【速報レポ#3】テーマ別カンファレンス③ユース世代・ジェンダー
2021年3月26日(金)・27日(土)開催の「ジャパンSDGsアクションフェスティバル」の速報レポート第3弾。この記事では、「テーマ別カンファレンス③:ユース世代・ジェンダー」のプログラムにフォーカスして、編集部が気になったコメントと合わせてお届けします。
※こちらの記事は速報記事になります。各プログラムをチェックしたい方は、後日公開予定の「アーカイブ動画」をご視聴ください。
誰もが、世界を変える力を持っている。~ユース世代からの行動のメッセージ~/ジャパンSDGsアクション推進協議会
【日時】
3月26日(金)12:30~14:10/チャンネル1
【登壇者】※敬称略
第1部:基調講演
高木超(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教/SDGs-SWY共同代表)
第2部:ユース世代からの発信・クロストーク
〈ファシリテーター〉
たかまつなな(時事YouTuber/お笑いジャーナリスト)
〈登壇者〉
飯山智史(EMPOWER Project 共同代表/東京大学医学部健康総合科学科)
小澤杏子(ユーグレナ初代CFO[Chief Future Officer:最高未来責任者])
平希井(NPO法人循環生活研究所 コンポストアドバイザー)
田才諒哉(ササカワ・アフリカ財団 ジュニアプログラムオフィサー)
能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN 代表理事/慶應義塾大学経済学部4年生)
ルイスロビン敬( 一般社団法人 Social Innovation Japan 代表理事/mymizu 共同創設者)
本プログラムは、慶應義塾大学大学院 政策メディア・研究科特任助教の高木超さんによる「基調講演」と「ユース世代からの発信・クロストーク」という2部構成で展開されました。基調講演のテーマは「ミレニアル世代・Z世代とSDGs-2021年を生きる私たちにできることー」。第2部のクロストークでは、基調講演の内容を受けて「循環型社会」や「国際協力」などの分野で活動しているユースたちが、「ユース世代からみたジェンダーとポストコロナ」をテーマに、熱く議論を交わしました。
【テーマ】
・ミレニアル世代・Z世代とSDGs ※第1部
・「循環型社会」「国際協力」などの分野における活動報告 ※第2部
・ユース世代からみたジェンダーとポストコロナ ※第2部
【編集部が気になった発言】
「2015年の時点で15歳だとしても、達成期限である2030年には30歳になります。SDGsは決して大人だけの問題だけではなく、私たちユースや、全国の学校の生徒など、みんなで取り組むべき課題です」(高木超氏)
「コロナ禍でデジタル化が推進したことにより、物理的、精神的距離が平等になりました。例えば、採用などでもオンラインを取り入れれば、地方の格差や、ジェンダー、障がいの差も埋まります。コロナが収束しても、良い側面は残していくべきだと思います」(小澤杏子氏)
「コロナ禍になって在宅時間が増え、家庭から出るゴミが急増しています。自炊によって生ゴミも増えていますが、自宅にある生ゴミは不快なので、コンポストなど処理方法を考えるきっかけになったと思います。こうした流れが継続してほしいです」(平希井氏)
「意図的にジェンダーを不平等にしようとしている人はほとんどいない。多くの人は無関心のまま、“無意識の差別”をしているのです。そうしたところにアプローチしていかなければ、多くの問題は解決されないと思います」(ルイスロビン敬氏)
「テクノロジーに慣れ親しみ、新しい視点を持つ若者が SDGsに向けてアクションが重要。一方で、上の世代の築いたものも理解しながら、広い視点で取り組んでいく考えも忘れずにいたいです」(飯山智史氏)
「世界に目を向けると、ジェンダー不平等には歴史や宗教など、背景があることが多く、解決できないことも多い。一方的に主張するだけでなく、それぞれの背景を理解し、原因を把握することが必要だと感じました」
(田才諒哉氏)
「ジェンダーや障がいは、当事者じゃないと気付かないことが多い。ある意味で、間違いは誰もが抱えています。そこから逃げるのではなく、いろいろな人の話を聞きながら、みんなで明るく思考をアップデートするのが良いと思います」(能條桃子氏)
