日本統治下の台湾における客家音楽
初めに 日本統治時代の台湾で発売された音楽レコードの歴史は客家音楽に始まり、客家音楽に終わる。
1910年代から1930年代までの台湾では台湾語の流行歌や伝統音楽のレコードが発売されており、台湾音楽の黄金時代と言っても過言ではなかった。この時代に台湾音楽の基礎を築く作曲家や作詞家、名曲が数多く輩出され、望春風(コロムビア80283-A、1933年)や雨夜花(コロムビア80300-A、1934年)と言った台湾語の流行歌は今でも歌い継がれている。
しかし、この時期に発売され