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【ASD】障害者手帳を取得してきた

検査をしてから大体2ヶ月。
ついにこの時がやってきた。

精神障害者保健福祉手帳3級。

いざ手に取ると、ちゃんと「障害者」って書いてて、当たり前なんだけどちょっと複雑な気持ちになった。
顔写真付きだからなおさら自覚できてしまうのもあるかもしれない。

普通に生きていて、どこも特別おかしいと思ってなくて、ただ私にとっての日常を過ごしているだけなのに「障害者」。
でも、傍から見たら私の行動自体が異常に見えることもあって、それでまた傷ついてしまうけど、それこそが障害であることの証明。
(障害者=おかしいという意図は一切ないけれど、不快な表現だったらごめんなさい)

自分の等級について調べてみたら、こう書いてあった。

1 調和のとれた適切な食事摂取は自発的に行うことができるがなお援助を必要とする。

2 洗面、入浴、更衣、清掃等の身辺の清潔保持は自発的に行うことができるがなお援助を必要とする。

3 金銭管理や計画的で適切な買物はおおむねできるがなお援助を必要とする。

4 規則的な通院・服薬はおおむねできるがなお援助を必要とする。

5 家族や知人・近隣等と適切な意思伝達や協調的な対人関係づくりはなお十分とはいえず不安定である。

6 身辺の安全保持や危機的状況での対応はおおむね適切であるが、なお援助を必要とする。

7 社会的手続や一般の公共施設の利用はおおむねできるが、なお援助を必要とする。

8 社会情勢や趣味・娯楽に関心はあり、文化的社会的活動にも参加するが、なお十分とはいえず援助を必要とする。

(上記1~8のうちいくつかに該当するもの)

障害等級3級の能力障害(活動制限)の状態

悔しいけど、しっかり当てはまっていた。
私の場合は③⑤⑥⑦⑧あたりが該当していて、
特に③や⑦が苦手。

逆にどうして皆は普通にできるんだろう?と思っていた疑問が、障害者である証明として掲載されている現実。
受け入れ難いものだが、こうして可視化されることで自分が手帳の取得に値する人間なのだと、安心した部分もある。

取得したからには全力でサービスを受けてやろうとも思っている。
美術館も映画館もカラオケも行きまくって、割引受けまくって、今まで金銭面で我慢してきたところにも沢山足を運ぶつもりだ。

当分は複雑な気持ちでサービスを利用することになるような気がするけれど、せっかくの手帳、全力でエンジョイしてやろうと思う。
人生苦労している分、ちょっとくらい良いでしょ!の気持ちで。

世の中には障害者に厳しい人も多いけど、私はこれぐらいのスタンスでこれからも生きていきたいと思う。


関係ないけど、サムネイルの画像を選んでいる時に鉛筆の形を見て「あっ!」となった。
この傷み方、傷のバラけ具合、間違いない。噛んでいる。
小学生の時、問題が解けなくてイライラをぶつける場所がなかった時、よく写真のように鉛筆を噛んでいたことを思い出した。
親には「噛むな!」とよく言われたものだけど、これは障害者あるあるなのかどうなのか。
いつの間にか噛まなくなっていたのは、シャーペンになったからだろうか。
今でもイライラが止まらないと、下敷きを折ったり、スマホを硬いところにぶん投げたりしてしまう。
自分が後悔するのはわかっているのに衝動を抑えられない時がある。
我慢って難しい。昔は我慢強いって言われたのになぁ。

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栖山 依夜
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