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名は体を表す(名前がそのものの実体を表していること)

親が願いを込めて命名する。

世に新たに誕生した人間が、一生付き合っていく名前。

小学校くらいの国語か何かの授業で大抵やるのが
『自分の名前の意味を調べる』こと。

私の名前『淳(じゅん)』
★意味
厚い。濃い。豊か。情が深い。人情に厚い。飾りけなく素直である。ありのまま。純粋。大きい。

★願い
まこと、素直などの意味を表すことから、純粋でまじめ、飾り気がなく、思いやりに満ちた素直な人に。情に厚く人に潤いを与えることができる人になるようにという願いを込めて。

いいこと書いてありますね!

この時、家では名前の話題になり、誰が考えたのかという展開に。
姉の名前は長女ってこともあったのか、両親が考えたとのこと、

で、私はというとどうやら叔母が考えて提案してくれたようだった。

その当時、小学校低学年か中学年くらいだった私は、両親が考えてくれなかったことに腹を立てた。叔母のことが嫌いだったわけではない、
『姉の名前は親が考えてつけたのに、私は違う!』っと姉に嫉妬し、すねたのだ。

困った両親は、『提案は叔母にしてもらったけど、お父さんとお母さんでその名前がいいと思って、つけることにしたんだよ』と優しくなだめてくれたのだった。

そして、追い討ちをかけるように、小学校で出席をとる時や、朝礼時の表彰で名前を呼ばれる時に、

必ず、私だけ『くん』付けで呼ばれたのだ。
そう、名前で男の子に間違えられたのだった。

自分に付いている名前なのに、なぜ男の子に間違えられるのかわからず、本当に嫌だったことを覚えている。

表彰の時、くん付けで呼ばれた時は出て行かなかった。
しかし、先生に言われてしぶしぶ行くと、朝礼台の先生に『あ、ごめんなさい女の子だったのね』と必ず言われる
ムッo(`ω´ )o

そして、クラスに同じ名前の男の子がいたもんだから、更に追い討ち。
『結婚したら同じ名前になるな〜』と馬鹿にされ、

それから、出席をとる時や、自己紹介、が嫌いになった。自分の名前を言うのが恥ずかしくて嫌だった。(幼心は繊細です)

そして、イライラが爆発し、両親に当たった。

『こんな名前やだ!名前を変えたい!大人になったら絶対名前変える!!』
と言った。

きっと両親は傷ついたろうな。ド反省。ですが、その当時は男の子に間違えられることが本当に嫌だったのだ。


そんなこんなで、高校生。

自己紹介で名前を言うのは相変わらず嫌だったが、
男子テニス部マネージャーなった私は、部活のイケメン先輩と名前かぶり!
3年の高橋順之助 先輩
2年の高橋純一 先輩
で1年の高橋淳 私だww
さすがに先生からトリオだなと言われ、先輩2人はイケメンでしかも優しかったので、なんだかちょっと、自分の名前悪くないかもって思えたwww

そして、

友人♀に『みつる』という名前のこがいた。
みつる♀も男の子に間違えられると言っていた。

そしてなんとその時に初めて
『「淳」は男性に多く付けられている名前』ってことに気がついたのだ!!!

それまで、自分に付けられた名前が男性に多いなんて思ってもみなかった。
どうりで、同姓同名の男性が結構いたわけだ!


その一瞬で、私は自分の名前に対するコンプレックスが一気に吹き飛んだ。

今までは、なぜ間違えられるのかがわからなくて、嫌だったのだが、そもそも男性に多い名前だということと、意外とそういう名前を付けられている女性がいたこと、逆に男性でも、『しのぶ』や『かおる』など女性に多い名前が付けられている人がいることを知って、めっちゃスッキリしたのだ!

それからというもの、男性に間違えられると
『クスッ』と、してやったり感を感じるくらい自分の名前が好きになった。


今は、もちろんこの名前が気に入っているし大好きだ。

名前に恥じない人生を生きよう!

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