「一つ一つの行動って意味があるのかなと疑問を感じてしまうことも時にはありますが、一つ一つの行動の積み重ねでしか社会は変わらない。そしてその行動は、社会に目を向けるきっかけになります。皆さんの行動が広がっていけば、きっと社会も変わる。私も勇気をいただきました」(たかまつなな氏)
外国につながりのある私たちと日本の学校/JICA横浜
【日時】
3月26日(金)14:50~15:50/チャンネル2
【登壇者】※敬称略
〈開会挨拶〉
熊谷晃子(JICA横浜所長)
〈趣旨説明〉
長田裕一郎(神奈川県教育委員会指導主事)
石亀敬冶(JICA横浜市民参加協力課長)
〈ファシリテーター〉
滝坂信一(JICA横浜技術顧問)
〈登壇者〉
安富祖樹里(NPO法人ABCジャパン ユースワーカー)
太田亜理佐(愛川町インクルーシブサポーター 日本語指導協力者)
ナイム・サード・ビン(有限会社友元機械)
〈総評〉
岡野親(神奈川県教育委員会教育監)
外国につながりのある子どもとして神奈川県内の小中学校で育ち、今社会人となっている3名の若者が日本での学校生活を振り返り、その経験から今後取り組むべきアクションを探っていく、教育や平等をテーマにしたセッション。 外国とつながりを持たず生まれ、育ってきた人にとっては、驚きや考えさせられることも多く、とても貴重な時間となったはずです。
【テーマ】
・外国につながりがある子どもの学校生活
・経験&体験から考える問題点と改善点
・経験&体験から考える取り組むべきアクション
【編集部が気になった発言】
「私は日系3世ですが、日系人ということの意味がわからなかったので悩んだ経験があります。今、同じようなことで悩んでいる子にはファミリーヒストリーを知ることで意識が変わるということを教えてあげたいです。
まわりの人には、話す時間を設けたり、一緒に遊んだりと、ストレス発散の機会を作るのも大切にして欲しいですね。子どもの頃は大変だねと言われることが多かったですが、いいこともたくさんありました。そういう楽しい話を聞いたり、声かけを心がけてくれるとうれしいと思います」(安富祖樹里氏)
「友達に自分を知ってもらい、理解してもらい、受け入れてもらうことが大切。そのためには、子ども自身にお友だちや先生に自分のルーツを話す機会を設けてあげることも重要だなと感じます」(太田亜理佐氏)
「日本に中学2年生のときに転校してきました。優しく接してくれる生徒が多かったですが、その学校で始めての外国人生徒だったようで、特に先生に”外国人をどう扱えばいいのか”というのがなかなか理解されなかったという印象でした。文化や宗教について調べたり、聞いたり、話し合ったりする機会があればよかったのかなと思います」(ナイム・サード・ビン氏)
「外国人、日本人ということではなく、ひとりひとり違うということを理解し、それぞれに応じた対応が教育現場で重要なのだと考えています。温かなコミュニケーションがとれる学校づくりを推進していきたいと思いました」(岡野 親氏)
SDGs Quest みらい甲子園 神奈川県大会/神奈川県、SDGs Quest みらい甲子園神奈川県実行委員会
【日時】
3月27日(土)10:00~11:30/チャンネル2
【登壇者】※敬称略
2年スタンダード専攻チーム(星槎学園高等部湘南校)
SKY’S THE LIMIT(鎌倉女学院高等学校)
立花学園高等学校鉄道研究部(立花学園高等学校)
SKY Blue(聖園女学院高等学校)
ハマユウ(平塚学園高等学校)
たまねぎ姉妹(鎌倉女学院高等学校)
桐蔭学園高等学校 GISゼミ(桐蔭学園高等学校)
秦野高校ホタル探究会(神奈川県立秦野高等学校)
トランジションゼミ同好会(桐蔭学園高等学校)
世界征服from YIS(神奈川県立横浜国際高等学校)
〈総合司会〉
MITSUMI(FMヨコハマ DJ/かながわSDGsスマイル大使)
高校生が持続可能な地球の未来を考え行動するために、SDGsを探求し、社会課題解決に向けたアイデアを考える機会を促し、そのアクションアイデアを発表・表彰する「SDGs Quest みらい甲子園」の 神奈川県大会。今回は、26校94チームがエントリーし、本大会(最終審査)には10チームが選出されました。この記事では、「SDGsアクション大賞」「SDGsアイデア賞」「企業賞(東京海上日動火災保険賞)」の3賞を受賞したチームをレポートします。
