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年末年始のお口の注意点とトラブルが起きてしまったら

 いずみ中山歯科は今日の午前で本年の診療を終了いたします。また、明日で終了するしかも多いのではないかと思います。ただ、口腔内の異変は突然起こることもあります。と言うことで、今年最後の投稿はトラブルが起きないための注意点ともしもトラブルが起きてしまった時の対処法をご紹介します。
お正月は家族や親戚が一堂に会したりしてなんだか心が高揚しつつ、おせち料理やちょっといつもとは違う自分へのご褒美として美味しいものをたくさん食べたり、お酒を飲んだりする機会も増えるかと思います。酔っぱらってしまうとうっかり歯磨きをせず寝落ちzzzしてしまうなど、口腔ケアが怠りがちになることもあるかと思います。歯みがきが怠りがちになると、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。
そこでまずは「お酒の飲み過ぎに注意!」。お酒には利尿作用があるため、体から水分を失いやすく唾液も少なくなり口腔内が乾燥しやすくなります。また、糖分が多いお酒はむし歯や歯周病の原因となる菌の活動を促進します。おつまみも濃い味付けのものが多く、歯の健康を守るためにも、お酒を飲んだ後はしっかりと歯磨きをしましょう。特に就寝中はお酒を飲んでいなくても唾液が減り、むし歯や歯周病の菌が活動しやすい時間です。就寝前の歯みがきは必ず行うようにしてください。
2つ目は「誤嚥(ごえん)に注意!」。誤嚥とは食べ物が食道ではなく誤って気管に入ってしまうことです。年を重ねると普段から唾液の量が少なく、飲み込む力が弱まっています。特にお正月はお餅を食べたことによる窒息事故がとても多く発生する時期です。飲み込む力が弱まっている方は、お餅やおせち料理などを食べる際は、とろみをつけたり、汁物と一緒に食べたりして、飲み込みやすくする工夫が必要です。また、お餅を小さく切って食べるなど、食べやすい形にしておくのも効果的です。
次に万が一トラブルが起きてしまった時の対処法をご紹介します。
まずは「詰め物や被せ物が外れてしまった」時です。外れてしまった時はその部分で噛まないように気をつけてください。外れたものは再装着が可能な場合もあるので、無くさないように保管し、早めに歯科医院に行くことが大切です。瞬間接着剤などでの自己修復はとても危険で、再装着できなくなるおそれもあるので絶対にお止めください。治療の時間と費用が余計に掛かってしまうことに繋がるおそれがあります。
次に「入れ歯が壊れた」時です。壊れた時は、割れるなど壊れた入れ歯で口腔内を傷つけるおそれがあるため、使用せずに早めに歯科医院で修理してもらいましょう。入れ歯が直るまでは、柔らかい食事を心がけ、喉に詰まらせないように注意してください。詰め物や被せ物と同様に接着剤などでくっつけると修復できなくなるおそれがあります。その場合、やはり入れ歯の新製時間と費用が余計に掛かってしまうおそれがあります。
最後に「転んだりして歯を強く打ちつけてしまった」時は、出血している場合は清潔なガーゼで出血を抑え、早めに歯科医院を受診しましょう。もしも歯が抜けてしまった場合は、抜けた歯は水で洗わず保存液に入れるか、牛乳やラップで包み、早急に歯科医院に持参してください。外傷や特に強い歯茎の腫れや痛みがある場合は急を要する場合があります。
休日歯科診療もありますので、下記の診療日時などをメモしておくといざという時に安心です。まずは電話して症状を伝え、緊急性の有無を確認してから受診するようにしてください。
期間:令和6年12月29日から令和7年1月3日
診療時間:午前10時から午後3時30分まで
場所:「荒井診療所022-261-7345)」地下鉄東西線荒井駅すぐ

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