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目標があるから全力で走れる【営業紹介-宮下雄大-(後編)】

今回ご紹介するのは、ジェイック名古屋支店長兼、営業担当の宮下雄大。人それぞれのバックボーンを尊重した上で、最適解を模索するサポートが好評です。
後編では、そんな宮下が「多様性を尊ぶ価値観」を自覚した瞬間について語ってもらいました。


栄光と挫折を味わった学生時代のエピソードは前編をご覧ください!




燃え尽きた自分が唯一楽しかったこと

今まで自分のすべてを懸けていたサッカーを手放してから完全に燃え尽き、大学4年間の心は空っぽでした。

「サッカーが無くなって、これから何を目指していけばいいのだろう…」

入りたいサークルも、興味があることも、熱を注ぎたいことも見つからず、単位を取るためだけに大学へ通う日々。そんな空っぽな心でも唯一「楽しい時間を過ごせた」と思えたのは、塾講師のアルバイトでした。
お金を稼げる楽しさと、寮生活ではできなかった気が許せる仲間との交流、そして何よりも純粋で屈託のない小中学生の生徒たちと接することで、高校時代に落ち込んだメンタルをケアしてもらえた感覚でした。


人の心の動きに触れたことで

中でも、何人もの子供と接することによって、人の目標や夢、感情の動きが気になる自分に変化していくのを感じました。
例えば、受験シーズンに中学生と志望校の話をしていると「本当は料理人になりたいから専門学校に入りたいけれど、親には普通の高校に通ってほしいと言われているんだよね」と、ポツリとこぼされました。そんな夢と現実のギャップを聞いて、今までサッカーしか知らなかった自分は「そういう悩みを抱く人もいるんだ」と、新しい目線を授けてもらった感覚を抱きました。

他にも、「学校で気になる人がいるんだよね」と女子生徒にこぼされた時に「どうやって告白しようか?」と、告白成功へのロードマップをホワイトボードに一緒に書いて、真剣に恋愛相談に乗りました。恋煩いも、サッカー一筋だった自分には経験したことが無かったので、「人の感情や考えって面白い」と、新しい感情に出会えました。

そうした経験から、大学卒業後の進路は漠然と「人に関わる仕事をしたい」と考えるようになりました。だからまずは「人と関わる仕事=人材系」とイメージし、新卒就活の1社目に出会ったのが、ジェイックでした。


目標があるから全力で走れる自分に気付いた

ジェイックの当時の採用方針は「ビッグマウス大歓迎」。つまり「大きな夢をどんどん口に出して!」というものだったので、場の空気に飲まれながらも、面接では「新人賞を取りたい、支店長になりたい!」と口にしていました。
当時はもちろん「向上心の高さをアピールして採用されたい!」という下心があってのことでしたが、それと同時に「心が空っぽな状態よりも、目標があった方が自分は走れるはずだ」と、密かな確信があったのです。

実際に入社後、成果が出ずに苦しんだ時期もありましたが、自分が口にした目標に向かって邁進した結果、新人賞の受賞と、名古屋支店長への昇格を両方とも叶えることができました


努力家の自分の共通点

新人賞と支店長への目標に向かって突き進んでいた時の心境は、サッカーが楽しかった小中学生時代と同じでした。

「成果を出して目立ちたい!」
「壇上に上がって表彰されたい!」
「モテたい!」

良い意味での下心(目標)があり、そして元々持ち合わせていた自分に対する負けず嫌いな性格を活かして、自分が掲げた目標に向かってコツコツと努力を重ねた結果、目指していた目標を達成した流れは、サッカーも仕事も共通していたのです。

だから、今こうして仕事で求職者と関わっていて、「頑張れない…」と悩んでいる人に対しては、いっしょに目標を考えるところからサポートするようにしています。


印象に残っている求職者とのエピソード

「自分に仕事ができるかわからない」とおっしゃる女性の就職を支援したことがあります。この方は正社員未経験で、親御さんからも「あなたに正社員なんて務まらない」と言われ、すっかり自信を失っていました。

この方と初めて話した時に「自分も目標があったことで走れたから、この方にも目標や目的を作るサポートをしたい。自信を持ってもらいたい」と考えました。

そこでサポートにあたっては、就職という目先の目標だけでなく、その先の目標まで一緒に考えるようにしました。例えば、彼女が入社後に頑張りたいことを一緒に整理して言語化し、彼女がその目標を企業にきちんと伝えられるよう、志望動機や逆質問の添削も細かく行って、綿密な面接対策をしました。

だからその後、本人の努力の甲斐あって無事に正社員での入社が決まり、「就職できたのは、ここまで支えてくださった宮下さんのおかげです」との言葉をいただいたときは、とても嬉しかったです。

この方からは入社後も、定期的な連絡や、「仕事で成果が出た!」といった嬉しい報告をいただきます。そのたびに私は「入社した会社で彼女が頑張れてよかった」と安堵すると共に、「これが紹介会社として仲介に入る価値なんだ」とやりがいを感じます。 


根底にあるコーチの存在

就職支援に携わる度に、小中学生時代のサッカーの恩師を思い出します。当時は、メンバーに合わせて細やかな指導ができる指導力と、背中で示す指導方針を尊敬していました。
ただ、自分が社会人として仕事をするようになってからは、コーチへの尊敬の背景に「人によって生い立ちや環境、考え方が違うことを理解した上で、人の話をちゃんと聞いて考えてくれる、多様性を尊ぶ姿に憧れていたのだ」と、気付きました。

求職者も企業も、それぞれバックボーンや個性が異なります。その個性を尊重した上で、最適解を掴んでいただけるようサポートをするのが自分達の役割なのだと、仕事の軸とコーチへの憧れが重なった今は、実感しています。


求職者の方へメッセージ

まずは、自分自身に限界を決めないでください。「誰しも長所や素晴らしいところがある」と本気で思っていますし、良いところを見てくれている人は、必ずいます。だから自分を信じて行動してほしいですし、自分を下げないでください。
自分を信じて前に進み続ければ、きっと見えてくるものがあるでしょうし、壁があったとしても超えた先に今後繋がるものがきっとあるはずです。

人生は捉え方ひとつでガラッと変わるものですから、一緒に止まらずに進んでいきましょう。あなたが前に進めるように、いっしょに目標を作るお手伝いをさせてください。



前編はこちら!


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