84歳の祖母に見る健康長寿のヒントは運動と姿勢?
私の祖母は今年84歳。
一昨年、夫を亡くした彼女は、築50年の小さな一軒家で猫のミミちゃんと二人暮らしをしています。最近スマホデビューしました。
祖母はめっちゃ元気です。ボケもなく、耳もよく聞こえています。
ゲートボールに精力的に取り組んで、地域の大会に出たりなんだり。畑作業も何のその。
前に畑を見に行った時は、祖母がデカい大根を小脇に抱えながら、足場の悪い地面の上を小走りしていたので「危ないからやめてくれ〜」と頭を抱えました。
先日高齢者運動大会で「50m走(75〜85歳の部)で優勝したらしいです。ドヤられました。
マジですか。きょうび20代の若者だって50m走なんて滅多にやらないよ。
介護問題やら高齢者の医療やら、色々問題になってきている昨今。
日本の女性の平均寿命は87歳、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は75歳、とのことです。
84歳の祖母は、有難いことに75歳を過ぎても、問題なく元気に日常生活を送れています。
私の知り合いにはやたら元気な高齢者が多い※ので、感覚がバグっていましたが、改めて国の平均を見てみるとこれは本当に有難いことだなと思います。
このような方々を見ていて、そして私自身も長く元気でいるべく、日々やたらと稽古に励む中(週20時間くらい)で、発見した
「健康に元気で歳を取るには何をするべきか」の仮説をご共有させていただければと思います。
一にも二にも運動、これは間違いない
そんなこたぁ分かってらぁよ!!と思われるかもしれません。
でもこれだけは間違いないと思います。
何も、ジムに通って身体を鍛えたり、スポーツに励まなくてもいいんです。
大切なのは、「姿勢良く歩く(下半身を鍛える)こと」+ゆっくりでいいので「全身を満遍なく使うこと」だと思います。
祖母はゲートボールや畑仕事、それから旅行が好きでした。
立ったり、しゃがんだり、歩いたり。こういう当たり前の全身運動を毎日することが大事なのだと思います。
しかし、今日一日、しゃがんでから立つという動作をしたか振り返ると意外とやっていないのではないでしょうか。
現在はデスクワークが多かったり、通勤は電車や車でほとんど歩かなかったり。
自分で意識しないと、そういった全身運動をする機会は無くなってしまいます。
姿勢良く足腰を鍛えること
特に足腰は大事だなと思います。それも、正しい姿勢・歩き方をした上で、自然と身に付く筋肉を維持することが大切なのかなと。
祖母、私の武道の先生方、その他ご高齢でも元気な方の共通点は、腰や背中が曲がっていないことです。
若い頃から姿勢が良い状態で、なおかつそれを維持できるだけの運動をされてきたのが、その結果なのだと思います。
私自身も結構な猫背で、歩き方も右重心になっていましたが、中国拳法や空手の型の稽古に、姿勢を意識しながら取り組むことでかなり改善しました。
人間、不思議なもので、自分が意識しているものってやたら目に着くようになります。
猫背、ストレートネック、X脚、O脚、ガニ股。
駅や街を歩いていると、姿勢や歩き方が崩れている方がかなり多くいる…むしろ姿勢のいい人を探す方が難しいように見えます。
今こうして街中を歩いている方が高齢者になった時は、今よりももっと早くに歩行が難しくなったり、寝たきりになったりしてしまうんだろうなぁと、出勤する度に考えています。
皆様の姿勢や歩き方はどうでしょうか?
不安がらせるようなことを申し上げてしまいすみません。
でも、これらは意識することで改善できるものなので、「あ、やべ」って思った方は、背筋を伸ばすとか歩くときに足先をまっすぐにするとか、座るときに必ず骨盤を立てるとか、ちょっとずつ意識をしていくと良いと思います。
あ、もし私が姿勢を改善するきっかけになった武術や指導にご興味あればぜひ笑
東京の中野区で稽古してます。
http://blog.livedoor.jp/bidoukan/archives/2096810.html
ここまで読んでくださってありがとうございます。
道場の宣伝みたくなっちゃった笑 いや、でも本当に体に良いので皆様ご興味あればぜひ…
また、長くなるので、別記事へ持ち越したいと思うのですが、健康長寿に必要だと思う要素がもう1つ。
それは「自然と触れ合う機会があること」です。
というかこれが一番大事なんじゃないかなと、今のところ私は考えてます。
書いた際は、またお読みいただけますと大変嬉しいです。
祖母がスマホデビューした時の話もよかったら…