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ブラックアダムのリーク動画を見てしまいました【翻訳】【考察】【感想】

ブラックアダムのネタバレです。
ガチのネタバレなので自己責任で読んでください。

私はリーク動画を見ました。

動画は速攻で消されたので本物でしょう。

セリフも聞こえました。
音楽も聞こえました。

ネタバレ配慮のために
ここまで字数を稼いできたけど、
そろそろ感想を書きますよ。

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さて。行きますか。

▼リーク動画の解説:

ブラックアダムにヘンリー・カヴィルがスーパーマンで登場しました。

お見せしますよ。

ジャジャーン!

試写会の隠し撮りなので、画質が悪いものしか出回っていません。笑

まずは
登場シーンの内容を
詳しくご説明しましょう。


まずは暗闇に霧がかかっています。
そして最初に聞き馴染みのあるカヴィルの声が聴こえてきます。

"It's been a while since anyone's made the world this nervous... Black Adam."
世界がこんな危険な状態になったのは久しぶりだよ…ブラックアダム。

「ブラックアダム」と言うと同時に霧が晴れます。
カヴィルの尊顔が現れます。
会場は割れんばかりの大歓声。
当のカヴィルは、物静かですが、険しい表情です。

少しだけ間をあけてカヴィルが言います。

"We should talk."
ちょっと話そうか。

カットが切り替わってロックの顔のクローズアップになります。
あのいつもの決まったフェイスです。
ロックは無言のままです。
音楽の緊張感がぐいぐい高まっていき
ロックが何かを言おうとしたとき…!

そこで画面がドンっと暗転して
エンドクレジットが始まります。


これからアダムとスプスが対決するようにも見えるし、
何か大きな脅威に二人で協力して挑む作戦会議にも見えるし、
まあ、それは『今後のお楽しみ』でしょうね。

追記)2022年10月23日
この直前の場面も確認できたので追記しておきます。

テレビみたいなもの見つめるブラックアダム。
アマンダ・ウォーラー:
"Okay, Black Adam. My name is Amanda Waller. Congratulations; you have my attention. This is gonna be your only warning... You don't wanna stay in my prison, that's fine. Kahndaq is your prison now. You step one foot outside of it, you will not live to regret it."
いいわ、ブラックアダム。私はアマンダ・ウォーラーよ。おめでとう。あなたは私の目に留まったわ。これは警告になるけど…もし私の刑務所で寝泊まりするのが嫌なら、別にいいわ。今やカンダックがあなたの刑務所。もし一歩でも外に出たら、あなたの命はないわよ。
ブラックアダム:
"There's no one on this planet that can stop me."
この惑星に俺を止められる者は居ないぞ。
アマンダ・ウォーラー:
"I can call in a favor and send in people who aren't from this planet."
この惑星の外からでも呼び出せる人達が居るわ。
ブラックアダム:
"Send them all."
全員まとめて送ってみろよ。
アマンダ・ウォーラー:
"As you wish."
お望み通りに。
ここで怒ったのかテレビをビームで壊すブラックアダム。
そして、その煙の向こう側から…

という流れだったので
ブラックアダムVSスーパーマン
だと見做して、ほぼ間違いなさそうです。

というかスプスもタスクフォースXに入ったんですね…
ブラッドスポルトにICU送りにされた後は
政府の管理下に組み込まれたのでしょうか。
それともクラークは何か弱みを握られたのでしょうか。(苦笑)

ここまでがリーク動画の解説です。

では

ここから私の率直な感想を書いていきます。
私は細かく分けて、全て是々非々で判断する人です。
少しでも否定的な意見を見たくない人は
この記事の高評価ボタン(♡)だけ押して
すぐブラウザバックしてください。

役に立ったなら高評価くらい押していけよな、本当に。

怒らず最後まで読める知性を持った方にだけ
ここから先を読んでいただきたいです。(ひろゆき風)

▼私の感想:

最悪です。

これは完全にダメな案件です。

私にとっては、これは最悪です。

カヴィルが登場するのには反対しません。

でも登場の仕方は最悪でした。

スーツの色に私は文句ありません。
別にブラックでもブルーでもとやかく言いません。
(ブラックアダムと衣装被りするからブルーにしただけでしょう)

と言うのも、それ以前の問題が多すぎるからです。(笑)

問題の一つは音楽です。
完全にジョン・ウィリアムズでした。

一応、マイナー調にアレンジされていましたが、
主旋律がジョン・ウィリアムズのものでした。
テンポが少し遅くなっているので
ジョスティスリーグよりは分かりにくいですが。
とはいえ、
ハンス・ジマー作曲のテーマを使わなかった時点で私の評価は0点です。