●SDGsアクション大賞
トランジションゼミ同好会(桐蔭学園高等学校)
【アイデア】
体験会を通じたパラスポーツの普及
【概略】
ボッチャを中心としたパラスポーツの体験会を実施。参加者にパラスポーツを自分ごと化、体験してもらうことで、障がいを持つ方々への関心度を上げ、お互いを理解するきっかけをつくる。
【受賞理由】
「ソーシャル・インクルージョンの実現に向けて、自分ごととして、等身大の言葉でプレゼンしていただいたのが非常に印象的でした。思っていても実行に移せない人が多い中で、“ブラインドサッカーやボッチャを体験して楽しかった”、“その体験をみんなにしてほしい”という強い願いを行動に移した点に強く共感しました。また、選手との交流など新たな関係を築きながら前に進めたことも素晴らしかったです。欧米のようにパラスポーツのイメージが変わることで、市場や雇用が拡大できるようになれば、とても素晴らしいことですよね。そのような社会を目指して、引き続き活動を続けていっていただきたいと思います」(治田友香氏/大会実行委員会 常任委員/関内イノベーションイニシアティブ)
●SDGsアイデア賞
たまねぎ姉妹(鎌倉女学院高等学校)
【アイデア】
鎌倉発祥SDGsレストラン設立計画
【概略】
市内に約9630件ある空き家をレストランとして活用。市内の飲食店や家庭、鎌倉野菜の直売所で余った野菜を持ち寄ることで、市民や観光客に鎌倉野菜をつかったローコストなレストランを設立し、食品ロスと空き家問題の2つを解決を目指す。売り上げの一部は、環境保全活動やユニセフなどに寄付する。
【受賞理由】
さまざまな社会課題を繋ぎ合わせて、さまざまな人の意見を聞いてできたこのアイデアは、すでに走り出せそうなビジネスプランになっていると思いました。プロの投資家から見ても、非常に将来性のあるビジネスプランなのではないかと思いました。また、アクションを広める方法として宣伝動画は、今の若者世代に広めていくためには欠かせないものだと思いますが、そこにリーチできない方々にも目を配ってフリーペーパーを使うという着眼点も素晴らしいと思いました。このアイデアが実現した暁には、私が第一号のお客さんになりたいと思います」(小林篤弘氏/大会実行委員会 常任委員/朝日新聞社)
●企業賞
桐蔭学園高等学校 GISゼミ(桐蔭学園高等学校)
【アイデア】
GISを活用した防災教育の提案
【概略】
東日本大震災を経験して、“災害で苦しむ人を1人でも少なくしたい”と思ったことをきっかけに想起。東京大学や横浜市役所をはじめとする様々な分野のスペシャリストとの意見交換の成果を発揮し、興味を持たせ、主体的に学べることを第一条件とした1コマ50分の防災教育プランを策定。実際に同校で授業も行なった。
【受賞理由】
「学校の生徒にアンケートをとったり、社外のスペシャリストと意見交換をしたり、学校の授業に実際に取り組む計画をしたりといった構想はもちろんですが、実際に多くの周囲の人たちを巻き込んで取り組んだ点が素晴らしかったです。当社でも未来を担う子供たちへの支援活動として、防災授業などを社員が講師役になって行なっていますが、私たちがこれから取り組む事業の上でもとても参考になりました」(東京海上日動火災保険株式会社 神奈川支店 山本支店長)
未来へのアクション!高校生ボランティア/NHKエンタープライズ
【日時】
3月27日(土)14:00~14:30/チャンネル2
【登壇者】※敬称略
宮城県農業高等学校「農業経営者クラブ」
鈴鹿中等教育学校「二代目SOM」
〈ファシリテーター〉
世良マリカ(モデル・タレント)
本セッションでは、この3月に高校を卒業したばかりの、モデル・タレントの世良マリカさんをファシリテーターに迎え、さだまさしさんが創立・理事を務める「風に立つライオン基金」が2016年から行っている「高校生ボランティア・アワード」に出場している高校生たちの中から、5つの学校の取り組みが紹介されました。
宮城県農業高等学校「農業経営者クラブ」、 鈴鹿中等教育学校「二代目SOM」とは中継が繋がれ、その取り組みの詳細解説や“実演”が行われる一幕も。
【編集部が気になった発言】
最新テクノロジーを駆使して“東日本大震災の教訓”と”命の尊さ”を、自分たちより下の世代に伝える“語り部活動”をしている
