【懐かしのゲームを求めて】スリルドライブ3
一般道を 240 Km/h で疾駆する安全運転
私にはどうしても忘れられないゲームがありました。それは「スリルドライブ3」と言うアーケードゲームです。
小学生ぐらいの時に遊んで以来、地元のショッピングモールにあったゲームセンターから姿を消し、長らく心残りでした。
しかし、関東に引っ越してようやく懐かしの再会を果たすことができたので、自分の思考の備忘録も兼ねてnoteを残します。
最後に隠しコマンドについて追記しました。是非最後までご覧ください。
追記 2024/8/6 : 投稿から一年以上経過し、多くの方に閲覧いただいたことを感謝いたします。改めて読み返してみると、まだまだこのゲームの魅力を皆さんにお伝えするには程遠い文章になっていたため、今回加筆修正を行うことといたしました。
ゲームとの思い出
私が小学生の頃、両親によくショッピングモールに連れて行ってもらっていました。
車で何十分もかけて行く道のりは、幼い頃の私をとてもワクワクさせてくれました。
しばらくの買い物の後、母と妹は服を見て、私と父はゲームセンターや書店に行くのが恒例です。
そして、その時ゲームセンターで遊んだゲームこそスリルドライブでした。
ゲームセンターには他にもたくさんのゲームが所狭しとありましたが、私はこのゲームに夢中になりました。
父が渡してくれる百円玉を入れて、ゴールできるまで何度もやり込みました。
ただ、1日に3,4回ほどしかできなかったため、いかに効率的に上達するかを幼いながらも研究していたのもいい思い出です。
イニシャルDや湾岸ミッドナイトもデータカードを作るぐらい大好きなのですが、このゲームには他のゲームとは違う魅力がありました。
ゲームの概要
まずは、スリルドライブ3 というゲームがどのようなゲームなのかを簡単にご紹介します。
スリルドライブ3 は KONAMIからリリースされたアーケードレーシングゲームです。
https://web.archive.org/web/20051228045135/http://www.konami.co.jp/am/td/td3/index.htm
2つ目のリンクはインターネットアーカイブとなっております。
プレイヤーは、一般車が走行する一般道を事故を起こさないように燃料が無くなる前にゴールを目指して車を走らせます。事故を起こすと恐ろしいムービーが流れるため、プレイヤーは高い緊張感の中一般道を疾駆することになります。
コースはEU, 日本, USA の3種類用意されており、それぞれ難易度が異なります。また、気象条件も変更することが可能で、夜や雨など視界が悪くて難易度の高いモードも用意されています。
リンクしているサイトについて
本作のように古いアーケードゲームに関する情報がなかなか少なく、更新が止まっているものも多いです。そのため、閲覧しづらいと思いますがご了承ください。
ゲームの魅力
このゲームには他のレースゲームにはない独自のシステムがあります。
事故イベント
本作の大きな特徴の一つが「事故イベント」です。
プレイヤーは一般車が多く走行している一般道を走行することになります。勢いよく一般車と衝突したり、崖から転落したりすると事故イベントが発生し、事故が発生した時の運転のプレイバックが流されます。画面には「事故発生」と事故を起こした原因が表示されます。
注意
交通事故の表現が含まれております。閲覧には十分ご注意願います。
賠償金と違反点
事故イベント以外にもこのゲームには他のゲームにはない特徴があります。それが、賠償金と違反点システムです。
一般車と事故にならなくても接触したり、道の途中で置いてある障害物と衝突すると賠償金と違反点が加算されます。
道の途中にあるお店( 車の乗り換え、チューンアップ、ドライブスルー、洗車機 )を利用したりしても賠償金に加算されます。もちろん、お店を利用することは違反ではないため、違反点はつきません。
上の2枚の写真はドライブスルーを利用した時の写真です。通過をすると 1,000 円賠償金が追加されましたが、違反点は追加されませんでした。
ハンバーガーはセットなのか単品なのかが気になります。(もし単品だったら当時の物価を考えるとかなり高い)
また、賠償金の金額は金額が大きい順にランキング化され他のプレイヤーと競い合うシステムが存在します。あえて、公共物を破壊しまくったり、事故を起こしまくったりして賠償金稼ぎをしてランキングに参加するという遊び方も可能です。