次に出演時間です。

カヴィルの総出演時間は10秒未満です。

そのままエンドクレジットが始まったので
これはミッドクレジットシーンである可能性が99%以上です。

こんな僅か10秒未満のオマケ映像のために
2時間の映画を観に行くなんてアホらしくて
私には出来ません。

要するに、カヴィルスプスを客寄せパンダにしてるだけです。

馬鹿にするんじゃねえぞ。

ドウェイン・ジョンソンも地に落ちたもんだな。

そもそも最近の彼は
予告編映像が「イエローフィルターだ」と炎上したら
カラーコレクションをあっさり変更して。

*これはファンメイドだが実際に同じように修正された。

別の予告編で不用意にジョスティスリーグの
ステッペンウルフの映像を使ってしまったら
僅か数時間のうちに差し替え版の予告編をアップして。

*最初から2パターン準備していたとしか思えない速さ。

スナイダーカルトの気持ちを弄ぶような
匂わせ発言を連発して。

DCEUをめぐる一連のロック様の言動は
もう完全にポピュリズム志向になってしまっていて、
彼に信念があるのかどうかもよく分かりません。

ぶっちゃけ、
選挙で奇抜なことを言って票を集める
山本●郎や立●孝志らの少数派野党の戦い方と大差ないです。

WWE絶対王者のロック様が聞いて呆れます。
視聴者に媚び売りまくり状態で
もう見ちゃいられません。
いや、そもそも人心掌握こそがプロレスの本質か。

逆に、最近の「ロック様は分かってる!」と信じてる人達は
コロッと騙されてるようにしか私には見えません。
誰もそんなこと公式には言ってないのに
「DCEUはかつての姿に戻る!」
とか本気なのかギャグなのか、よく分かりませんが
むしろ、こっちが恥ずかしくなります。(苦笑)

補足)ロック様は「DCは新しい時代に入る」としか言ってません。
It takes care the fans. That's what you want to live, what you want to be. So, yes, phone calls, meetings, but, man, it was years. This was 6 years to get that them. I'm gonna say that again. SIX YEARS we first tried to talking about this. And the caps say no. Now that leadership isn't there any more. Ha-ha-ha. Cause we're sure we're in NEW ERA in DC universe.
ファンを大事にするってことさ。それがあるべき姿だろ。だから電話とか会議とか色々したけど何年も掛かった。6年掛かったよ、ここに来るまで。もう一度言うよ。6年も掛かったんだ、最初にこの話を持ちかけた時からね。当時の首脳陣はNOと言った。今じゃ(ワーナーがディスカバリーに買収されて)彼らは居なくなってしまった。(笑)DCユニバースは新しい時代に突入したのさ。

https://twitter.com/AjepArts/status/1581040406909050880

どんな形であれヘンリー・カヴィルが出演すること
に喜んでいる人達は、まあそれで良いと思います。
それを喜ぶこと自体は悪いことではないです。
スーパーマンの彼が見れたらハッピー!
それで良いじゃないですか。

もう少し本質的なことを言うと、喜ぶ人達に、
私から「喜ぶな」と言って強制させる筋合いは無いのです。
だから彼らが喜ぶのは自由です。
日本国憲法にも思想信条の自由が保障されていますからね。
お好きにどうぞ。

ただ、私からすれば
スナイダーバースとは異なるバージョンと思われる
スーパーマンとしてカヴィルが召集されてしまい
より一層、現在のワーナーのDCスパゲッティ世界を
混乱加速する一手を打ってしまったことは
改善どころか、むしろ事態を悪化させていると感じるのです。

無理に繋げようとしないで
それぞれ別々に作るのが一番平和な方法なのに、
愚かなものです。

その証拠としてザバとジョーカーは非常に上手くやってるじゃないですか。
ブラックアダムにはまだその道が残されていたのに
(呪われたハマダバースから距離を置いて生きる道があったのに)
その場凌ぎの人気取りのためにカヴィルを召集したロック様の判断ミス。
それが(現時点での)私の意見です。


いや、ちょっと冷静になりましょう。

私と異なる意見の方々のために幾つか助け舟も出しておきましょう。

一つの可能性としては、
「その場凌ぎ」をしなきゃいけないくらい現在のDCEUは危険で、
(つまり予算に対して売り上げが少なくお金が無い)
(DC以外にもWBDは大量のプロジェクトを中止してる)
だからこそ今回のロック様の判断は正しい
(客寄せパンダ批判とか気にしてる場合じゃない)
(実際に話題になって集客効果が出そうである)
という見方もあります。

