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膝関節の評価①
前回までに股関節の屈曲、伸展に制限があった場合、どのように評価を進めていけばいいのか?を整理しました。機能解剖とその評価の目的を明確にすることで、より臨床で活かせる評価となります。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
今回からはこちらも臨床で介入する機会の多い、膝関節の評価について整理していきましょう。
1 どう可動しているのか?
膝関節は、内外の脛骨大腿関節と膝蓋大腿関節から構成されます。
臨床では脛骨大腿関節のみならず、膝蓋大腿関節も加味して評価を進めていくことが重要です。
運動軸は2つあり、1つは矢状面における屈曲・伸展、もう一つが水平面に置ける内外旋です。
ポイントとなるのが、この内外旋の動きです。内外旋の動きがあることで膝関節は安定性を得られます。
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2 特徴
膝関節は力学的観点から見ると、安定性と運動性という2つの相反する要求を両立させます。
立位において、体重を支持したり、関係するテコの腕の長さのために、ストレスにさらされやすいが、完全伸展位では大きな安定性が得られます。
また、大きな屈曲可動性を有しており、この可動性は走ったり、地面の凹凸に対する足の最適な方向づけには重要な役割があります。
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3 実際の評価方法
上記でも記載した通り、膝関節は完全伸展することで、安定性が得られます。臨床においても、この膝関節伸展の制限に対して、評価・アプローチをすることが多いのではないでしょうか?
そのため、今回は膝関節伸展制限となる要因を確認していきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1715558270007-FSoJOsQbzr.png?width=1200)
上記を考えると
・大腿四頭筋の状態はどうか?
・ハムストリングスの状態はどうか?
・膝蓋骨は可動するか?
・脛骨大腿関節にある靱帯はどうか?
を確認することが重要であることが理解できます。
4 まとめ
膝関節は臨床で介入する機会の多い関節です。そのため、一度機能解剖を整理することで、膝関節のどこを評価するべきか?どう評価するべきか?が明確になります。一度機能解剖をご自身でも確認することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。
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