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ヨーガの現実がよく分かる事件

私のヨーガ教室では、

指導者養成コースのカリキュラムを無事に終えた人に対して、
数年に一度、資格授与式を執り行います。

コース生にとっては、

「長いヨーガの訓練をやっと終えた!」

と一区切りが打てる重要な瞬間になりますね。

そんな重要な式典であるにも関わらず、
それと取り仕切る副院長は、あり得ないミスを犯しました。

11期生の資格授与式のときに、
式を取り仕切っていた副院長は、こともあろうか、

最も重要な資格証明書にコース生の名前を書き忘れていたのです。

式典が進行している最中に気付いてしまったので、

「なんでそんなあり得ないミスを犯すの?」
「11期生がないがしろにされている!」

と、11期生は式中に怒り狂ってしまい、式は修羅場と化しました。


しかし、式典に出席していたヨーガインストラクターのONMR先生は

「こんなことで取り乱すなんて、ヨーガが身についていない証拠だ」

と、火に油を注ぐセリフを平然と吐き捨てました。

ONMR先生、副院長の失態には何も言わないのですか?
二代目の権力には逆らえないということですか?
上の失態にはじっと耐え、
下の者をそうやって非難するのがヨーガなのですか?


また、院長を含む重鎮たちに至っては、椅子に座ったまま身動き一つしませんでした。まるで他人事のように

「嵐が静まるのを待とう」

というスタンスがミエミエでした。

院長・重鎮は、普段、愛だの、平和だの、調和だの唱えているのに、
修羅場になるとダンマリなのですか?

しかしながら、そんな中、MRYM先生だけは

「副院長、今からでも遅くはないから、名前を書いてください!」

と、副院長を諭そうと必死になって下さっていました。

その一件もあり、
私は、今でもこのMRYM先生だけは心から尊敬しています。


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