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10月に観た新作映画
令和5年10月に観た新作映画は8(+6)本。
フェイバリットTOP3は…
🥇:ザ・クリエイター
🥈:イコライザー3
🥉:ほつれる
4:キリエのうた
5:ドミノ
6:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
7:ペイン・ハスラー
8:唄う六人の女
あえて順位をつけたので『唄う六人の女』が最下位になりましたが、かなり面白い映画でしたよ。瞬間最大風速ではもう少し上の順位に入ります。
初鑑賞の旧作では『女王陛下の007』が最高でした。これまで見逃してきたことを後悔するレベルで面白かったですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1698763307569-1FGAJve4Hd.png?width=1200)
以下、観賞後のツイートを引用しながら、一言添えていきます。(*ブラウザのリーダー機能によってはツイートが表示されない場合があります)
▼●私を愛したスパイ
『007/私を愛したスパイ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 6, 2023
事前知識ゼロで観たのでソ連の凄腕スパイの登場シーンで意表を突かれた。笑
スキー、サメ、砂漠、列車、ヘリ、潜水艦…CGがない時代だからこその多彩なロケ撮影と特撮が素晴らしい。クライマックスの大掛かりなセットも良いが、冒頭の雪山のシーンが私は一番楽しかった。 pic.twitter.com/x0MJDq0bTD
このボンドは胸毛がありませんでした。
▼ほつれる
『ほつれる』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 4, 2023
加藤拓也の見事な監督脚本。門脇麦の女優力が炸裂。不倫で関係が崩れはじめた夫婦。一度ほつれたら、もう元には戻せないのか。悪気は無いのにモラハラになる夫の描写も、本人は自覚なさそうだけどマトモに会話できない妻の描写も、どちらもリアルで観てて嫌気が差した。(*褒め言葉です) pic.twitter.com/p4jLc5qiK7
9月キャリーオーバーで観ました。
▼●ゴールデンアイ
『007/ゴールデンアイ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 7, 2023
1995年公開作品。冒頭からBGMの雰囲気が『レオン』と似てるなーと思ったら、エリック・セラの名前がクレジットされてて嬉しくなった。
実物の戦車を使用したカーチェイスが最高すぎるので劇場観覧できてラッキーだった。やっぱり物理で勝負してるアクション映画は良い。 pic.twitter.com/qXZ8tqQVG2
このボンドは胸毛がありました。毛皮なのかってくらい。(笑)
戦車カーチェイスシーンが最高でした。
▼●台風クラブ
『台風クラブ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 6, 2023
台風が持ち込んだ非日常が中学生の抑え込まれた衝動を爆発させる。まさにカオス。現代ではコンプライアンス的に不可能な撮影ばかりで強烈。4Kレストアと劇場上映してくれて感謝。
しかし「わあ金閣寺みたい」というセリフには味があったなあ。すっかり忘れてたから。 pic.twitter.com/FVFaEedA5D
すごいエネルギーを感じる映画でした。
ユーロスペース渋谷は初めて行ったなあ。椅子が硬くて快適でした。
▼●女王陛下の007
『女王陛下の007』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 8, 2023
ラストの衝撃に絶句した。シリーズでは異色作とされるが、結局は呪いのような宿命が彼を引きずり戻す。その生き様はまさにジェームズ・ボンド。ジョージ・レーゼンビーの高身長かつ超細身が華麗に彩る。撮影技術なのか保存状態なのか今回の4K上映の中でも特に美しいと感じた。 pic.twitter.com/0Eny0aApaM
これは面白かったですね〜。今回の再上映で「全部は観れなくてもこれだけは観ておきたいナンバーワン」でしたが、結果的に最後に観ることになりました。全ては『ロシアより愛をこめて』が素晴らしかったせいですよ。新作に使う時間をこちらに回しました。
というわけで…
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 8, 2023
🅑🅞🅝🅓 𝒊𝒔 🅑🅐🅒🅚 𝒊𝒏 ❹🅚
第1弾全5作、劇場観覧できました!
