2025年1月に観ているブロマンスドラマ
先日『2025年1月に観たいBL・ブロマンス作品』という記事を書いたのだが、その後記事に書いたもの以外にも見始めたテレビドラマがあり書き出しておこうと思う。
すべてブロマンスで、BL(ラブストーリー)ではありません。
『晩餐ブルース』
テレビ東京 水曜深夜
とっても楽しみにしていたドラマがいよいよ1月22日(水)深夜から始まりました。
田窪優太役に井之脇海、佐藤耕助役に金子大地、蒔田葵役に草川拓弥。この3人が高校時代からの友人という設定。
1話を見た感想としては、これすごくいい!
2話以降どうなるかわかりませんが、1話を見て何とも言えない満足感を味わいました。「そうよ、こういうのがいいのよ!」と。
すごく気に入ったので、また後で見直そう。
久しぶりに3人で飲んだ帰りのタクシーの中で、ほとんど食べ物を口にしなかった優太を思い出して耕助が言った「かすみ草みたいだったな・・・」のセリフが、なんかよかった。男友達をかすみ草にたとえるなんて、なんて優しい物語なの!と思ったけれど、耕助が優太をかすみ草にたとえたのは特別な意味があるようだったので、来週の2話がとても待ち遠しい。
耕助が作ってくれた晩ご飯を優太と二人で食べて、久しぶりの温かくておいしい食事に優太が突然ぽろりと涙流したシーンも、お皿を洗いながら話す二人の会話も雰囲気もよかった。
オープニングとエンディングの曲や映像もとても素敵。
とてもいい作品に出会えた気がする。
『レッドブルー』
MBS/TBS 火曜深夜
12月半ばから放送していたらしい。これはネットで偶然行き当たり、なんとなくピンとくるものがあって3話を見たら、なんと『飴色パラドックス』でまるでプリンセスのようだった木村慧人が、クールで面白い笠松将と汗を光らせながら激しい寝技の練習をしてるではないか!なんだこれは!となって、戻って1話をみた。
木村君がなんだかちょっと暗くて変人な高校生で、『恋をするなら二度目が上等』の長谷川慎演じる岩瀬三之助と変なきっかけで友達になったりして、ちょっと屈折した情熱を胸にジムに通い、MMAという総合格闘技に打ち込むという、青春スポーツドラマだった。原作は漫画とのこと。
実は私は格闘技がちょっと苦手なのだが(殴られたり蹴られたりするのを見るのがつらい)、このドラマの主人公・鈴木青葉が寝技を自分の武器にしたいということで、練習風景では殴ったり蹴ったりするよりねじ伏せて締め上げるような技のシーンのほうが多いので(それは何とも思わないというわけではないのだけど)私でも何とかみていられた。とはいえ、試合のシーンはなかなか寝技オンリーというわけにはいかないが。
主人公の青葉は同じジムに通う会社員の雨地渉から寝技を教えてもらっているのだが、雨地を演じる笠松将のクールで屈折した感じも面白い。
今週の5話からMMA甲子園の本選が始まり個性的な対戦相手たちと戦っていく。派手なエンターテインメントショーとしてではなく、正々堂々としたクリーンファイトであることを大切にした高校生の競技。競技を通じての新しい出会いや深まる友情、あきらめない気持ちと努力、高校生男子らしいさわやかさとかわいさも盛り込まれていて、自分は格闘技が苦手だったはずが、だんだん面白くなってきた。5話の対戦相手・鵺路との対決では、試合の合間に挟まれた鵺路の生い立ちのほんの短いエピソードとお母さんを見て、いつの間にか鵺路を応援していた自分に驚いた。試合後の鵺路はお母さんの前ではかわいい高校生の息子だった。試合後控室に挨拶に来た鵺路と青葉のかみ合わない会話もかわいかった。かわいかったと言えば、MMA甲子園組み合わせ抽選会の後に、今後の対策を話しながらラーメンを食べてた青葉と岩瀬もかわいかったし、先週青葉に負けて本選出場を逃してしまったのにその青葉に技を教えに来てくれた羽鶴君も、さわやかないい子でかわいかった。
かわいかったばかり書いているが、決して可愛さ満載の甘いドラマなどではなく、格闘技に青春をかける、激しく熱いスポーツドラマである。
来週6話では『君となら恋をしてみても』に出ていた大倉空人が対戦相手ででてくる!しばらく見ない間に雰囲気が変わってて驚いた。いい感じ。
木村君、まだまだ高校生にみえるよ~!
