トナラー被害者の会
先日に悪質なトナラーの被害に遭った方のTLがちょっと面白かった(笑い事ではない)ので纏めておきます。
なんとトナラー本人の顔写真まで公開しています。(笑)
ここまでするということは、相当な怒りを感じたのでしょう。
この方の証言が事実なら、かなり悪質なので、東京エリアの映画館やTOHOシネマズをよく利用する方には有益な情報になるかもしれません。
後から隣の席を押さえてきた人が、、、
当日は肘掛けからガンガン攻めてくる。
控えめに言って、地獄ですね。
どんな顔をした人なんだろうと思ったら、、、
まさかの顔出し。(笑)
そして怒りは収まる様子がありません。
敵は自分自身だ!(違う)
そしてトラブル当時の経緯詳細が語られます。
嗚呼、退席してしまったんですね。
この気持ちは分かります。
え?…ちょっと待って!
映画を観ないで退席したのに、そのトナラーを正面から写真に撮ったということは…まさか映画が終わるまで劇場の外で、あのCOREDO日本橋2のエスカレーターを本人が降りてくるまで待っていたということですか??
恐るべき執念。余程、怒り心頭だったのでしょう。
まあ元々映画を観るつもりだったから予定は空いてますしね。(そういう問題じゃない)
実は私も先日にトナラー被害に遭っていて呟いていたのですが、それをこの「もっとも紳士な天使」様に下記をRTされて存在を認知しました。
予約キャンセルが可能な映画館では注意した方が良いかもです。
ちなみに何を隠そう、私が先日キャンセルしたのも同じく『午前10時の映画祭』の『ジュラシック・パーク』です。場所はTOHOシネマズではありません。もう治安が悪いイメージしかありません。恐竜なみにタチの悪い老害トナラー続出って感じですな。(笑)
●トナラー被害には悪臭タイプも:
こちらも同じく「もっとも紳士な天使」様がRTしていたものです。
風呂入ってなさそうな人達?
クサイのはツライですね。
トナラーじゃなくても近くに座った外国人の体臭がやたら強くて不快だったことなら私にもあります。あいつら何食ったらあんなに臭くなれるんでしょうか。(真面目な話、食事で体臭は結構変わりますよ)
そういえば『すずめの戸締まり』で一つ開けて隣に座った見るからにアニメ好きそうな青年(おっさん)からの臭気が辛かったこともありました。ジンジャーエールのストローを鼻に刺しておこうか迷ったくらいでした。これについては同じ方角に座っていた女性が犯人かもしれませんが。でもたぶんあの青年だと思います。退出する時にその青年が座っていた椅子の前を通ったら残り香を感じましたから。(笑)
日本人らしい若い女が安物のブーツを脱いだせいで、とんでもない悪臭を振り撒いた事故も経験しました。合成皮革を使っている靴は汗に含まれる物質と化学反応を起こしやすいので注意が必要です。天然の皮やコルクのみを使っている高価な靴はあまり臭いません。また女性はストッキングを着用することも多いので、気を抜いて靴を脱ぐのは控えた方が良いでしょう。
ちなみに私が「足が臭い女」に遭遇したのはTOHOシネマズ渋谷でした。さすが渋谷!(笑)そこでしか吹替版を上映してなかったので私の中でも珍しい劇場チョイスだったのですが、あれ以来、二度と行ってません。(笑)
これまで何百回と通った映画館で悪臭被害は(私が気をつけて混雑してる回は避けるようにしているのもあるが)10回程度だと思うのでレアケースだとは思います。しかし、当たってしまうと強烈な印象を残しますね。極端な話、何の映画だったか忘れてしまっても、臭くて辛かった思いだけは残っていたりします。
映画館はいろんな人が集まる場所なので、それぞれが快適に過ごせるように、よく他人をリスペクトして、マナーよく振る舞うように努力や工夫をするべきでしょう。自宅じゃなくて、一応は公共の場所なので。
●どこまで規制(排除)すべきか:
これは言いたいことは分かります。
でも難しい問題ですよね。
トナラー問題は被害者側が逃げるケースになりがちです。
一つには「そもそもトラブル(騒ぎになること)を避けたい」というのが一番大きいと思います。「隣の席を取ること」自体はルール違反になりません。なのでクレームをつけた自分が責められるリスクも負います。従業員にトナラーが加害者であると明確に説明するのは一苦労です。
もっと言うと、そうして従業員を捕まえると、それだけ従業員の負荷にもなってしまうので悩ましいです。本来はそういう迷惑客に対処するのも従業員の仕事のうちですが、最近の映画館は経営が苦しくて従業員が少なかったり、ちゃんと良い給料払ってるのか怪しかったりするので、従業員が可哀想な気持ちも沸いてしまいます。
