あれ以上悪くなる余地はないでしょう。あなたはどう思いましたか?I thought it was dreadful. とても酷いと思いました。 Well, so did I. そうでしょう、私もですよ。
最低と認める発言キターーー!笑。
この相手に言いたいことを言わせて、自分は相槌しか打たないのも大人の言葉選びという感じで格好良いですね。ジェレミー・アイアンズ、見た目だけでなく中身まで渋いです。
なおベン・アフレックの発言はこちら です。
公開から時間も経ってきて、少しずつキャストの発言や評価が聞こえ始めましたね。今後も出てくるのか注目していきたいと思います。
了。