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認知症の話4 アルツハイマー村@フランスより

同業者と、自分が認知症になったら…という話をしていたときの話。

いろいろと話しましたが、「今よりも生きやすい社会になっているといいね」という話にまとまりました。

帰路の途中、そのやりとりを思い出しながら、はっと気が付きました。

「生きやすい社会になってるといいなって、他力本願で他人事じゃん!」

認知症の領域にいて、一般の人よりもたくさん知っていることがある私が他人事のように話していてどうする。

自分のふがいなさに打ちのめされつつ、「認知症になっても生きやすい社会ってどんな社会だろう」と改めて考えました。

認知症になることが特別ではない社会。

認知症になっても、自分らしく決定権をもって生きられる社会。

周りの人も本人も一緒に穏やかに生きていける社会。

漠然としていますが、世界では認知症への取り組みとしてどんなものがあるんだろう、と調べてみました。

まず、でてきたのがフランスのアルツハイマー村の取り組み。

ご存じの方も多いかもしれません。

簡単にまとめると(一部抜粋)

・村の主な目的の一つは、住民たちが大切な人との関係性を保ちながら、世間と切り離されることのない生活を送ること

・アルツハイマーの方が住む「村」。四つの区画があり、それぞれに8人前後が入居している建物がある

・入居している人は120人。うち10名が若年性認知症枠で最年少は40歳(2018年当時)。

・村には図書館、美容院、レストラン、公園など、普通の街と変わらないものがある

・スタッフは白衣など着ておらず、街に溶け込んで運営や住人の手伝いをしている

リンク先で紹介されている写真が、素敵なんです!ぜひご覧になってくださいね。

認知症になった方がどのような場所で生活するか、本当に人それぞれですが

「好きなものを自分が選んで食べたい」

「ちょっとした気軽な外出がしたい」

「自分の好きなように過ごしたい」

こうした日々の生活の"あたりまえ"であったことが叶わなくなることを懸念される方は多くいらっしゃいます。

そうした意味では、私たちにとって大切な、ささやかなことでも自由に選択をしながら生きていく、ということが尊重され、保証されている環境に感じます。

羨ましいな、というのが正直な感想です。

と、同時に気になるのが

・待機、すごく長そう…。

・でも、お高いんでしょう?

ということ。

調べてみましたが、情報が見つけられず…。

引き続き、いろいろと調べて、時々ここで共有させていただきたいと思います。




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