『君、花海棠の紅にあらず』
これ観るの何回目だろう。2回以上見ているはず。でもまたみている。原作は有名なBL小説とのことだが、ドラマはもちろんお国の事情でブロマンスになっている。
類まれなる才能に恵まれた美しい京劇役者・商細蕊シャン・シールイ(尹正イン・ジョン)と若き豪商・程鳳台チョン・フォンタイ(黄暁明ホアン・シャオミン)のブロマンス。
今回は、このドラマの原作がかなりこってりしたBLらしいことを念頭に置きながら、この二人のブロマンスに注目してみている。以前何度か見たときは、日本との戦争や、京劇界のいざこざや盛衰、人々の人生・恋愛模様などいろんなものが盛り込まれているし、途中でへんちくりんな日本人(軍人)も出てきたりして、だんだんメインの二人のやり取りに集中できなくなって見終わったような気がしていた。そこで今回は、登場人物も話の流れもわかっているので、主人公二人のやり取りに注目してみている。
京劇のお化粧をした商細蕊がとても美しい。天賦の才に恵まれた美貌の京劇役者と、その役者に心酔して経済的にも精神的にも彼とその一座を支える若き豪商という組み合わせはとても絵になる。
二人のやり取りをメインにみていると、何かにつけて二人きりでお茶したり、一座の宿舎に泊まって二人きりで過ごしたり、部外者が入れないはず上演前の支度部屋で語り合ったり、支度が終わった時の商細蕊の美しさに程鳳台が見惚れたり、程鳳台が一人で京劇のレコードきいて商細蕊のことを考えてぼんやりしたり、本当はこの辺がラブシーンなのかなぁと思うような場面は確かに多い。程鳳台の妻は商細蕊にしょっちゅうやきもちを焼いているのだが、商細蕊と程鳳台のやり取りにはBL的な香りを漂わせないように作ってある。
前にも感想を書こうかと思って、結局書けていない。二人のブロマンスに焦点を絞れば今度は書けるかなぁ・・・。このドラマ、49話もあって長いからねぇ・・・。
『秘密 THE TOP SECRET』
関西テレビ/フジテレビ 月曜22時放送
先日ブロマンス作品を検索していたところこのコミックがおすすめ作品の一つとして挙げられていて、ちょうどドラマが始まるということで見始めた。
板垣李光人と中島裕翔の共演。この作品、映画化やアニメ化もされていたようだから人気なのだろう。1話だけ見たが、サスペンスなので不気味で暗い雰囲気。主演の二人の組み合わせはきれいだと思うのだけど、第1話中に何度かあった中島裕翔が板垣李光人をぎゅっと抱きしめるシーンをみて、なぜかあまり魅かれなかったのは何だろう。初回からこんなことしなくていいのに・・・なんて思ったが、原作にこういうシーンがあるからはずせなかったのだろうか。
「板垣李光人と中島裕翔がかつてないほどの”切ないバディ”に」という宣伝文句なので、今後の二人の雰囲気がもう少しこなれてブロマンスらしい素敵な雰囲気が出てくることを大いに期待している。ただ、気持ちの悪いサスペンスはもともと苦手なので、見られるところまでにしようかと思っている。
気持ち悪かったら、多分潔く(?)観るのやめます。
ブロマンス、やっぱりいいなぁ。