第7頸椎に触れてみよう
前回の内容は、
脊柱の棘突起を触れる時には、
上からではなく、
側面から触れることで、
椎間がわかりやすくなります、と整理していきました。
臨床で試した方はいるでしょうか?
ぜひ、臨床で試してみてくださいね。
本日は、
頸椎や上位胸椎の重要なランドマークである
第7頸椎の触診方法について整理していきましょう。
1 第7頸椎とは?
(引用:機能解剖学的触診技術 下肢・体幹より)
第7頸椎は隆椎とも呼ばれ、
棘突起がもっとも後方に突出している。
そのため、頸椎の中では触診がしやすい椎骨であり、
第7頸椎を基準に、
頸椎と上位胸椎をたどっていくことが臨床上多い。
2 どんな動きをする?
では、どのような動きをするのでしょうか?
よく、屈曲時にもっとも突出してくると
聞くことが多いと思いましが、
その動きを運動学で確認していきましょう。
(引用:機能解剖学的触診技術 下肢・体幹より)
頸椎の屈曲時、第7頸椎より上位の椎骨は前上方に滑るように動きます。
この結果、第7頸椎の棘突起が突出しているようになり、
背面から目視で確認できるようになります。
3 実際の触診方法
上記でまとめたように、
頸椎を屈曲すると、
もっとも突出するのが第7頸椎の棘突起です。
その上の第6頸椎は頸部伸展時に
前方スライドするように動くため
第6、7頸椎の棘突起を触れ、
・屈曲時突出するのが第7頸椎
・伸展時触れられなくなるのが第6頸椎
というように確認していきましょう。
4 まとめ
骨の触診で大切なのが
確認することです。
触診に苦手意識を持っている療法士の多くが
『これでいいのだろうか?』と触り続けてしまいます。
しっかりと確認し、自分が触れている箇所を確かめていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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