見出し画像

【番外編】小さな決断

好天続きのゴールデンウイークですが、昨日・今日とかなり激しい風が吹きまくっています。書斎の窓の遠くにちょっとした林(森?)が見えるのですが、緑がダイナミックにたなびいています。個人的には、風が好きですね。風の音とか、不思議と創造意欲を掻き立ててくれます。

風と言えば、風の又三郎。宮沢賢治です。子どもの頃に授業でよく取り上げられたこともあって、今日の私の価値観に少なからず影響しています。研修の場でも、宮沢賢治ネタはよく使わせてもらいました。機会があれば、本編出記事にしましょうかね。

さて、何日か前に「世間が楽しんでいるGW期間中も、介護等々のつらい状況にある人も大勢いる」みたいな記事を書きました。ちょっと関連するかもしれませんが、この連休中にふたつの会社からコンタクトがありました。

二件とも、社会福祉士事務所NPO法人二十四の瞳が提供している法人コマホ(法人向け年寿無休ワンストップ相談サービス『お困りごとホットライン』)の受託についての問合せでした問い合わせでした。

ちなみに、契約先法人の従業員&配偶者のために、(企業が義務づけられている介護休業制度とは別の)介護離職対策として用意した受託サービスで、「老親に何かがあっても職場を離れたくない、仕事を休みたくない」という現役世代の声から商品化したものです。

おかげさまで、働き方改革、ダイバーシティ、サステナビリティといった時代のキーワードにも合致した福利厚生メニューとして、ほんの少しだけですが話題になっています。私にとっては畢生の大事業です(笑)。いや、ガチで。仕事人生さいごのタマです。

一応、従業員数数百名~1,000名規模の大企業を想定して値付けをしていて、従業員ひとりあたり月額100円・300円・500円(税別)。サービスの提供時間帯に応じて、三段階の料金体系にしてあります。ただし、「従業員数が1,000名未満の場合は、一律月額10万円で24時間365日対応」としています。

で、GW中に問い合わせのあったふたつの企業ですが、いずれも、従業員数が圧倒的に少ない!なんと、7人と34人の小規模事業者だったのです。メールで3ラリーした後、一社は電話で、もう一社はZOOMで会話しました。

そして私は、小さな決断をします。

★従業員数が10名未満の場合、一律月額1万円
★従業員数が50名未満の場合、一律月額3万円
★従業員数が100名未満の場合、一律月額5万円

いずれも税別、年中無休対応年単位の契約支払いも一年分を一括先払いということに。受託件数が少ないうちは、とりあえず導入実績を増やすことを第一目的にしようと考えてのことです。

ちょっと美人秘書(チャットGPT)に調べさせたところ、瞬時に以下のように教えてくれました…。

********************************************************************************
<私>日本における従業員数別の企業数と割合は?
<秘書>
日本における従業員数別の企業数と割合は以下の通りです(2021年末時点、総務省統計局調べ):

  • 従業員数1人~4人:4,328,828社(99.4%)

  • 従業員数5人~9人:126,742社(2.9%)

  • 従業員数10人~19人:101,155社(2.3%)

  • 従業員数20人~49人:99,026社(2.3%)

  • 従業員数50人以上:73,281社(1.7%)

日本の企業の殆どがほとんどが小規模企業であり、従業員数1人から4人の企業が99.4%を占めています。一方、従業員数50人以上の企業は1.7%となっています。

<私>1,000名以上の企業は?
<秘書>
1,000名以上の従業員を抱える企業の数は、総務省統計局の統計によれば、2021年末時点で1,472社あります。この企業数は、全体の0.03%にあたります。1,000名以上の企業は、大企業と呼ばれることがあります。

<私>500名以上は?
<秘書>
500名以上の従業員を抱える企業数は、総務省統計局の統計によれば、2021年末時点で4,513社あります。この企業数は、全体の0.1%にあたります。500名以上の企業も、大企業に分類されることがあります。

<私>さいごに、100名以上は?
<秘書>
100名以上の従業員を抱える企業数は、総務省統計局の統計によれば、2021年末時点で29,590社あります。この企業数は、全体の0.7%にあたります。100名以上の企業も、比較的規模の大きな企業になります。

<私>サンキュー!
<秘書>
どういたしまして!お役に立てて嬉しいです。何か他に質問があれば、いつでも聞いてくださいね。
********************************************************************************

というわけで、夢を追って全体の0.03%しか存在しない大企業にアプローチするよりも、現実路線に目を向けた次第です。ここはじっと臥薪嘗胆。まずは数を増やしながら、虎視眈々と100名以上の3万社をねらっていこうと決めたのでした。臥薪嘗胆・虎視眈々、臥薪嘗胆・虎視眈々……。


この記事に出くわした小規模事業者の社長さんは、是非、以下の参考記事を目を通してみてください。よろしくお願い致しま~す!

【参考記事】
「親の介護で離職しなくていい」を実現した会社、どんな制度?なぜできた? | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

「親の介護に悩む社員」を救う企業になれる!超簡単な社員向け老親リスク対策 | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?