長期的に見れば、ちゃんとクレームを届けることで劇場の運営改善につながるので、報告はした方が良いですけどね。この「もっとも紳士な天使」様もTOHOシネマズにきちんとクレームを入れらるのが良いかと思います。アームレスト奪い合いで揉めたなら十分事案にできるでしょう。(事前にキャンセルして現場に行かなかった私とは話が異なります)
二つ目に「こういうトラブルを起こす人は障碍者や精神疾患者なのでマトモな対処が不可能である」ということが挙げられます。無意識や不注意で相手に肘が当たってしまうことは誰でも起こり得ることですが、それを注意されたらむしろ行動が悪化するというのは、健常者の反応ではありません。
このような人達には、どれだけ説明を尽くしても理解が得られるものではありません。実際に彼らがどう感じているのかは分かりません(彼らも苦しんでいるのかもしれません)が、彼らの行動までは変えることが出来ませんし、彼らの行動がこちらに迷惑をかけているのは事実です。駅構内やレストランや路上などで迷惑行為や問題行動を起こす異常者と同じで、被害者は距離をとって安全を確保し、必要に応じて警察を呼ぶしかありません。しかし映画館は時間的に余裕がない場合が多いので警察を呼ぶことは出来ず、被害者の最善の行動は「自分が席を変える」の一択になってしまいます。
特に老人の場合は、定年退職で暇になって、家族や友達を団欒する時間も持たず孤独に過ごしていると、脳が老化して認知症になり始めます。そうなると次第に社会的常識から逸脱した行動を取り始めます。これがあまり悪化して周囲の人間で対処できなくなってきたら、適切な施設に入れるなどの措置が必要になってきますが、そのレベルの対処を映画館スタッフに求めることは出来ません。
こちらも気持ちは分かりますが、上映開始までにその対応ができるのか、その対応に当たる劇場スタッフが確保できるのか、特定できて説明した所でトナラー本人が理解して素直に従うのか、という問題が山積みです。
精神異常者であれば話が通じないですし、プライドの高い老人であれば注意されたことに腹を立てて騒ぎ立てるかもしれません。あまり対処が長引くと映画上映にも支障が出てきます。残念ながら現実的に対処できるとはあまり思えません。
ただし中には劇場スタッフに口頭注意されるだけで行動を改める気弱な老人も含まれるかもしれませんから、相手の特徴をよく観察してその場で「行ける」と判断されたのであれば私は止めませんが。
これは何とも言い難いですね。シネコンでなければ、そういう映画館があっても良いような気はします。もしくは市松模様が60%埋まったら全席開放するとかね。でも並んで見たい人も多いはずなので、なかなか実現は難しいでしょうね。
●常習者を取り締まる方法について:
劇場側の対応が難しいのは先に述べた通りですが、常習性のあるトナラーについて何か策を講じたいのは見解が一致します。
理想的にはウェブ予約の履歴から、同じIDや電話番号のユーザーの過去の問題行動を洗い出して、システム的に警告したり排除したりするのが好ましいです。やはり劇場スタッフの手を煩わせるのは申し訳ないですし、上映開始までの時間が限られた映画館では【事前に対処する】のが肝要になるでしょう。
ただしトナラー問題は、複数のユーザーが絡んで発生する事象なので、現行システムのプログラム追加だけで対応するのは難しそうに思えます。
と言うのも、シンプルに【お気に入りの席ばかり予約する】や【予約を取り直して席変更する】だけではルール違反になりません。基本的にトナラー問題はパーソルスペースの個人差に起因して発生しますが、パーソナルスペースは周囲の混雑状況に応じて変化します。あるいは、後から恋人や友人が隣席を予約する場合もあるでしょうし、中央付近の良席エリアが混雑してきたから周囲の比較的空いてるエリアに変更する場合もありますし、逆にものすごく混雑してる上映回で直前まで粘って良席キャンセルを狙う場合もあるでしょう。
もしシステムで自動判定するなら…
1)周りが空席だらけなのに予約済Aの隣の席Bを取る。
2)席Aがキャンセルされたら自分も席Bをキャンセルして席Aを取り直す。
3)上記のような行動を点数などで蓄積管理して常習犯を特定する。
…という複雑なパラメーターと計算式とデータ管理になるので、かなり難しそうです。
●違反ユーザー報告システムのご提案:
一つヒントになると思うのはYouTubeやTwitterなどSNSでは一般的な報告システムです。あれは報告されたら直ちに垢BANとかではなくて、ある程度データが蓄積した時に警告や凍結といった対処が取られているものだと思われます。
なので、映画館でも「M月D日のXX時YY分の席番号Z-07さんで、****の問題行動がありました」と報告できるシステムを作れば良いと思います。最近の映画館では会員登録が一般的ですし、そもそもここで検出したい常習者は会員登録済みでしょう。もし会員登録がなくても電話番号で特定できる筈です。
