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ミスマッチを防ぐ仕事選びを【お客様サポート紹介-泉田朱里-(前編)】

今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジお客様サポートチームで活躍する泉田朱里。ミスマッチ就職を防ぐために、求職者のお気持ちに寄り添う電話対応が好評です。
前編では、自身の仕事のやりがいと、ミスマッチ就職の実体験について語ってもらいました。


幼少期からムードメーカー

幼少期からわんぱくな性格で、先頭を切って木登りや泥遊びをしたり、男の子にも負けず劣らずケンカをしていました。当時のやんちゃぶりを今でも幼馴染に話題にされるほどです。
中学・高校に上がってもこの活発的な性格は健在で、女子高の3年時には体育祭で応援団長を務めて、体育祭を盛り上げていました。
昔から男女問わず友人とワイワイ騒いだり、場を盛り上げることが大好きで、常に周囲には笑顔が溢れていました。だから人間関係には恵まれていましたし、「人との関わり」が自分にとって大切な軸になっています。


愛犬の死をきっかけに

高3の夏、祖父母が飼っていた犬が亡くなるという、ひとつの転機がありました。私が子供の頃からずっと可愛がっていた大好きな愛犬だったので、やむを得ないこととは言え、大きなショックを受けました。だからこの出来事をきっかけに、動物看護師を目指して動物の専門学校に入学します。
そして在学時に始めた飲食店のアルバイトで、今後軸となる「接客」の魅力に出会いました。



人の役に立てた瞬間

接客の魅力に気付いたきっかけは、とある難聴の団体のお客様がアルバイト先にいらっしゃった時のことです。
通常は配膳する時に、料理名やお召し上がり方法などを口頭でご案内します。ところが、耳が聞こえない方には口頭でお伝えできません。そこで、お客様に少しでも料理を楽しんでいただけるように、料理の説明などを書いた添え書きを即興で用意して接客しました。
その後、お客様がお帰りになってからテーブルの片付けに向かうと、自分が書いた覚えの無い文字が、添え書きに残されていました。

「ご飯も美味しく、丁寧なサービスで、楽しい時間を過ごせました」

このメッセージを見た時に、「自分の接客が人の役に立てた」と実感でき、とても嬉しかったのを覚えています。


誰かの役に立てる仕事

それからは仕事において「人と関わること」を今まで以上に意識するようになりました。
以前は漠然と「誰かの役に立てる仕事に就きたい」とイメージしていましたが、上述の経験を経て「接客を通して人の役に立ちたい」と考えるようになりました。
これが大きなきっかけとなり、進路を動物看護師に絞るのではなく、より接客機会の多い職業に視野を広げました。



真心を込めた接客

その後、接客機会の多いペット用品やペットフードを販売する店舗に就職しました。接客面で満足いただくことを特に意識していたので、お客様と接する際は飼い主の名前だけではなく、ペットの動物の名前も覚えて声掛けをすることを意識していました。
このスタイルを続けるうちに、徐々にスタッフである私の名前を覚えてくださるお客様が増えただけでなく、「ワンちゃんがご飯を食べてくれないんだけど、どうしたらいい?」と、私にペットの悩み相談をしてくださる方や「泉田さんに会いにきた」とお声掛けを頂くことが増えていきました。

接客を通して懇意にしてくださるお客様が増えていったことで、人の役に立てている実感が湧きましたし、明確に仕事のやりがいへと繋がっていきました。


お客様からもらい泣き

しかし、この仕事は給与が少なく、通勤時間が非常に長かったことから、将来ずっと勤め続けられるイメージが湧きませんでした。仕事はやりがいがあって、お客様にも恵まれていたので何度も悩みましたが、やむなく退職を決意しました。
ところが、常連のお客様に退職の報告をすると、残念がってくださる方だけでなく、退職を惜しんで泣いてくださる方までいらっしゃいました。その姿が嬉しくて、私までもらい泣きをしてしまったことを覚えています。

涙を流してくださるお客様を見て、改めて「自分の接客を通して、人の役に立つことができていた」と実感しましたし、お客様と関われる仕事にやりがいを感じました。後から振り返っても、「この仕事をして本当に良かった」と強く思える職場でした。



