足関節の評価⑥
前回まで距腿関節がどう可動しているのか?それをどう評価していくのか?を整理しました。距腿関節は距骨の可動性に注目するだけでなく、脛腓関節も注目して評価していきましょう。
前回の内容はこちら
臨床1年目の教科書
足関節は距腿関節だけでなく、距骨下関節の可動性も重要です。今回は距骨下関節について整理していきましょう。
1 特徴
距腿関節の背屈の平均は26°、底屈の平均は48°と報告されている。しかし、ここで注目するべきなのが、距骨下関節は背・底屈に関連した運動として、この全可動域の約20%を占めています。
つまり底背屈の可動域制限があった場合、距腿関節だけでなく、距骨下関節も評価していくことがポイントとなります。
2 どう可動しているのか?
距骨下関節の動きは、横断面では足部長軸より約16〜23°内側へ傾き、矢状面では水平線より約42〜46°の傾斜がついている回転軸を中心とした運動でであり、その方向は主に内・外反,内・外旋であるとされています。
足関節底背屈時と内外反時で,距骨下関節の回転軸はほぼ同じ軸であることが確認されています。また、距骨下関節における内・外反に対しての代償機能の存在が示唆されています。
上記の機能を確認しても、距腿関節と距骨下関節は協調して動くことが理解できます。
3 実際の評価方法
実際に距骨下関節をどう評価してくのでしょうか?
具体的には、
①底背屈中間位も誘導
②踵骨を把持
③踵骨の可動性を確認
4 まとめ
足関節だけの話ではないですが、その関節がどのように可動しているのか?を整理することで評価項目が明確になります。
一度機能解剖で整理していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。
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