『飴色パラドックス』最終回
最終回前にあんなに一人で盛り上がっていたのに、最終回の感想を『ジャックフロスト』が既に始まった今頃書いている。
このドラマのおかげで、木村慧人くんと山中柔太朗くんという二人の俳優を知ることができ、今後の活躍が楽しみになった。
最終回は予告で見たよりさらにラブシーンがすごかったので、動揺して感想がうまくまとまらず、ずっと書けなかった。ま、今もまとまってないけどね。『美しい彼』(1の方)の最終回のラストを見た時も、こんな気分になってたなぁと思ったりして。
蕪木はやはり最後までちょっとぶっきらぼうで優しくまっすぐでカッコ良かった。蕪木のセリフ、好きなのがたくさんあった。
尾上くんもまたまっすぐで正直で可愛かった。
ドラマシャワー枠の作品の中で『飴パラ』になぜはまったのかと自分で不思議だったのだけれど、最近自分が蕪木が好きなんだと気づいた。
思えば他のドラマシャワー作品で、自分が男性として「いいな」と思う登場人物はいなかったように思う。男子二人の恋の行方を楽しむだけで、登場人物の誰かに自分自身が魅力を感じたことはほぼなかった(大学生、高校生にはなかなか心は動かないし、働く大人の物語は『先輩.断じて恋では!』とこれだけだったし、無理もないか)。
でも、蕪木はよかった。私、カブが好きだったんだ・・・。スーツじゃなかったのに(3話は金髪メガネスーツだったが)。
これまで見ていて、尾上役の木村慧人くんは時にセリフの言い方が単調でちょっと物足りなさを感じることもあったのだけれど、それを補ってあまりある表情のよさと色気があった。最終回でもそれが活きていた。
この二人のキスシーンはやはり好き。最終回では、今までの綺麗で優しい感じに加えて結構長くていつまでも離れなかった。あらぁ・・・って、画面に呆然と見いってしまった。こういうシーンは元々は苦手なんだけど、この二人のは大丈夫なのだ。いつまでも何度でも見ていられる。
ポロポロと涙を流した尾上くん可愛かった。鼻水を袖でふいた仕草も、なんだか小さい男の子みたいで。
それを見つめる蕪木の愛おしそうな表情と話し方もいい感じだった。
そして予告でも出ていたベッドシーンですよ。今までも尾上役木村くんの色っぽい顔は飴パラの中で何度も見てきたけど、最終回は本領発揮してたなぁ・・・。あまりにも色っぽい雰囲気と顔なので「よくこんな顔できるなぁ。自分でこういう顔してるってわかってやってるのかなぁ」などと変に感心してしまった。
キスシーンと違って、こちらは直視し続けるのはなかなか大変だったな。
そういえば、山中柔太朗くんが 前にインタビューで話していた ”キュンとした木村慧人くんのアドリブ" ってどれなのかずっと気になっていたのだけれど、このインタビューに答えがありました。
やっぱり7話の冒頭だったのね。
あのシーンがラストの撮影だったらしい。つまり最終回の濃密なシーンを撮り終えた後に7話の冒頭シーンを撮影したということだから、放送の順番としては逆になったということか。あの最終回をとった後なら、7話で新婚夫婦みたいな雰囲気が図らずも滲み出てしまったのも仕方ない。あのシーン、特別の雰囲気が溢れていた。二人の気持ちの近さ、結びつきの強さって、やはりあんな風に画面にも現れてしまうものなんだなぁ。蕪木と尾上が、というより山中くんと木村くんがいい雰囲気だった。
これ、続編があると私は思う!
映画より、ドラマがいいなぁ。
濃密なラブシーンも躊躇なく思い切ってそれぞれの役を演じてくれた二人。益々多方面で活躍しそうな二人をこれからも応援していきたい。