私のフェイバリット度は…
ゴールデンアイ ★★★★
私を愛したスパイ ★★★
ロシアより愛をこめて ★★★★★
女王陛下の007 ★★★★★
007は二度死ぬ ★★
第2弾も期待😎 pic.twitter.com/0TmAcWc4iT
▼イコライザー THE FINAL
『イコライザー THE FINAL』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 21, 2023
アメリカを飛び出してイタリアへ。美しい景色と、デンゼルワシントンとダコタファニングが20年前に共演した『Man on Fire』を辿るような物語を楽しめた。マッコールさんが長い階段を登って少しバテる描写があるなど、広報で最終章だと宣言している覚悟も感じた。 pic.twitter.com/6yUavClMLR
個人的フェイバリット度
マイ・ボディガード ★★★★
イコライザー ★★★★
イコライザー2 ★★★
イコライザー3 ★★★★+
![](https://assets.st-note.com/img/1698303189871-mvAPxGYRct.jpg?width=1200)
イコライザーTHE FINALを観るにあたってマッコールさんの着想元っぽい存在の『マイボディガード(Man on Fire)』を予習しておいて良かったです。いくつか似たような場面があってニヤリとしました。たぶん順番が逆でも楽しめるので、アマプラにもあるし未視聴の方にはオススメしておきます。
イコライザー三部作は撮影監督が全て異なります。過去作を並べたら、個性がかなり反映されているのを感じますね。当たり前のことだが、画が似ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1698303538616-pctPsdjxOp.jpg?width=1200)
1段目:マウロ・フィオーレ
トレーニングデイからの旧知の仲間とタッグを組んだ阿吽の呼吸。
2段目:オリヴァー・ウッド
エンタメ畑出身の大物に仕事をピンポイントで頼んだ。
3,4段目:ロバート・リチャードソン
タランティーノの右腕と協力してクラシカルで芸術的な雰囲気に。
▼●ギルバート・グレイプ
『ギルバート・グレイプ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 19, 2023
再上映で約30年ぶりに観た。記憶がほとんど消えていて新鮮だった。ディカプリオの怪演を語るなら、個人的にはこの作品を推したい。
しかし私も涙もろくなったものだと実感。いや違うか、若い頃は登場人物の痛みや悲しみそして歓びをよく解ってなかったのだろう。 pic.twitter.com/3xNjNAsHFC
入場特典の記念撮影をしたら、奇跡のタイミングで時を超えてジョニーデップが共演しました。(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1698763436859-OsByFakR3W.jpg?width=1200)
▼ガメラ REBIRTH
『ガメラREBIRTH』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 28, 2023
ようやく完走した。前にも書いたが特撮パートは最高で、ドラマパートは苦痛。中学生に不釣り合いな言動やアニメ臭い台詞に最後まで馴染めなかった。
ただし最終話ではワクチン懐疑論的RNA逆転写やスティーブ・ジョブズなど尖ったネタが詰め込まれていて、そこは笑ってしまった。 pic.twitter.com/atEhtW5Vvz
着ぐるみの動きをそのまま3DCGに起こすあれはどうやって作画したのか気になります。
▼FUBAR
『フーバー FUBAR』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 22, 2023
シュワルツェネッガー主演のスパイドラマ。トゥルーライズのパロディ要素もあり楽しい。定年退職のアーノルドが手を焼く娘はトップガンマーヴェリックのフェニックス。メイン曲が7拍子で、これはミッションインポッシブルの5拍子を意識して作曲したんじゃないかしらと予想。笑 pic.twitter.com/4PRJLoSebz
5月公開でしたが、今更観ました。年末にかけてNetflixの未視聴映画の回収が増えますよ。(笑)
FUBAR
ミッション:インポッシブル
トップガン マーヴェリック
これ3作とも制作はスカイダンス社。そりゃ作風は似てくるし、出演俳優は重複してくるよな、という話です。
デッドレコニングでトムクルーズがヘイリーアトウェルにあわよくば世代交代を狙っているように(同シリーズは12年前に一度ジェレミーレナーに後継失敗している)、FUBARではシュワルツェネッガーの看板を借りて次世代のアクションスター女優に育てようと画策している感じがして面白いですね。
