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雲間から 静かに伸びて くる梯子 雲色の 糸から梯子を 紡ぐは蚕 壺の底から 手が伸び梯子に 掴…
泣き疲れて萎れた秒針が無謀にも進む ありふれた幸せが不遜にも空を包む かきくらす何某か…
暗雲垂れ込める夜には何を思おう 無力極まる四肢には何を希望しよう 半分ばかり顔覗かせるのは…
雨に濡れた窓。 雨に濡れた窓越し。 雨に濡れた窓越しに見る。 雨に濡れた窓越しに見る景色。 …
君を思えば 星々の狭間をのびのびと泳ぐ 鯨の姿が見えるのはどうしてだろう 暗がりに浮かぶ…