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スピリチュアルとたんぱく質の狭間で後編

https://note.com/jack0909/n/n11f21fe484c7

その友だちのかこちゃんは、その占い師さんをすごく信頼するようになって、ポンコツが何か相談すると今まではすごく親身にアドバイスをくれていたのが



早く占ってもらおう?

と言うようになった。
ポンコツはのらりくらりとかわして占い師さんとは一度きりしか会わなかった。

そして今年の夏、ポンコツは体調を崩した。原因不明だったがけっこう辛い夏を過ごした。
元気になってから、かこちゃんに会いたくなって体調を崩していたことを話した。

すると一言目に、

それってさ…絶対に…



「取り憑かれてるよ!!」


と言った。そしてポンコツは大爆笑した。


冗談だと思ったらー冗談じゃなかったー🌱


かこちゃんは、まじであった。ずっと占い師の所に行かなかったポンコツはついに取り憑かれた。

そう思っていた。


おまえか…?いるんか…?(ちなみに下半身じゃなかった)


そして、かこちゃんと別れた後ポンコツはとんでもなく悲しい気持ちに襲われた。

この夏、病院で色々な検査をして家族に付き添われ、治らなかったらどうしよう、と不安でいっぱい。

そして療養と薬のおかげで元気びんびんに復活した。

ポンパンマン

全て現実だった。病床で塩を盛ったところで治らないとわかった。

全て家族の支えと自分の頑張りであった。

それを乗り越えての


取り憑かれてる


は結構な一撃であった。笑


かこちゃんを知るポンコツの姉にこの事を話した。


2度目の登場


「それってさー」


「あんたのたんぱく質と一緒よ」


と言われた。

ポンコツは一時期、たんぱく質にはまっていた。今も好き❤️

「とにかくたんぱく質とって運動すりゃなんの病気にもならない説」

を信じ、姉に会うたびに、

プロテイン飲め、卵食え、ヨガやれ、走れ、

とうるさく言った(姉は何ひとつやらなかった笑)

その時のポンコツとかこちゃんは同じだと言った。

自分のその時の気持ちを思い出すと、とにかく姉を良くしたくて心配で進めていた(押し付けてる)。

そこに悪気はなんもなかった。


姉はいつもげんき

「誰だってさ、辛い事があったら何かに救いを求めて生きてるんだよ」

「それは良いも悪いもないんだよ」


その後、かこちゃんと飲みに行った。お互いに、占いの話もたんぱく質の話もしなかったが、前みたいにたくさん笑って過ごせた。


ポンコツの今は


どっちもすき


ってはなし。




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