Youtube には賠償金の金額を競う大会がありました。
シートベルト
このゲームの座席にはシートベルトが取り付けられています。事故が発生すると、シートベルトがキツく締め付けられ、事故の衝撃を体感することが可能です。
ただ事故の衝撃を体感するだけでなく、シートベルトをつけていないとシートベルト着用義務違反となり罰金と反則点が加算されます。
なお、身長が 130 cm 未満の子供はシートベルトを着用しないよう発進前に警告が表示されます。
免停や取消、優良といった最終評価
ゲームが終了すると、リザルト画面に遷移し最終的な運転の評価が下されます。走行中に起こした事故や違反点から免停や免許取消し、厳重注意、優良といった評価が表示されゲームが終了します。
このようなシステムが他にはない高い緊張感を伴う魅力を作り出しています。
こうした刺激の強いシステムは、近年の観点では表現が難しくなっているため、その珍しさがより一層ゲームの面白さを引き立てます。
稼働開始が2005年のゲームにも関わらず、稼働しているゲームセンターでは常に遊ぶ人がおり、このページが数多くの方から閲覧いただいていることから、このゲームの人気ぶりを見ることができました。
再会
大学卒業後、関東のとある町に引っ越しました。
新生活をしているうちにふとあの時の記憶が蘇りました。
「そういえば、もう何年あのゲームを見ていないんだろう」
そう思いはじめると、だんだんともう一度そのゲームで遊んでみたくなりました。
ネットで調べてみると、関東圏に今でも設置しているお店を発見します。
しかも、更新日が先月とかなり新しかったので、「行ってみる価値あり」と早速電車とバスを乗り継いでそのお店に向かいました。
お店につくと、さっそくゲームセンター特有の音の洪水出迎えます。
音の洪水を掻き分け、しばらく奥に進むと、ありました。
本当に懐かしいです。地元から姿を消してから約10年ぶりぐらいでしょうか。
小学校卒業以来以来合っていない友人と、同窓会で再会した気分になりました。
久しぶりに遊んでみても、やはりその中毒性は変わらずありました。
私は、実際に運転免許を取得してからずっと無事故無違反で通ってきました。
追記:今はゴールド免許です。
ですが、このゲームをやってみるととにかく事故を起こしまくります。
特に、EUのコースは道が狭くて交通量が多いので苦戦しました。
ゴールしたものの、免許取り消しを食らうはめに。
最終的にそのゲームだけで1000円をつぎ込むほど熱中していました。
アーケードゲームは、一度姿を消すと再開のチャンスをつかむのにとても苦労するため、今回の再会は本当にいい体験だったと思います。
その後
この記事を投稿した後も、私は東京のゲームセンターに置いてあるスリルドライブを時折遊んでいます。やっぱりいつになってもこうした尖ったゲームの魅力は尽きることがありません。
何度か遊んでいるうちに、ふと自分が書いたこの記事を読み返す時がありました。たくさんの方にご覧いただいてはいるものの情報不足だったり、雑な書き方になってしまっていてうまく魅力が伝わっていなかったなと反省しております。それが今回加筆修正する動機となりました。今回の修正により、さらに多くの方にこのゲームについて知っていただき、この面白いゲームが歴史の闇に消えていくことを防ぎ、いつまでも愛されるものになってくれることを願っています。
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稼働しているゲームセンター
アミューズメントパークウェアハウス三橋店
GiGO 秋葉原3号館6F
隠しコマンド
コインを入れコースを選択した後に朝、夕方などが選択できるシチュエーション選択画面に移動します。
その状態でブレーキを踏み続け、シフトレバーを上に倒します。
すると、「?」secret と表示されたシチュエーションが表示されるはずです。これを選択すると、通常よりも荒い天候で遊ぶことができます。
EU コースでは、濃霧がかかっており対向車やカーブがほぼ見えません。
私は何度も同じコースを攻略しているはずですが、前に進むのがかなり怖くなりました。
他にもこのゲームには隠しコマンドが存在するらしいので、是非とも実際にプレイして確かめてみてください。
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