見出し画像

第7頸椎に触れてみよう

前回の内容は、
脊柱の棘突起を触れる時には、
上からではなく、
側面から触れることで、
椎間がわかりやすくなります、と整理していきました。
臨床で試した方はいるでしょうか?
ぜひ、臨床で試してみてくださいね。

本日は、
頸椎や上位胸椎の重要なランドマークである
第7頸椎の触診方法について整理していきましょう。

1 第7頸椎とは?

スクリーンショット 2021-01-04 7.26.04

(引用:機能解剖学的触診技術 下肢・体幹より)

第7頸椎は隆椎とも呼ばれ、
棘突起がもっとも後方に突出している。

そのため、頸椎の中では触診がしやすい椎骨であり、
第7頸椎を基準に、
頸椎と上位胸椎をたどっていくことが臨床上多い。

2 どんな動きをする?

では、どのような動きをするのでしょうか?
よく、屈曲時にもっとも突出してくると
聞くことが多いと思いましが、
その動きを運動学で確認していきましょう。

スクリーンショット 2021-01-04 7.21.22

(引用:機能解剖学的触診技術 下肢・体幹より)

頸椎の屈曲時、第7頸椎より上位の椎骨は前上方に滑るように動きます。
この結果、第7頸椎の棘突起が突出しているようになり、
背面から目視で確認できるようになります。

3 実際の触診方法

上記でまとめたように、
頸椎を屈曲すると、
もっとも突出するのが第7頸椎の棘突起です。

その上の第6頸椎は頸部伸展時に
前方スライドするように動くため
第6、7頸椎の棘突起を触れ、
・屈曲時突出するのが第7頸椎
・伸展時触れられなくなるのが第6頸椎
というように確認していきましょう。

4 まとめ

骨の触診で大切なのが
確認することです。
触診に苦手意識を持っている療法士の多くが
『これでいいのだろうか?』と触り続けてしまいます。
しっかりと確認し、自分が触れている箇所を確かめていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

------------------------------------------------

追伸:
リハカレでは臨床教育機関として、臨床が充実して楽しくなるための様々な研修会を行なっています!
現地開催以外にも「臨床お役立ちコラム」や、「時間と場所を選ばず勉強できるWebセミナー」なども充実させていますので、勉強したい方はHPをのぞいてみてください♪

【リハカレ公式HP】
https://iairjapan.jp/rehacollege/

------------------------------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?