スカイダンスはモニカバルバロを推していく方針なのかしら。ビジュアルも演技も良いのでこのまま成功してほしいです。
▼ザ・クリエイター/創造者
『ザ・クリエイター/創造者』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 20, 2023
ギャレスエドワーズ節全開の無骨なSF映画。すごく純度が高くて、だからこそ渋すぎるとも言われそうだが、ゴジラやローグワンでは会社に配慮して出来なかった最後の一押しをやりきった傑作だと思う。
少し間違ってるんだけど真剣なリスペクトを感じる日本描写も楽しい。 pic.twitter.com/6RmQdDNy64
『ザ・クリエイター/創造者』はギャレスエドワーズ監督が、ローグワンの時は「俺はチキンライスを作りたいんだ!」と言ってるのにディズニーの圧力でオムライスを作らされたのを、今回は『究極のチキンライス』を作ることに集中できた感じでした。個人的には大満足です。エンドクレジットにDolby ATMOS/VISION のロゴがあったので後日ドルビーシネマで再観覧しました。
▼キリエのうた
『キリエのうた』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 21, 2023
普段は声が出ないのに歌だけは歌えるストリートミュージシャンの少女。冒頭こそ違和感が強かったけど、日付と出身地が明かされた瞬間に全ての要素が繋がって一気に引き込まれた。彼女を取り巻く数奇な運命を切り貼りしながら見せていく。
3時間あるが私にはあっという間に感じた。 pic.twitter.com/eudYwLUeAi
ロジカルに考えると無茶苦茶な部分はあるのですが、エモーションで感じる限りではとても楽しめる作品でした。『花とアリス』のような女子高生2人が戯れるシーンなど、岩井俊二の真骨頂も観られて満足しました。
▼キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 21, 2023
すぐTV+に来そうなのに劇場で観覧した。後悔はしてない。むしろ勝利を感じる。ただ登場人物が多くて覚えるのが大変だったので、先に史実や原作について調べておいた方が楽しめそうだとも感じた。
幕間の予告も含めると210分を超えるのでさすがに疲れた。笑 pic.twitter.com/abDpNAAQu3
観覧後日に知ったのですが、どうやら原作小説の途中で映画は終わっているそうです。そう聞くと、ラスト10分があのような演出になることもあるかと思えます。
いつも映画ばかりの私も、読書の秋に突入です。
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 29, 2023
図書館で借りたぜ。税金を納めてるんだからたまには有効活用しなきゃ。笑
読了期限は二週間だ。 pic.twitter.com/mvTTEW9DLJ
折角なので読んでみます。後日改めて記事にしたくなるほど面白ければ良いのですが。
▼ドミノ
『ドミノ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 27, 2023
初日に観てきたよ。この日本語タイトルは相当センスあるね!1ミリもネタバレしたくないので今は内容には言及しないわ。
一つだけ。ベンアフレックは痩せてこそいるが、顔や仕草はBVSに匹敵する超絶イケオジだしクローズアップ多めなので、彼を好きな映画ファンは観て損しないと思う。 pic.twitter.com/IY9u3Fy4l3
これは語りたくなる作品なので、別記事にします。
▼唄う六人の女
『唄う六人の女』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 30, 2023
竹野内豊と山田孝之が深い山奥に迷い込んで、なぜか謎の美女たちに監禁されて色々される物語。
最初こそ意味不明だが徐々に全体像が見えてくる。前半のさりげない不自然さも後半で上手く伏線回収されており、監督・脚本・編集を一人でこなした石橋義正の妖艶な世界観を堪能できた。 pic.twitter.com/tNcrpJunc7
岩井俊二作品と同じくロジカルに考えすぎたらダメな映画です。
予告に充満していたエロスに期待しましたが、本編はただ薄まっただけのようになってしまったのは、ちょっと残念でしたねー。脱いでも平気な女優を一人くらい配置してもっと大胆に脱がせたり、今のキャストでもとりあえず全裸で撮影だけはして後から CGの布で幻想的に隠したり、といったもう一押しが欲しかったなあとは思います。最序盤のセミを食べる水川あさみに匹敵するエログロが後半にも欲しかったです。
竹野内豊の人物像があまり語られずに、ただ彼がどんどん考えを進めて一種の悟りに入ってしまうので、置いてけぼりを喰らった気分にはなりましたね。もう少し武田玲奈のキャラを有効活用して説明できていたら、かなり印象が変わったと思います。