宮城県農業高等学校「農業経営者クラブ」
「私たちより年齢の低い子どもたちは、震災を覚えていない、知らないということが多いんです。そんな子どもたちに、震災は自分の命や、大切な人の命を奪ってしまうとても怖いものなんだ、自分の命を守るために怖さを知ることが大切なんだ、という想いを込めて、語り部活動を続けていきたいです」
「大人の方々であったり、子どもがいらっしゃる親御さんたちのためにも語り部活動をしていきたいです。自分が後悔しないように、震災の記憶を残していけるのであれば、自分が大好きな宮城の人たちのためにもなると思っています」
【編集部が気になった発言】
海岸の清掃から活動を始め、ゴミを拾うだけでは根本的な解決にならないと、海を愛する自分たちの想いを込めたオリジナルソングを制作して海や生物への愛を普及している
鈴鹿中等教育学校「二代目SOM」
「オリジナルソングは、作曲を僕たちの後輩、作詞を僕たちでつくったものです。歌詞は、皆でアイデアを出し合いながら、1番を人間の目線、2番を生き物の目線、サビを海の未来の様子を表現しています。“他人事にするのではなく、自分たちが意識しないと何も変わらない”というメッセージが込められているサビの“誰かのせいにしたくない”という歌詞が、とても気に入っています」
【編集部が気になった発言】
「私と同世代の高校生たちが、こんなにも身近な世界を変えるために行動していることに、とても刺激を受けました。何か特別な事をするんじゃなくて、ひとりひとりが身近な課題を克服するために、アクションを重ねていくことが大事だということを改めて感じました」(世良マリカ氏)
Z世代の環境活動家の“頭の中”を田原総一朗が直撃by 相席なま田原/withnews
【日時】
3月27日(土)14:40~15:20/チャンネル2
【登壇者】※敬称略
田原総一朗(政治評論家)
露木志奈(環境活動家)
政治ジャーナリストの田原総一朗さんが、それぞれの分野において新しい生き方を体現する“次の人材”に鋭く切り込んでいく「withnews」の人気企画「相席なま田原」と、ジャパンSDGsアクションフェスティバルのコラボセッション。田原さんによる鋭い質問の数々で、大学を休学して全国の学校で講演を行う“20歳の環境活動家”露木志奈さんが、なぜ環境活動を行なっているのかが、紐解かれていきました。
【テーマ】
・バリ島への留学と環境問題への関心
・大学を休学した理由
・環境活動家としての活動と中高生に伝えたいこと
【編集部が気になった発言】
「環境問題は、やるべきことが決まっているんです。それは、みんなが環境問題について知って、実際に行動していくこと。だから大学で学ぶことよりも、行動していくことを選んで、大学を休学してこの問題に取り組んでいこうと思いました」(露木志奈氏)
「露木さんが、全国の学生たちに行なっている講演が盛り上がっていくと、世の中の空気が変わっていく。若者たちが、CO2を出さない、再生可能エネルギーじゃなきゃとダメだという意識を持てるようになったら、日本は変わっていくはず」(田原総一朗氏)
「講演をしていく中で大切にしているのは、環境問題に関心を持ってもらうことと同時に、みんなに自分の意見を持ってもらうことです。環境問題を解決するうえでは、自分の意見を持つことが絶対に必要になると思うんです」(露木志奈氏)
私たちが行動する中高生になったわけ/一般社団法人Think the Earth
【日時】
3月27日(土)15:40~16:20/チャンネル2
【登壇者】
〈ファシリテーター〉
上田壮一(一般社団法人シンク・ジ・アース理事/多摩美術大学客員教授)
入江遥斗(横浜国立大学 1年生/Design more.代表)
〈中高生チーム〉
チョコプロ(武田智生、小清水萌杏奈、三浦衣咲/湘南学園中学校高等学校)
やさしいせいふく(中出ほたる、福代美乃里/東京都立武蔵高等学校)
「インディペ」チーム(脇田千由、齋藤真裕、坂元愛佳/千葉県立小金高等学校)
一般社団法人シンク・ジ・アースの上田壮一さんと現役大学生の入江遥斗さんをファシリテーターに、総勢8名のSDGsを実践する中高生が、自分たちの活動やそこに込められた想いを語ったフレッシュでエネルギッシュなセッション。彼らが伝えた「いま、伝えたい言葉」は、同年代だけでなく、大人にも刺さるものでした。
