島根発世界ブランドをつくりたい。地元産コットンの畑見学に行ってきました!
こんにちは。マザーテラス須藤です。
すっかり涼しくなりましたね。ここ島根では稲刈りが終わり、栗拾いが楽しい時期を迎えつつあります。
今日は、地元産超長綿の生産に成功された、加藤完一商店の藤原 潤さんのコットンの畑を見学に行ってきました。マザーテラスでは、来年春以降に、藤原さんのコットンを使った製品づくりの企画を進行中です。
コットンの優しい黄色の花は、夏から秋までずっと咲き続けるのだそう。夏には大胆に咲いて、涼しくなると、今のすぼんだ形になるそうです。見た目の可憐さとは裏腹に逞しいんですね!
コットンの収穫期は11月頃でまだ先ですが、今年は夏が暑かったせいか、すでにはじけて収穫できるコットンボールがちらほら。白い綿毛の部分を軽くひっぱると、すっぽりとキレイにコットンボールがとれました。
上品なひつじのようなクリーム色。
長超綿は、収穫した段階ですでにシルクのような、美しいツヤがありました。お日様に照らされた採れ立てのコットンは、ほんのり暖かくて、畑のいい匂いがする。ほのぼのと嬉しくなる、生まれたての赤ちゃんのようなハッピーな香りでした。
藤原さんが育てているコットンは、希少な長超綿の中でも特に希少性が高く高品質で「繊維の宝石」といわれるシーアイランドコットンによく似た品種です。シーアイランドコットンは、あまりにも素晴らしい肌触りと希少性ゆえ、500年という長い時を超えて多くの人々に愛され、英国から門外不出となったとも言われているのだとか。
3.5cm以上の長さのあるコットンだけを製品化するそう。元々希少で貴重な上に、さらに手間暇かけて糸になるんですね。繊維の宝石と呼びたくなる理由にもうなずけます。
コットンは基本的に繊維同士を絡めるだけで糸になるため、加工に余計な添加物を使わない。藤原さんが取れたてのコットンを指先で依るだけで、見覚えのある糸になりました。自然の恵みの不思議さよ。神秘的です。
マザーテラスでは、藤原さんの手で丹精込めて育てられた、この希少性高く素晴らしい肌触りの糸を100%使用し、その最高の肌触りの良さを体感できるキャミソールを開発しようとしております。
キャミソール1枚(約50g)を作るために、その倍の約100gのコットンが必要とのこと。本当に希少なコットン。
種から製品化までを一環して島根県内で完結できるAII IN SHIMANEなモノづくりを目指します。種から始める下着開発!?!?聞いたことない。果たして本当に実現できるのか?
普段マーケットインなプロダクト開発に慣れているので、素材からものづくりをするのは全く初めて。種から育てた服を着るってどんな気持ちだろう?創造するだけでワクワク。
藤原さんいわく、自分で育てた綿で作られた服を目にする瞬間は、ほんとうに嬉しいんだそう。お金では買えない情熱、敬意、創造の喜びがひしひしと伝わってきて、忘れていた何かを思い出した気がした。
この場で感じるクリエイティブなエネルギーを、そのまま体感していただけるようなモノづくり・コトづくりを目指して頑張ります!
こちらのnoteに更新していきます。応援宜しくお願い致します!
加藤完一商店さんのWEBサイト