強烈な推しはないけれど小さなスキを集めたい
私には「推し」がありません。
これだけ「推し文化」が広まっているというのに、そこまで夢中になれる対象が無いんですよね。なんだか寂しい。
でも好きなものはたくさんあります。
お金や時間をかけてまで押しているわけじゃないけれど、日常に転がっている小さな「スキ!」なら私にもある。
そんな小さな「スキ」を集めました。
いい声の車掌さん
朝の通勤電車でたまに聞くいい声。
「あっ!今日はあの人か」と思いながら車内アナウンスを聞いています。
男性的な低くて太い声の中に艶やかさもあるステキな声。
その車掌さんの声を聞いていると、ディズニーランドのカリブの海賊に乗っているのか、はたまたUSJのジュラシックパークに乗っているかのような気持ちになります。朝の通勤電車がワクワクドキドキのアトラクションに早変わり。
一度でいいから「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」って言ってほしい。
カスカードのパン
有名なパン屋さんです。
夜でも焼きたてのパンがゲットできるので仕事帰りに並んで買っています。
明日のパンに1個残しておくはずが3つ全部食べてしまいました。食欲の秋です。
最近なんでも値上がりしていますが、カスカードはまだ良心的なお値段だと思っています。そういうところも含めて全部スキ。
これからも並んで買いに行きます。
マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ゼロ)
芸人さんのラジオが好きで、よく料理をしながら聞いています。
その中でもマヂカルラブリーのラジオがお気に入り。
芸人さんのラジオって顔も見えなくてリスナーも限られた人しか聞かないのでテレビとは雰囲気が違うんですよね。いつも鋭いツッコミをされる方がボケ倒したり、内輪ネタが多かったり、「ちょっと素人には理解できない笑い」が続くことも。(それもまた面白いけど)
でも2人のラジオは大きく道を外れることもなく、誰でも笑える話で盛り上げてくれます。
リスナーを巻き込んだトーク、急に始まるミニコント、スペシャルゲスト回が最近面白くなくて逆に面白いっていうノリ。
2020年のM-1で「これは漫才なのか漫才じゃないのか論争」を巻き起こした人たちとは思えないくらい、しっかり真面目にラジオをされているイメージです。(偉そうにすみません)
ポトスへ水やり
趣味で観葉植物を育てています。
その中でもポトスの水やりが特にスキ。
ポトスって水が足りなくなると、ヘナーンと項垂れて葉っぱを下げてしまいます。
そんな元気の無いポトスに水をやると、すごい勢いで葉っぱを伸ばしてくれるんですよね。シャキーン!という音が聞こえてきそうなくらいです。
素直で分かりやすくて可愛げがある。
私もそんな人になりたい。
最後に
「推しいる?」と聞かれると「いやー、特に無いですね。〇〇さんの“推し”って何ですか?」と逆に聞き返していました。
そうやって話をはぐらかし相手に喋ってもらう作戦。
でも、ずーっとコレを続けていると「私ってつまんない人間だな」、「きっと面白くない奴って思われているだろうな」と自己否定が始まって「あぁ、だから私はダメなんだあぁぁ」みたいな負のループに陥ってしまいます。
いや、でも推しが無いのは悪いことじゃない。だって小さなスキはたくさんあるから。
コレからは「いい声の車掌さんを推してます!」と言っておこうかな。