【テーマ】
・私たちの活動
・私たちが活動するようになった理由
・行動する学生として参加者に、いま、伝えたいこと
【編集部が気になった発言】
Q. 活動内容を教えてください!
「SDGs活動を始めたきっかけは、中学1年生の時に『チョコレートの裏側』という授業を受けたときに、児童労働の実態を知ったことです。そこで、とりあえず何か行動してみようと思い、募金活動や啓蒙活動などの身の回りからできることから活動を始めました。直近では、クラウドファンディングで約70万を集めて、バレンタインの前日に横浜のクイーンズスクエアでSDGsをもっと身近に感じてもらうイベントも開催しました」(チョコプロ)
「SDGsに関連した町おこしを企画し、学校の近くのパン屋さんの協力を仰いで、地域の2つの農家をつないでパンの商品開発を行って実際に販売したり、食品ロスをの解決を目指し、レストランで余っている食材を譲ってもらい、子ども食堂に届けるという活動をしています。活動を通して農家が抱える問題の周知を目指していますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、現在は活動が狭まってしまっています。来年度以降は、この活動をしっかりと後輩につなげて、高校生のSDGsを広めていきたいと思っています」(「インディペ」チーム)
「今日私たちが着ている服は、低賃金・長時間労働といった生産者の苦しい生活や水質汚染といった地球環境の犠牲の上につくられたものです。そのように、普通に生活していて誰かや地球を傷つける経済の構造の問題を解決するために、私たちは、環境にも世界にも優しい服をつくる活動をしています。現在はTシャツの制作がメインですが、将来的には若者への影響力がある制服に焦点を当てた活動をしたいと思っています。これからはクラウドファンディングを使って、多くの人に問題を知ってもらったり、スクールTシャツなどをサスティナブルなものに変えていく活動を進めていく予定です」(やさしいせいふく)
Q .なぜ行動する中高生になった?
「【未知の世界】高校に入るまで学校の周りのことを全く知らなくて、高校に入ってから学校の周りのこと、地域のことを知って、興味を持ちました。私がお世話になる世界の役に立ちたいと思ったことがきっかけで活動を始めました」(「インディペ」チーム・脇田千由さん)
「【友達の存在】何かに挑戦する時、何かをする時に、支えてくれる友達や先生がいてくれたことがすごく大きかった。何かあったら助けてくれる、友達がいてくれたから、行動する学生になれました」(チョコプロ・武田智生さん)
Q. 行動する学生として、参加者に今伝えたいこと
「【意識する】問題について、知ったのなら行動するべきだと言われることが多いと思います。でも行動に移すチャンスがなかったりすることもあります。行動ができないなら、意識することだけでもしていくことが大切だと思います。チョコならフェアトレードを選ぶようにするとか。伝えられなくても意識すれば変わっていくんじゃないかと思います」(やさしいせいふく・中出ほたるさん)
まとめ
「自分も若者や学生というくくられることが多いですが、若者・学生という見方ではなく、社会を変革していく一員として捉えていくべきだと思いました。今、中高生の活動の波が非常に大きくなっています。世代間の継承というテーマもありますが、今後の10年は、皆さんのアイデアや意識の変化が、世界を大きく変えていくことになるだろうと感じました」(入江遥斗氏)