▼●シン・ゴジラ:オルソクロマチック
『シン・ゴジラ:オルソクロマチック』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 29, 2023
素晴らしい発色で大満足。
しかし解像度とフォーカスには正直満足できなかった。最初はモノクロ処理の過程で画質を落としたのかと思ったが、ショットによっては綺麗だったので撮影機材と技術の問題だろう。カラーだと誤魔化せるけどモノクロだと目立つね。 pic.twitter.com/5NRJxyytuZ
一応今回は旧作扱いでカウントしましょう。
最近は4K UHDが普及して、東宝でも黒澤明や本多猪四郎が極上画質で視聴できてしまうので、画像が粗く見えてしまうのは残念でしたねー。
帰宅してすぐに4K UHDで再確認したのですが、映画館で観たオルソよりも明らかに精細に見える気がします。東京現像所が名前だけで機材がクソなのか、樋口真嗣がわざと画質を落としたのか(高精細すぎるとそれはそれで狙っている雰囲気と異なるのかもしれない)、それとも日比谷宝塚劇場の映写機が調整不足だったのか…判りませんが、もう誤魔化せるような時代でもないので、そこらへんも送り手側が明言してほしいんですけどねー。
ゴジラ(1954)4K UHD
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 24, 2023
クライテリオン版Blu-rayと比較して、画像から傷が消えて、何よりも色調が統一されたことでチラつきが無くなり、圧倒的に観やすくなった。ショットによっては相当な高精細が堪能できる。
ただ個人的には、傷を綺麗に消し過ぎて味わいが淡白になってしまった感覚も正直ある。 pic.twitter.com/cPYnf0ymn5
それと映画の内容には全く関係ないのですが、、、通路側に座ってずーーーっと手を動かしたり顔を掻いたり髪を触ったりポケットから飴を取り出したり足を組み直したりしてる白髪のジジイがメチャ目障りでした。
ああいう落ち着きのない大人にはなりたくないものです。
▼ペイン・ハスラーズ
『ペイン・ハスラーズ』
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) October 30, 2023
高校中退のシングルマザー(エミリーブラント)はバーで知り合った男(クリスエヴァンス)の伝手で製薬会社の営業に転職。そこから癌の鎮痛薬の販売に奔走して人生の勝ち組に駆け上がるが、薬の副作用や契約の違法性が明るみになり始めて…という話。
実話ベースで面白い。 pic.twitter.com/NXKRXsz3VS
クリスエヴァンスに「僕はヒーローだった(I was a hero)」と台詞で言わせたり、メタ的な遊びもあって面白かったです。
▼さ〜て、来月の映画館は?
11月公開作品で気になるのは…
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男と女(10月キャリーオーバー:午前十時の映画祭)
ゴジラ−1.0(3日)
ザ・キラー(10日:Netflix)
花腐し(10日)
暗殺の森 4K(10日:午前十時の映画祭)
スキンフォード/処刑宣告(17日)
BOND 60 007 第2弾(17日)
リアリティ(18日)
レオ(22日:Netflix)
首(23日)
ブラック・レイン(24日:午前十時の映画祭)
ほかげ(25日)
実は山崎ゴジラも北野最新作もあまり気になってません。(暴露)
自宅でサブスクをたくさん観たいですかねー。
![](https://assets.st-note.com/img/1698303312601-DSC77lKoGn.jpg?width=1200)
ザ・キラー
ナポレオン
長尺の映画についてはもう自宅鑑賞で良いかな、という気持ちに最近なりつつあります。
いつでもトイレ休憩できるし。
日本語字幕を消せるし。
せっかくNetflixとTV+契約してるんだし。
Appleがいまだに配信開始日を明かしてくれないのは気がかりですが…
Appleといえばゴジラのテレビシリーズも始まりますね!
ギャレゴジと書いて思い出したが、個人的に今年のゴジラでは、山崎貴のマイゴジよりも、同じく11月にAppleTVでリリースされるドラマシリーズの方が正直期待している。
— まいるず James Miles ⚒️ (@james_miles_jp) September 13, 2023
私はレジェンダリー版ではギャレゴジが一番好きなので、作風もあのテイストだったら嬉しいな。 pic.twitter.com/wuYvXqBnYJ
来月(以降)も楽しみです。
(了)
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