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コーヒー豆
友人がなにやら木の実を持って訪ねてきた。
ニヤニヤして、なんの実か言わないので、その木の実の皮をめくってみた。
何と、コーヒーの実で、自宅でできたそうだ。コーヒーの実は写真で見ると真っ赤だが、これは黒い。
多分完熟していると思うのだが、よくもこんな立派なコーヒーを育てたものだ。
自分も昔、コーヒーを育てたことがあるが、生育が早く、すぐに大木になってしまう。しかも低温に弱く、霜が当たっただけで枯れてしまう。
温度確保のために室内に取り込んでみたが、当時設置していた灯油ストーブの熱で枯らしてしまった。
栽培が難しいので、それ以来、自分でコーヒーを育てようと思ったことはない。
彼はこの実をフライパンで煎って、コーヒーとして飲んでみたそうだが、「苦くて変な味がしてとても飲めたものではない」とのことだった。
生豆を輸入したり、購入したりして焙煎した人の話は聞いたことがあるが、自分は専門家が焙煎した美味しいコーヒーを毎日飲んでいる。
コーヒー焙煎のプロの彼らも木からもぎたての生豆を見たことはないだろう。
①木から採取した生豆の鞘をすぐに剥くのか、乾燥後に剥くのか、
②鞘から取り出した豆は洗って乾燥するのか、そのまま乾燥するのか
AI に質問してみたところ、
①産地によってすぐに鞘を剥くところもあり、乾燥後に剥くところもある。
②産地によって洗うところもあれば洗わずに乾燥させるところもある。
との答えで、全く AI は参考にならない。
今回採れた量が大ざる一杯らしいので、鞘を剥いて、日陰乾燥させて、未熟、虫食いを除いて焙煎して手間をかけても、「コーヒーとしての完成品が4〜5杯しか作れないだろうな」との見通ししかたたない。
福岡県の飯塚でコーヒーを自家栽培をして、その実でコーヒーを提供している店の噂を聞いて一度飲みに行ったことがある。
あのくらいの規模で栽培すれば話題にもなるだろうし、経営的にもうまくいくと思うが、コーヒーを4〜5杯しか作れないんだったら道楽にしかならないと思う。
彼が大規模に、生産をするという計画を持った時点で、プロに紹介しようと思っている。