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整形外科テスト 〜上肢帯②〜
前回から肢帯の整形外科テストの目的・方法について整理しています。前回はエデンテストについて整理しました。上肢帯の整形外科テストも臨床で活用する場面が多く、しっかりと理解していきましょう。
前回の内容はこちら
臨床1年目の教科書
今回は胸郭出口症候群の判定で利用することの多いライトテストについて整理します。
Wright test(ライトテスト)
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【目的】
胸郭出口症候群の検査(小胸筋が腋窩動脈の圧迫を検査)
【感度・特異度】
感度:79%
特異度:76%
【検査方法】
肢位:座位
手順:患者の橈骨動脈を確認。肩関節を外旋しさらに外転させた時に拍動を確認(肩関節を外転すると小胸筋と鎖骨下筋が緊張して腋窩動脈を圧迫する)
【判定基準】
拍動の減弱または消失があれば陽性。
愁訴がない健常人においても陽性率が高いため、直ちに異常とは言えない
まとめ
特異度が高いテストではないため判定基準にも書いた通り、陽性になったから確定ではありません。小胸筋のMMT、鎖骨下筋の触診などを実施して、総合的に判断していきましょう。
明確な目的を持つためにも整形外科テストを学んで行きましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。
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