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3/27「問いづくりの教科書(仮)カウントダウンセミナー」レポート
3月27日に「問いづくりの教科書(仮)カウントダウンセミナー」を開催しました。
今回は、初のオンライン講座ということで、たくさんの方にお申込みいただきました。福岡、大阪、兵庫、富山など遠方からもご参加いただきました。ありがとうございます。
カウントダウンセミナーでは、ORIDでリフレクションのための問いにフォーカスしました。ZOOMで参加いただいた方には、ブレイクアウトルームでのワークを体験いただき、Youtube Liveで同時配信を行いました。
グラフィック・レコーディングはグラフィックカタリストの成田富男さん、配信関係はBeyond/C・ミテモの小林さんのご協力をいただいています。
「問いづくりの教科書(仮)」とは
毎回同じことを書きますが、この記事から読まれる方もいらっしゃると思うので、念のためご説明します。
今夏、「問いづくりの教科書(仮)」という問いづくりをテーマにした書籍を発行する予定です。
今までファシリテーターとして年間200回以上登壇し、延べ3万人以上の社会人・教員・学生の方々の育成にかかわりました。多くの問いを投げかけることで、参加者の方々に考えていただく。そうした経験から、どんな「問い」が機能するのか、そして機能する問いを作れるようになるにはどうしたらよいかという知見を、書籍としてお届けできることになったのです。
私には、多くの方に自由自在に「問い」を作れるようになってほしいという思いがあります。その思いが、ようやく一つの形になりつつあります。
ウォーミングアップ #問いづくりの大喜利
まずは、ウォーミングアップとして、Twitterと連動した企画 #問いづくりの大喜利 に参加していただきました。Twitterをやっていらっしゃらない方も、その場で考えて発表していただきました。
https://twitter.com/Izawa_qft/status/1243103224376127488
どんな問いが出てきたかは、Twitterのスレッドをご覧ください。
ZOOMのチャットでお答えいただいた内容は、井澤のアカウントから投稿しました。
この企画は、今後も不定期に行っていきたいと思っていますので、ぜひ @izawa_qft をフォローしていただき、ご参加いただければと思います。
問いかけのフレームワーク ORID
ORIDというフレームは、もともと紛争解決のために考えられました。日本ではファシリテーター協会によって、振り返りに使えるフレームとして広まっています。今日は振り返りという文脈で使っていきたいと思います。
ORIDは、Objective Question、Reflective Question、Interpretive Question、Decisional Questionの頭文字を取っています。
二番目のRefrectiveから説明します。Refrectiveは色々なものを対象とできますが、ここでは特に感情を問います。そして、感情を問う前に客観的に事実を思い出してもらうために、Objectiveでは事実を問うています。OとRで事実と感情を分けることで、過去起きたこと、そのとき自分はどう感じたのかを振り返ることができます。
Interpretiveは解釈です。「過去についてあなたはどう考えるか?」ということで、起きたことや感情の原因や、自分の価値観といった一段深いものを問うていきます。
また「このようにしたら上手くいくのではないか?」といった、新たな知見を得ることもできるでしょう。過去を振り返ることで、未来に持っていけるものを解釈として生み出すことができるのがInterpretiveです。
最後に、Interpretiveを利用して「あなたは、どうしたいのか?」決定していくDecisionalな問いを考えます。
演習 リフレクションの問いをORIDで考える
このORIDに基づいて、グループワークを行いました。
対象者(中学2年生/高校2年生/大学2年生/社会人1年目)に「1年間の出来事を振り返り、次の1年をどう過ごしたいか」について考えてもらう問いを、ORIDのフレームで考えました。
グループでは、対象者を決定し、個人ワークでORIDに分けた問いをつくり、グループ内で話し合うという順番で行いました。
リアルの講座なら付箋や模造紙を使って行うことができますが、今回はZOOMのブレイクアウトセッションと、Googleスプレッドシートを使用しました。問いづくりだけでなく、複数のグループメンバーでスプレッドシートを編集するというワークも楽しんでいただけたようです。
振り返り・質疑応答
成田さんのグラレコで振り返ってみましょう。
今後のご案内
対話や学びが深まる「問い」のつくり方をテーマにした講座を、4月は全てZOOMを活用したオンラインにて開催いたします。
カウントダウンセミナーでもご紹介した「問いづくりの3ステップ」をダイジェストで学べるプログラムが「基礎編」にあたります。
対話や学びが深まるプログラムをデザインする上で重要となる「問い」を構造的につくるポイントについて、ワークショップ形式で考えていきます。
対話や学びが深まる「問い」のつくり方:基礎編
[日程]※同じ内容です
Day1:2020年4月14日(火)19:00~22:00
Day2:2020年4月30日(木)13:30~16:30
[申込み]
4/14(火):https://zoom0414fdws.peatix.com/
4/30(木):https://zoom0430fdws.peatix.com/
そして4月から開始する新企画として、「探究型授業・研修設計編」「会議ファシリテーション・介入編」の2つを開催いたします。詳細は下記リンクからご参照ください。
[4月以降のプログラム]
https://forms.gle/TVUWDNrga44BKUwX9
最後までnoteをご覧いただき、ありがとうございました。