ウェルビーイングを高める読書
ウェルビーイングを高めるということは、自分自身が満足して生きている状態を保つということ。単に病気がない、生活に困っていないとかではなくて、心豊かに生きていることを言うのかなと思っています。経済的豊かさが幸せとは限らないからこそ、ウェルビーイングを高めるためにどんなことができるのか、知っていれたらいいなと思ったりします。
ウェルビーイングを構成する5つの要素として、
・Positive Emotion(ポジティブな感情)
・Engagement(何かへの没頭)
・Relationship(人との良い関係)
・Meaning and Purpose(人生の意義や目的)
・Achievement/ Accomplish(達成)
があります。これらを満たすことで、幸せに感じると言われているのです。
本の活動、読書活動はこれらを満たすことができると思ったりします。例えとして、具体的な読書活動を挙げてみましたがいかがでしょう。
・Positive Emotion(ポジティブな感情)
→本を読み浸ったり、本屋さん巡りをしたり、自分が満たされることをする。
・Engagement(何かへの没頭)
→夢中になって本を読んだり、本で自分と向き合ったり。
・Relationship(人との良い関係)
→読書会に参加して人とリアルに意見を共有したり。読書垢を作って他の人の読んだ本や感想を覗いて交流したり。おすすめ本を紹介したり。本をきっかけに人とつながりやすくなる。
・Meaning and Purpose(人生の意義や目的)
→読書会に参加したり、自分で始めてみたり。
・Achievement/ Accomplish(達成)
→本を読みきったり、読書記録を残したり。読んだ冊数を競うために読んでいることはないですが、こんなに本を読んでいたんだと、達成感を感じることはありますよね。
まさに本に関わることはウェルビーイングを高めるのだと。本は、これからの時代、人の心を豊かにする可能性を秘めていると思うのです。
また、心の3大欲求として
・つながり
・自己有能感(役立ってる感)
・自発性(やらされるのではなく自分からやる感じ)
が言われており、この3つが揃うと自己充足感を得ることができるとも言われています。読書垢や読書友だちでつながれたり、おすすめしたり選書会で役立ってる感を感じれたり、自分から進んで本を読まないと物語が動かないように、本の活動は自己充足感を高めてくれると思うのです。
本はメンタルヘルスにおいていろんな可能性を秘めています。誰にとっても身近にあって。娯楽としても、ケアとしても活用できる本。これからも本×メンタルヘルスの可能性を探究しながら、広めていきたいなと思っています。