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父親の背中

今日はこちらのお話会に参加。

大工さんのお話なんてなかなか聞く機会ないし、どんなことを話されるのかめっちゃ楽しみだった。 

実際参加してみたら、んもぉぉぉぉーめっちゃいい会だった。
父や旦那さんがちょっと愛おしくなるような。
そして男同士ってなんかいいよね、って思うような。
そんな心あたたまる時間でした。

当たり前に大工の仕事を継いだ田口さん。
子どもの頃から父親の仕事を生活の中で見てきたそう。

現代のサラリーマンなお父さんたちはそういう機会ってないものね。
朝早くいなくなって疲れて帰ってきて。
そんなお父さんしか知らない。
下手したら休みの日しか顔見られなかったりね。

でも、私自身は一時期父の働く姿を見ていた。
中学校の教師だった父。
地元の中学校に赴任した為に姉や私は同じ学校で過ごした。
私が中学1年生の時は同じ学年で学年主任を務め、更に父が顧問をやっていた陸上部に私は入部した。
流石に授業は違う先生だったけど、集会で学年主任の話とか聞いていて、不思議な感覚だった。

父は所謂不良と呼ばれる子たち(もはや死語な気がする)から慕われていた。
当時は今みたいに体罰がどうとかが緩かったから、そういう子たちの頭をはたいたりとかしてたけど、それでも慕われていた。
そこに愛情があったんだろうなって今は思う。
その子たちが可愛くて仕方ないんだろうなって、当時もなんとなく感じていた。

部活はとにかく熱心で、全国大会によく行っていた。休日なんて殆どなく、とにかく練習の日々だった。それも今では考えられない話だけど。

そのせいで母とよく喧嘩してもしてたから、あまり良い印象は無かった。だから絶対教師にはならない!と心に決めて、大学時代は教員免許取得の道を選ばなかった。(選択できたのに。)

でも、今、教育に関わることをしている。明らかに父の影響だ。
知らず知らず、父の背中を見ていたんだ。
当時は面倒くさかったり複雑な心境だったけど、今思うと貴重で幸せな時間だったんだなって思う。


父が亡くなってもうすぐ10年になる。
お墓参り行けてないなぁ。

今生きていたら、どんな話をするかな?って時々思う。
子どもたちのこと、講座のこと、いろいろ話していたかもしれないな。

なかなかお墓参りできなくてごめんね。
元気でやってるよ。
そして
ありがとう。
お父さんの子どもでよかったって思ってるよ。

今度お墓参りに行ったら、そう伝えよう。



お話会の動画はこちらで販売してます。
じんわり心があたたまります。



1/13(木)お母さんの学校にて講座やります。
体験参加もできます。
是非遊びに来てください。

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