「なんとなく」で後悔した仕事選び

ペットショップを退職後は、求人掲載サイトを見て転職活動をしました。
当時は初めての転職活動だったので、接客業から心機一転して、全く異なる職種に「なんとなく」チャレンジしたいと考えていました。
ところが、この漠然とした「なんとなく」の気持ちだけで仕事を選んでしまったことを、後に後悔することになります。


事務職に憧れて

当時「土日祝休みのOL」に漠然と憧れを抱いていたので、「土日祝休みのOL=事務職」とイメージし、事務職の求人を探したところ、『簡単入力作業』と書かれたとある求人を見つけました。
「簡単な入力作業であれば、学校を卒業以来まったくPCに触れてこなかった私でもできるだろう」と安易に考えて面接に向かい、そして面接時の印象も「なんとなく」良かったので、すぐに入社を決めました。



入社前後のギャップ

ところが、いざ入社して『簡単な入力作業』の業務内容を詳しく聞くと、まったく『簡単』ではありませんでした。
私は単調なデータ入力や資料作成などを想像していましたが、実際は業界の専門ソフトを使って難解な作業をする、いわば『素人にはまったく簡単ではない入力作業』だったのです。

前職でお客様の笑顔に囲まれていた環境から一転して、専門的な画面にひとり向き合って、黙々と作業する日々。人と関われず、自分のやりがいである「人の役に立っている感覚」が一切湧かない仕事に、

何でこの仕事をしているんだろう?

と、モヤモヤした気持ちで毎日を過ごしていました。


イメージと違った社風

また、面接時に惹かれた社風も、実際に入社してからは正反対な印象に変わってしまいました。
この会社は社員が少ない小さな会社で、良い意味で社員同士の距離が近いアットホームな社風でした。ただ一方で、距離が近すぎるがゆえに、人間関係を絶対に失敗できない環境でした。
だから、休日出勤も頼まれたら行くしかありませんでしたし、社長のご機嫌が会社の一日を左右しますし、なによりも飲み会で社長に勧められるお酒の一気飲みは絶対に断れませんでした。

(思い描いていたOL生活となんか違う…)

家族にも心配をかけるほど飲まされて帰宅する度に、前職での楽しさを思い出し、今の環境の違和感をより助長させていました。



「なんとなく」仕事を選ぶ危険性

このミスマッチを招いた要因は、確実に「なんとなく」のイメージだけで仕事を選んだからだと、今振り返るとわかります。

・「なんとなく」事務職がいい
・「なんとなく」自分でもできそうな仕事
・「なんとなく」会社の雰囲気が良さそう

求人掲載サイトの文字情報をなんとなく鵜呑みにし、会社の実情を読み取ることができなかったからこそのミスマッチでした。

もしひとりで転職活動をしていなければ。
もし就職のプロであるエージェントを使用していれば。
もし事前に職場の生の声を聞くことができていれば。

入社前後の「思っていたのと違った」というミスマッチは回避できたのではないかと思います。


お気持ちがわかるからこそ

だから、今こうして求職者に関わる仕事をする中で「なんとなく〇〇職が良い」という相談をいただく度に、過去の自分を思い出します。なんとなく憧れるお気持ちは、私の実体験から非常に共感できますが、「なんとなく」で仕事を選んでしまうことは決してお勧めできません

だから「なんとなく」でご要望を聞かせてくださる求職者に対しては、お気持ちを尊重した上で「どうしてなんとなく惹かれているのですか?」と、お伺いするようにしています。
すると、例えば「土日休みを重視したいから」とか「自分にもできそうなイメージだから」といった、その職種にこだわらなくても叶う希望条件が見えてきます。だからその際は、世の中に存在する他の土日休みの職業や、お持ちのスキルを活かせる仕事の情報提供をさせていただいています。



ミスマッチしない仕事選びを

もちろん本当にその職でスキルアップを目指したい方は全力で応援させていただきます!ただ、もし私のように「なんとなく」で仕事を選ぼうとされている方には、一旦踏みとどまっていただきたいです。
その上でもし「じゃあどうすれば?」と悩んでしまった場合は、ぜひ就職アドバイザーとの就職相談で、あなたのやりがいを叶えられる仕事を一緒に見つけていただきたいです。


【後編に続く】

「なんとなく」の仕事選びで転職を失敗した泉田。その後、再度の転職活動で実感した仕事のやりがいとは…。
後編では、そんなジェイック入社に至る経緯や、ひとりで就活せずプロに相談してほしい想いに迫ります。



後編はこちら!


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