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靖国神社は墓地ではない

靖国神社は墓地ではない。
その名の通り神社である。

神社とはこのように定義されている。

神道の神々を祀る社(やしろ)である「神社」は全国に約8万5,000社あり、その多くを民間法人である「神社本庁」が統括しています。

famille

じんじゃ【神社】
産土神、天神地祇、皇室や氏族の祖神、国家に功労のあった者、偉人・義士などの霊を神として祀った所。やしろ。おみや。じんしゃ。

大辞林

神道とは

wikipedia

信仰の対象は八百万の神で、人間ではない。

日本人は古来数万年前から先祖を大切にしてきた。人間は自然から生まれて、死ぬと自然の中に戻ると考えている。
この自然に戻るということを、西洋から入ってきた神という言葉を使ったところから混乱が始まった。

神という言葉が誤解を生むが、西洋の神は人間をこしらえ、絶対者として存在し、人間を支配している。死んでも人間は人間のままで、コーランやバイブル、経典等の影響下にあり、神の監視下にある。

キリスト教が日本で普及しないのは、この理屈が理解されていないからだとおもう。日本人の祖先はすでに八百万の神に組み込まれているのだ。

靖国神社に参拝するのは亡くなった個人をお参りしているのではなく、新たに加わった八百万の神をお参りしているのだ。

日本にゾンビやキョンシーが存在しないのは、亡くなった方を大切に思い、敬っているからだ。

どうしても戦没者個人をお参りしたければ、西欧を見習ってアーリントン墓地のように特別な墓地を作れば良いと思う。

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