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整形外科テスト 〜上肢帯③〜

前回は胸郭出口症候群の判別に利用するライトテストについて整理しました。胸郭出口症候群は一般人口において有病率が0.3%~2% と推定されており、その他にも診断はついてないが隠れている場合も多くあります。ぜひ療法士として評価しておきたいポイントです。
前回の内容はこちら
臨床1年目の教科書
今回は肩関節のインピンジメントの判定で利用することの多いニアーテストについて整理します。


Neer test(ニアーテスト)

【目的】

肩峰下インピジメントの検査
肩峰と腱板の衝突を意図的に行い、腱板や上腕二頭筋長頭腱の損傷や断裂の有無を検査。

【感度・特異度】

感度:68%~89%
特異度:31%~70%

【検査方法】

肢位:座位または立位
手順:肩甲骨を固定し、もう一方の手で患者の肩関節を内旋挙上運動をさせていく

【判定基準】

疼痛が生じれば陽性
※大結節を肩峰下に押し付けるようにする

まとめ

感度が高い一方で特異度が低いため、他の整形外科的テスト(例: Hawkins-Kennedyテスト、Drop Armテストなど)や画像診断(MRIや超音波)と併用することが重要です。
明確な目的を持つためにも整形外科テストを学んで行きましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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