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ケアマネジャーの未来を作るために〜少子高齢過疎地域のサバイバル戦術1〜

こんにちは
じゃがたまです。

ケアマネジャー歴は今年で、14年目に突入!

ケアマネジャーの未来を作るために、
少子高齢過疎地域におけるサバイバル戦術を、いくつか紹介したい思います。

この情報が、厳しい環境の中で、それでも諦めずに日々闘っているケアマネジャーたちの助けになれば、嬉しいです。


と、その前におさらいです。

先日、国の会議(厚生労働省老健局)で話し合われた、

「ケアマネジメントに係る諸課題の検討会」の中間整理①②↓

中間整理概要①
中間整理概要②

この記事でも解説↓

この会議の決定が、報酬改定に大きな影響与えていることは周知の通り。
今後のケアマネジャーの方向性を示している、重要な内容です。

この中に「ケアマネジャーの復職等の支援」という議題があります。

復職?
ご冗談を😂

だって、そもそもやりたい人がいないんだよ!
誰が復職するんですか?

すみません、心の声が漏れました💦

そうなんです、でもこれが現場の現実。
そして、それは田舎に行けば行くほど、深刻。超深刻。

私たちの地域では、人が足りなくなり、ケアマネジメントを受けることができない状況が、起こりつつあります。

さて、どうするか。


ベテランが働きやすい仕組みを作る

そうです。

真正面から、これらと向き合います。
若い人が極端に減少している地域では、これが正解です。
もちろん、若手にもケアマネジャーになって欲しいですが😆

さて、ここでは、「ベテラン」を、
介護保険創設後、10年以内にケアマネジャーを取得、且つ10年以上のケアマネキャリアがある人と定義しましょう。

この辺りのベテランから、話聞いていると、ケアマネジャーをやらなくなった、若しくは続けられなくなった理由が明らかになります。

まとめるとこんな感じ。

1、1日、出勤して仕事しなければいけないのが大変
2、担当を受け持った時の、責任が重すぎる。
3、介護職より時給が安い

4、もう十分に頑張った

4はともかく、1〜3だったら、解決できそうです。

現時点での解決策! これでうまくいく…はず。

では、それぞれの解決策についてご紹介します。

1、1日出勤して仕事をしなければいけないのが大変

 →フレックスタイムの勤務を採用。働く必要がある時に、必要なだけ勤務してもらう。
  携帯電話や、通信機器(iPadなど)を貸与。
  インターネットが利用できれば、どんな環境でも仕事(事務)ができるように。

2、担当を受け持った時の責任が重すぎる

  →複数担当制を採用。主担当がいない場合にも、事業所内での対応が可能

3、介護職よりも給与が安い

  →担当件数や仕事の内容に応じた、歩合制に。
   仕事のやり方を工夫すれば、時給3000円を超えることも‼️

4、もう十分に頑張った

  →先輩、お疲れ様でした!! あとはお任せください💪


実際に、私たちの事業所では、条件を満たすベテランケアマネジャー2名(もうすぐ1名増えます)が、この働き方で仕事をしてくれています。

まだまだ試行錯誤が続いていますが、この仕組み、
可能性を感じています。

もちろん、このベテラン採用については、
もっと詳細なノウハウがありますが、

今回はここまで。


ではまた♪


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