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詩のスケッチ8)星の狭間に、鯨の背中をみた日には。
君を思えば
星々の狭間をのびのびと泳ぐ
鯨の姿が見えるのはどうしてだろう
暗がりに浮かぶ、星々が美しい
そして光っているのだ、君の姿も
幸運にも君の姿を見た人は、
不思議と温かい気持ちに包まれる
自身も光であることに、
気づかせてくれる
君が行く先々に、咲きほこる花々が見える
君が行く先々の、光り輝く航路が見える
とっておきの光をひとつ見つけた、いま
君はその光と一緒に、
どこまでもどこまでも広がる
星空の海をゆくのだ
静かに、穏やかに、けれども雄大に
しゃらしゃらしゃらり、たおやかに
いつまでもいつまでも、
みんな君を見ていたいと思う
どこまでもどこまでも、
みんな君を見ていたいと思う
時には近くで、時には遠くで
その姿をみれば、
優しい光を思い出せるから
ーー温かいから。
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2022/07/03 Sの人生を祝す想いのために。忽忽。