こういうのを隔世遺伝と言うのでしょうか。
株式会社大都は今年で創業87年。
私で3代目になります。(義父が先代)
創業者は妻の祖父で「都築俊男」と言います。
徳島から出てきて大阪で丁稚奉公をした後、起業したようです。
で、「大阪の都築」から「大都」と名付けたようです。(事実はわかりません)
私が大都に入社した時にはすでに引退しており、一緒に仕事をしたことはありません。
それでも、たまに会社に顔を出すことはあり「おい、木村くん」と何度か呼ばれたのを覚えてます。
たった一人の孫の旦那なのに覚えてないのか、わざとボケてるのかよくわかりませんでした。
そんなジイさんですが、実は天皇陛下から表彰されていたらしい。
「日本国天皇は都築俊男を勲五等に叙し瑞宝章を授与する昭和五七年十一月三日皇居において・・」
え、ジイさん皇居に行ったことあるのか。すごいな。
詳しくは聞いてないのですが、ジイさんたちが立ち上げた業界の組合団体が社会に貢献したと評価されたそうです。
でも、その組合を12年前に私が解散させることになったんですよね。
当時の組合員にも言われました。
「お前のジイさんが作った組合をお前が解散させるのか?もっとうまく立ち回れよ。」って。
最近、義母と妻がよくこんなことを言います。
「あなたはおじいさんにそっくり」だと。
外っつらが良くて、話は全然面白くないのに人前で話すのが好きで、お人好しで組合や団体の理事をすぐに引き受ける。
周りの人が優秀でそれに助けられている。
本当にそっくり。って。
こういうのを隔世遺伝と言うのでしょうか。血は繋がってないけど。