*今年の後半に公開された映画でワーナーが自社グループで制作できたのは2本のみ。

またもう一つの可能性として、
リークした試写会の盗撮動画では
ポストクレジットを見た観客が歓喜で叫んでいたので
普通に映画本編だけで大満足できる素晴らしい映画である。
そこにプラスアルファでカヴィルを上乗せしただけ。
という解釈もできます。

私がここで批判しているのは
ロック様が人気取りのためにカヴィルスプスを安売りしたこと
であり
映画本編や俳優に対する評価ではありません。

人気や話題と、内容や品質は別の話です。

実際にこれまでロック様がクリエイティブコントロールを
握った映画で大きく失敗してきたものは一度も無かったので、
本作『ブラックアダム』もエンタメ映画として上質な可能性は高いです。
なので映画を楽しみにされてきた方には
そのまま楽しんでいいただきたいと思います。

そして、最後の可能性として、
「カヴィルスプスが見れれば何でも良いんや!」
と仰る方は、私の意見など気に掛ける必要はありません。
ご自由にどうぞ。
願いが叶って良かったですね。
本心からそう思います。(嫌味ではありません)
意見の不一致を、私は認めるスタンスです。

私が好きなのはSnyderverseだけ。
(あとJoker続編はちょっと期待してる)
でもブラックアダムのスプスはそれと別物っぽいから感心できない。
現実面では、カヴィルのスケジュールがそっちに取られるのは不本意だ。
…というだけです。

ここらへんの考え方は
以前に別の記事で述べたものと基本的には同じです。
考察:いまはバットフレックが復帰するべきではない理由

ちなみに。

私の敬愛するザック・スナイダー監督ですが
現在はNetflixのRebel Moonで多忙を極めているので
まあSnyderverseの制作なんてしばらくは
どう考えたってスケジュール的に不可能なんですよね。
なので、「お茶を濁すようなDC映画(私から見れば)」が
しばらく続くのはまあ仕方ないというか、
受け入れるしかないだろうと諦観しております。
シンプルに私が見なければ良いだけなので問題ありません。

そしてDCEU開始から既に10年が経過してます。
俳優の加齢も考慮すると、スナイダー版の実写映画での続編制作は
かなり厳しいんじゃないかと正直思ってます。
まあジャスティスリーグ2は舞台が数年後の荒廃した世界なので
どうとでも出来るような気もしますけど
長寿民族であるアマゾン族を演じるガル・ガドットが
どこまで若さと美貌をキープできるかが
今後の鍵になると覚悟しております。
つまり由美かおる(水戸黄門)になる必要があります。
マスクで顔を隠さない俳優は
キャスト変更も視野に入れるべきかもしれません。

*キャプテンマーベルみたいにCG使えば大丈夫かな。笑

補足)更に付け加えるなら、アンバー・ハード、エズラ・ミラー、ウィル・スミスの3名をこのまま起用し続けられるのかは非常にセンシティブな課題です。普通の映画ならともかく、ヒーロー映画である以上は、子供の規範となるべき人物であることを求められるので。
加えてドウェイン・ジョンソンは撮影現場でのヴィン・ディーゼルの態度の悪さに抗議して一時はワイルド・スピード崩壊の危機にまでなりましたからね。彼に言わせる所の「新時代のDCユニバース」に於いて、復帰を望むファンの声を優先するのか、子供への教育的影響を考慮するのか、どんな答えを出すのかはもうすぐ判明するでしょう。

▼雑談(フェイク画像):

実は私が最初に見たのはリーク動画そのものではなくて。

リーク動画をもとに作ったフェイク画像でした。

ええと…ジョン・トラヴォルタですか?笑

この『髪の毛をシャーロックの形に変えたネタ画像』を見て、
まーたくだらない画像を作ってるバカがいたぞ。
と私は爆笑しながら引用リツイートしたのですが、
これがどうにも本物のリーク画像にソックリで、
しかも髪型に無頓着な人が見たら同じ物にも見えかねない
と知った時にはビビりました。
慌ててツイ消ししましたが、今回は判断ミスでした。
意図せず見せてしまった人達には申し訳ありません。

本物のリーク画像を加工して作ったとは推理できませんでした。

詳しく説明すると却ってネタバレを加速するだけなので
Twitter上では言及せず、こちらに書かせていただきました。

日本公開直前は気をつけたほうが良いと反省しました。

了。

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まいるず
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