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2020年のじゃぶとんの文章

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記事一覧

降りてくるのを待っている時間

世界にあるものを手に取ってながめて、
少し煮詰まってきたので、休憩して、
自分の中から出てくる何かを待っている時間に、
低気圧の下でぼーっとした頭を乗せて、
足はてくてく歩いてくれる

さほどの能力も持ち合わせないぼくと、
みんなと。
それでもここにいてくれてありがとう
という感謝を表明して、きれいごとだと思われても、
すさまじく転変する日々のなかで、
理由も全くわからず出会う人や世界に支えられて

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時にはゆっくり

電気製品を床に落としてちょっとだけ部品が外れて(というほどじゃなくてもズレて)るやつを、カチッと嵌め直して安心する

みたいな繰り返しだよな

世の中が大変じゃなかったときなんか、ない

みたいな繰り返しだよな

どれかひとつの大変なことに関係してしまって不条理を感じた者どもが、その経験を介して、ささやかな日常のありがたさを云々していく。

その云々が、希望でもあり、【紋切り型の自然現象として回収

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広場を抜けて歩いていく

何もないと思われるようなところでも
木や川がぼくたちの自然に訴えかけてくる

それを何もないと思っているわたしたちの日常が
何か人間が作ったものに取り囲まれてしまっているのだ
ということを思い起こさせる

それだけの力を持ったこの自然からの訴えかけを
わたしはどういう風に言い表わせばいいのか全く分からない

だが人間と自然という二項対立だけでは
何も進まないような環境が
ここにはあるのではないだろ

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どれほどの光と共にあるか 第4話

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3030年4月4日

わたしはノートを買ってきた。いま伊勢さんちでこれを書いています。
3030年だとしたら何を書いているんだろうと思って、日付を書いてみたけど、何を書いているのかはわかりませんでした。たぶん私の先祖か子孫が教えてくれると思います。伊勢さんはとても優しい。家についたらいきなりエビせんべいをくれた。わたしはイカの姿焼きのほうが好きなんだけど、もらいました。あ

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