
「なんとなくヤダ」に注目してみる
出会いは何事も、まず注目してみることから。
次に先入観を一度捨てて、じっくり観察する。
そして、ヤダの気持ちを深掘りする。
そうすることで、得られるものがある。
今日は、嫌いな人になる前の「なんとなく嫌」という感情に対する話をしようと思う。
例えば、友達。
個人的には一番食わず嫌いしてほしくないところかもしれない。
なんとなく顔が無理(最低!)、気が合わなそう、なんて直感を信じて、話してもないのに避けるのは勿体無い。
意外とそういう人の方が、仲良くなれることもある。
なぜなら、その人が嫌いな理由は、自分と似ているところがあるからだ。
私はこれで親友に出会ったこともあるし、お互いが第一印象で「無理」と決めつけて、趣味が似ていたのにもかかわらず、嫌いあっていたこともある。
正直、今の私でも仲良くなれる自信はないのだが、惜しいことをしたとは思う。
次に、歌。
タイトルや流行りというだけで敬遠していた曲を聴いてみる。詳しく言えば、私はアイドルが好きになれなかった。
ありきたりな歌詞、喉で歌う歌、個性のない顔。とあることがきっかけで、1人のアイドルにハマった時、それらは全て私の先入観だったことに気づいた。
私は今、ロックにハマっている。
最後に芸能人。
これは将来よっぽどのことがない限り、本人たちと繋がることがないので、別に無理に考えを変える必要はないと思う。ただ、人生を豊かにするための1つの方法として、挙げておきたい。
私は今までの経験上、嫌いだった人を好きになることが何度かあった。
理由やきっかけはバラバラだが、好感度がマイナスからのスタートになるため、ちょっとしたギャップですぐに好きになってしまうのだと思う。しかも、下がりに下がった状態からは上がるしかないので、嫌いになることがほとんどない。あるとしたら、他の大切な人を傷つけた時くらい。
きっかけさえあれば評価は覆るし、嫌いの感情には絶対どこかしらに共通点が隠れている。
上手くいかないこともあるけれど、その失敗を恐れて、もしかしたらを逃してしまうのは勿体無いと思う。
私はこの視点を持ってから、人生を彩ってくれるものにいくつも出会うことができた。
嫌だと思っているものほど、案外ハマるかもしれない。
自分を疑い、まずは一度、触れてみる。
知識や好きが増えることにデメリットはないのだから。
いいなと思ったら応援しよう!
