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バンドマンは信頼に足る
そろそろ、バンドマンは信頼に足る話をしたい。
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昔バンドやってましたー!って方とはウマが合う。
グルーヴがフィーリングしてスパークするのだ。
その話を言語化したい。
バンドマンだと分かるだけで、実にさまざまなことが分かる。
一つ目に、自分で楽器を演奏したくなるほど心を動かされた曲があること。
それぞれさまざまなことに「好き」という感情をもっている。その中でも「自分でもやってみる!」と思って楽器をはじめてしまうくらい好きな曲がある、という感情の起伏は実は多くない。しかも、その曲は聴き手を感動させただけでなく聴いた者が楽器をはじめるという行動を起こさせる素晴らしい曲なのだ。
「あなたの曲を聴いてギターを始めました」
と言われて喜ばない音楽家がいるだろうか。
いや、いない。嬉しいに決まってる。
そんな曲を心に持っていること、大切な好きという気持ちを行動にしたことがすでに信頼に足る。
二つ目に、だれかに演奏を見てもらえるレベルまで鍛錬したという事実。
仲間内でも、小さなイベントでもなんでもいいのだが、曲を作ったりコピーしたりと何度も何度も同じ曲を練習して、聴いてもらうイメージトレーニングを重ねて練習したはずだ。ギターで言えばこの拍でエフェクターを踏むとタイミングを決めたり繋ぎ方を考えたり、アンプの設定を記録したり、家で練習したときの音、スタジオで練習したときの音、ライブハウスの音がなんか違うと悩んだりと試行錯誤して人に曲を聴かせたはずだ。
実際に演奏してみると反省点もありつつ聴き手の感想やライブハウスのオーナーの反応をいただいたりして、一定の充足感があるのだ。
3つ目に、誰かに見せたい、見てほしい欲求をもっていること。
バンドマンはほとんど全員が誰かに見られることで興奮する一種の変態である。家で練習するだけ、仲間とスタジオで合わせるだけでは満足できないのだ。誰かにみてほしい、聴いてほしいという欲求がなければ人前で演奏する必要もないのだ。この手の変態をみるのも話すのも好きだ。
ということでバンドマンは
・感動を行動に置換できる
・鍛錬をして技術を向上できる
・公開してヒトの反応を楽しめる
の3つの特徴をもっている可能性が高いのだ。
Switch StyleのExitという曲。ドラムは先日宇宙にいった前澤友作氏。
10年ちょっとで日本最大級のアパレル通販サイトのZOZOを展開したスゴさはちょっと想像はつかないが「この音が良いんだよ!」という想いが伝わるこの良い曲には共感する。
ちなみにSwitch Styleのベースの方はKamomekamomeのベースを担当されている。
ちなみにKamomekamomeのドラムの方はBuddhistsonのドラムを担当されている。
眠れなくなりそうなので、このくらいで。
なにとぞ。