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足部の評価③

前回はショパール関節でも「踵立方関節」について整理しました。立方骨が歩行時にどう可動しているのか?を整理することで、なぜそこを評価するべきか?が明確になり、臨床的意義の高い評価となります。
前回の内容はこちら
臨床1年目の教科書
今回は足部のバランスを整えるリスフラン関節について整理していきましょう。


1 特徴

リスフラン関節は5本の中足骨と足根骨の間にある関節のことで、足の全体構造の中心であり、その中でも、第2趾のリスフラン関節は頂点となる非常に負担の大きな部位です。
そのため足の構造が崩れたり、外反母趾などの疾患で母趾に体重がうまく乗せられないような状態になると、特に第2趾のリスフラン関節に大きな負荷がかかってしまい、強い炎症が生じることがあります。

2 どう可動しているのか?

リスフラン関節は後足部と中足部の中間にあり、前後のバランスを整える役割があります。
例えば、後足部が過回外となってしまうと、前足部が床面から浮いてしまい、安定性が失われます。この場合、リスフラン関節は回内方向に作用し、足底部が地面との接触を維持する役割を果たします。

3 実際の評価方法

実際にリスフラン関節をどう評価してくのでしょうか?
最も確認しやすのが第5中足足根関節です。
具体的には、
①第5中足骨を外側から確認し、末梢から近位にたどる
②ポコっと落ち込んだ場所が立方骨
③立方骨と第5中足骨を把持し、関節を動かし確認

4 まとめ

足部は多くの関節が協調して役割を果たします。それぞれの関節の役割は何か?を整理することで臨床で活かせる評価が学べます。そのためには一度機能解剖で整理していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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