『SONG WRITERS』観劇記録・11/24(昼)
気が付いたら、今年も残り2週間切ってましたよ…。でもまだ11月の話をしてますよ!
確か前々回の記事で「年に一回はアッキー(中川晃教さん)の歌声を浴びたい」みたいなことを書いたんですが、『SONG WRITERS』で浴びてきてましたよ!(実は5月に『CROSS ROAD』も観ているのですが…記事にしてなかったな)
とはいえ前日の『blue egoist』の重苦しさを引きずっての観劇だったので、正直しんどい。なんで2日連続で観劇の予定を入れてしまったんだろ…(スケジュール管理はちゃんとしよ?)『blue egoist』がダークでスタイリッシュなら、『SONG WRITERS』はカラフルでポップ。真逆すぎてめまいがします…ふらふらです。
さてさてこの『SONG WRITERS』という作品。2013年初演、2015年再演で今回は再々演なんだそうですね?
それなのにノーマークでした。作品自体知らんかった。なんで…?
でもそのおかげで新鮮な気持ちで観ることができました。
ストーリーなどの詳しい情報は↓こちらをご覧ください(*´∀`)つ(さてはまためんどうになったな?)
自信過剰な作詞家エディと気弱な作曲家ピーターという幼馴染みコンビが、正反対でありながら気心知れてる感じがしていいよね!(その辺りは回を重ねてる作品ならでは味でもあると思う)
“ソングライターズ”という歌がこのコンビを象徴しているけど、歌詞の中にある「この世に100の悲しみがあっても 101個目の幸せを 書き足せばいい」ってとこが、ホント素敵だなと思う!
そんな2人が手掛けるミュージカル作品がものになるかどうかの瀬戸際にあるわけだ。条件として…今書きかけのミュージカルを一年以内に完成させることと、その作品にふさわしいディーバを見つけること。
なーんて話をしている間に、エディの知り合いのマリーという女性がやってくる。話す言葉には訛りがあるものの素晴らしい歌声をしており「彼女こそディーバだ!」となって…
その一方で、エディの書く物語の世界が繰り広げられていて…
マフィアのボスのカルロ・ガンビーノやクラブ歌手(にしてカルロの情婦)のパティ、カルロと内通している刑事(にしてパティの元恋人)のジミーなんかが登場する、なかなかシリアスな物語が展開されている。
…と思いきや、2回目に登場した時のエディの物語世界はだんだんおかしな方向へ向かっていってるよ?
脳内劇場の中の人たちにエディが振り回されてる、この辺のグダグダ感が面白くて、めっちゃ笑ったよ!
やたら前に出てきたがる脇役のマフィア3人組とか。唯一シリアスなはずのジミーもキャラ変してるし(急にどうした?)。ジミーに向かい合ってるパティは笑いすぎててもはや耳塞いでるし。
この場面の全てが面白すぎて(アドリブもあるだろうなあ)、でもそれが成り立っているこの場の空気というか雰囲気というか、そういうところがなんかいいなと思いました。…が急に脳内劇場が悲劇的で驚きの展開を迎えて「えーっ!」ってなった。そりゃあエディも予想外で慌てるよね?ハッピーエンドにしたいわけだし。
エディとピーターがミュージカルを作っている現実の世界と、ガンビーノ一家が暗躍する物語の世界。全然別のものだと思っていた2つの世界、過去と現在とが交差して、新たな物語が浮かび上がるような感じ。「実はそうだったのか…∑(o゚Д゚ノ)ノ」と思わず膝を打ちたくなってしまったよ!びっくりした!よく練られた脚本で上手いなあと思う(←何目線?)。
後半のチャイナ娘とくノ一も登場する(どんな世界だよ…?)の総力戦?のところもおかしいかったなあ。ニックは笑いすぎて、セリフ他の人に言わせてるし…やっぱりそれが許されてる世界っていいよなあ。
ところでそのニックはエディとピーターに吉報を持ってくる音楽出版社のディレクターなんだが、実は…というキャラクター(実は…なんなんだよ?)。
それでもエディとピーターは、ニックのこともちゃんと親友だと思っていて…おいおい!泣けるなあ…(;´Д⊂)
あっ!そうそう。疾走感溢れる“ハッピーエンドが待っている”の曲が好き(急に歌の話をしてみる)。この曲聞くと腕を振り回したくなります。
物語は鎮魂歌から始まるからどうしたものかと思ったけど(コメディだと思っていたからさ)…もうただただ楽しい!いえーい♪ヽ(*´∀`)ノ
なんて油断していたら最後に“現実の国で夢見る人”の曲でぶん殴られましたが…(o゚∀゚)=○)´3`)∴
(「どんなにつらくても そこではあなたが 主役だから」…って歌詞、めっちゃ私の課題じゃん!今年散々突き付けられたよ、これ…)