そうすれば、何度もトナラーしてる人は炙り出せるでしょうし、劇場での飲食物持ち込みやスマホ操作やおしゃべりや椅子キックなどの問題行動も報告できます。むしろそのくらい軽いものから報告できるようにした方が利用者も増えて、劇場側は正しく利用実態を収集できるようになるでしょう。
これはトナラー被害者の満足度向上につながりますし、結果的にフードドリンクの売り上げアップにも繋がる可能性があります。
仮にトナラーや迷惑行為者を排除するまでには至らなくても、これまでどのくらいサイレントクレーマーが居たのかを劇場側が把握できるチャンスになります。現在は映画館の他にも娯楽がたくさんあります。そうした状況ではわざわざ声を上げてクレームを入れる前に、「この劇場では嫌な思いをしたから、もう二度と来るのはやめよう」と決意して離れてしまう客が少なからず居るはずです。
もう一度書きますけど、現代社会では映画館の他にもレジャーやエンタメはたくさんあります。如何にしてサイレントクレーマーを救い出して、リピーターを確保するかが重要なのです。
特に私はガサラーが嫌いです。やつら決まって映画が始まった直後にビニール袋から菓子類を出してガサガサ音を立てるんですよね。映画の序盤は世界に入り込むために一番重要だし、セリフではなくて環境音だけで重要な情報を出している作品だってあるのに。風とか、吐息とか、足音とか。なんでそういう時にガサゴソ音を立てるんだよ、台無しだよ。
どうでしょう、これを読んでいる劇場関係者の方、報告システムの導入を考えていただけないでしょうか?(読者で、関係者に繋がっている人は是非このnoteを共有してあげてください。お願いします)
●トナラー被害者の会:
以上は「もっとも紳士な天使」様がRTしたものです。
せっかくなので、私もトナラーでTwitter検索して気になったのを貼っておきます。
投稿日付に着目してください。これらはほんの1日2日に書き込まれたものです。全国各地で被害は起きています。私だってトナラーに遭うことはありますが毎回Twitterに書き込んだりしません。つまり実態はもっと大量に存在するということです。こういう、決して映画館まで直接は届かないけど、確実に不満は募っていきます。
例えば、あなたが外食したときに「味や量のわりに料理がちょっと高いな」と思ったり「他の客が行儀悪くて、うるさくて嫌だな」と思ったりしたときに、わざわざ店員を呼びつけてクレームを入れますか?
入れませんよね。
でも、その店にはあまり行かなくなりますよね。
これがサイレントクレーマーです。
彼らは他の店に行けば良いので、黙ってその店から去るのです。
映画が好きで映画館によく行く人ほどトナラーの被害に遭うリスクは高まります。つまりトナラーを放置すれば、映画好きほど映画館から離れて行く可能性が高まるのです。映画館を卒業して自宅鑑賞に切り替えます。もしくは映画以外の趣味を見つけるかもしれません。
そんなので劇場運営側は良いんですかね?
●まとめ:
「もっとも紳士な天使」様は優しいですね。
この方がそう仰るのは、おそらく中央の席を好んで利用されるからだと思われます。前後左右のバランスが良いと、視線が観やすいだけでなく、サウンドデザインを一番忠実に体験できる強みがあります。箱の大きさにもよりますが、あまり巨大なスクリーンだと、末席に座るとスピーカーが近すぎて支障になることがあります。
だからこそお互いにマナーを守って、最高の状態で鑑賞しましょうという博愛精神あふれる方ですね。
これには同意します。初めこそ少し緊張しますが、じっと画面に集中してくれるなら、映画が始まってしまえば、そこから先は自分とスクリーンだけの世界になります。むしろ1席空けていても沈黙のシーンで無神経にボリボリ音を立ててポップコーンを食べる輩や、静かに悪臭を放つ輩や、一つ前の席でやたら首を動かす癖のある落ち着きのない輩よりは、よほどマシでしょう。
●写真掲載について:
この記事で紹介したトナラーの写真ですが、プライバシーの懸念もありますが、この被害内容が事実ならば公益性もありそう(顔を見た人が被害回避のために座席変更を従業員に相談するなどもできる)なので、まあ氏名までは公開してませんし、この個人情報レベルで止まるなら相殺できるレベルかなと私は判断しております。
Twitterからの外部リンクにしておくので、本人が取り下げ(ツイ消し)たらこのnoteでも写真は表示されなくなるでしょう。
なお当該アカウント自体は平成27年5月から存在していたようですが、書き込みが始まったのは令和5年4月21日です。それまで「見る専」だったのに、トナラー被害をきっかけに情報発信側に変わったということでしょうか?そうだとしたら凄いですね。
了。