「大は小を兼ねない」ことに気がついた。
▽大は小を兼ねる
「大は小を兼ねる」ということわざがあり、
”大きいものは小さいものの役割も果たすことができる”という意味ですよね。
これが頭にある人は、大きさの違いで迷った時に、
小さい方より、大きい方を買っておこう!という思考が働くと思います。
私も以前はそのような考えがありました。
パソコン、スマホの容量は大きい方がいい。
モバイルバッテリーも容量が大きい方がいい。
”何でも高スペックの物がいい” みたいな思考が頭の中にあった気がします。
もちろんスペックの大小で考えると、大の方が当然優れているんだけど、大体のモノは製品が大きくなったり、値段が高くなったりしてしまいます。
大は小を兼ねているけど、他の何かを犠牲にしているのかもしれないと気が付いたのです。
そして時が経つと、大抵の物が進化をしていて物が小さくなり、コスパが良い物が生まれたりする。
今、最上のモノを買っても数年後にはもっといい物が現れたりするし、本当にそれが良いのか?と考えるようになったわけです。
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▽10年前に買った高圧洗浄機の話
例えば、こんな事がありました。
10年以上前に高圧洗浄機を購入しました。当時は色々考えてスペックの良いものを選んだのだが、やたら大きい。そして重い。。
物置のスペースはとるし、重いので使うのに一苦労、、。
10年間で一体何回使っただろうか。。数えるほどだと思う。
より良いモノを手に入れるのに、お金を多く使い、収納するスペースも多く使う。
もし、もう少し小さいものを買っていたら、別な事に投資でき、余った場所に違うものを収納できたかもしれない。
そして一番は小さく使い勝手が良く、今よりずっと活躍していたかもしれない。
そんな事も考えるようになり、最近は”小さいモノの良さ”を感じています。
▽超小型の財布を購入した
私はずっと長財布を使っていました。
カードが多く入るし財布に収納するという部分では長財布は長けている。
ただ、大きいしポケットに入らない。大体財布を持っていく時はバッグを持ってそこに財布を入れて持ち歩いたりする。
ただ、これが面倒くさい。
最近は現金を持たなくても、スマホでやりとりができてしまう事が増えてきました。
クレジットカードをスマホに登録したり、QRコード決済やSuicaなどの交通系アプリで買い物ができたりと、スマホがあれば大抵の事ができる。
そんな時代です。
ただ、困るのが身分証明書の提示を求められた時にスマホでは難しく、それらのために財布を持ち歩く保険のような目的になっていました。
そう思った時、
「あ、財布を小さくしよう。ポケットに入るサイズのやつに。」
そう思いハンドメイドサイトで見つけた小型財布。
これが最高でした。
名刺入れより小さく、小銭も入るし、札も収納できる。
カードは4枚ほど入れる事ができる。
機能性も優れていて、私には十分な大きさ。
もう、手荷物を減らせるだけでこんなにストレスも減るんだ?
と思ったくらいでした。
頭の中で、外出中に財布をここに置いたから忘れないようにしよう。とか、
あれ?今はどのバッグに財布しまってあるんだっけ?とか、
余計な思考も増えてきます。
そんな事を考えなくて済むようになり、大から小に変えただけで、ストレスも小になりました。
今はいつもポケットの中、そして家に帰りポケットから出したら定位置に置く。
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他にも組織で考えた時もそうですよね。
大きな組織はそれなりに良いかもしれないけど、大きすぎると色んなことがやりにくくなったりします。
合意形成の難しさだったりと。。
組織の大小の場合は、何かを実行するために決定までの”時間”が犠牲になっているかもしれません。
気が付かないうちに働く社員のストレスが大になっていた!なんて事もあるかもしれません。
何であれ”大きさの最適を見つける”のが良いのかもしれませんね。
小さい水筒にして、飲む水がなくなり熱中症になっちゃった。
みたいな事にならないように。