ACミランの本拠地サン・シーロの観戦記録とチケットの取り方⑤~
はじめに
こんにちは!
旅とスポーツ観戦が好きなライターのTakeshiです。
サッカースタジアムの魅力を届ける企画第5弾は、なんと日本を飛び出し海外のスタジアムへ。
訪れたのは、イタリア・ミラノにあるスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)。別名をサン・シーロ。イタリアのサッカー1部リーグセリエAの強豪、インテルとACミランの本拠地スタジアムだ。
私自身ACミランの大ファンで、2024年9月14日(土)に開催されるACミランのホームゲームに合わせて訪れた。今回はACミランサポーターの目線でサン・シーロの紹介をする。
1.ACミランとは?
1899年創設のイタリアのサッカークラブで正式名称はAssociazione Calcio Milan。赤と黒のエンブレムがクラブの象徴で愛称は「ロッソネロ」だ。
チームの成績と特徴を端的に表すべく、主要タイトルの獲得数を示す。イタリアのライバル(ユベントス&インテル)のデータも付けている。
セリエAの優勝回数では、ライバルの他2クラブと比べて少ない。一方で、チャンピオンズリーグの優勝回数は欧州全体でもレアルに次ぐ2位。大舞台での勝負強さはインテルやユベントスに負けない魅力だ。
また、ACミランには永久欠番が2人おり、両人とも黄金期のミランを支えたディフェンダーでキャプテンだ。
クラブの紹介はまたの機会にして、チケットの取り方を解説。
2.ACミランのチケットの取り方
ACミランのチケットは他の欧州クラブよりも比較的取りやすい。公式サイトで、メンバーシップ登録(無料でOK!)をして、席を選ぶだけ。以下では、公式サイトの写真を用いて、取り方の手順を説明する。
取り方の手順
①公式サイトを開き、TICKETSタブの「Men's Match Tickets」をクリック!
②開くと以下の表示が出る。
③ ②の画面を下にスクロールすると、以下の画面になるので、自分が見たい試合の「BUY NOW」の表示をクリック。
④開くと以下の表示が現れるので、一番左の「BUY TICKET」を選択する。ただ、この表示は試合日の2週間~10日前に一般販売が開始されてからでないとクリックできない。また、CLUB1899はVIP向けの席なのでスルーしよう。
⑤「BUY TICKET」を選択すると以下の写真の通りに座席表が表示される。
色づけ箇所が購入可能なところなので、クリックして希望する座席を選択する。
⑥あとは個人情報を入力し、クレジットカードなどで決済をする。
個人情報入力では、出身地や国籍を聞かれるので丁寧に答えよう。
また、クレカはJCBが使えないので注意しよう。
以前までは、紙のチケットが主流だったが、近年では、メールでチケットが送られてくる。Apple Walletに保存すればOKだ。
ちなみに、この日の対戦相手はヴェネツィア。世界的観光都市の割にチームの知名度は低く、価格は安く設定されいた。メインスタンドのコーナーを60ユーロで購入できた。
ただし、インテルとのミラノダービーなど強豪とあたる場合は別。先述の座席の価格が60ユーロ→140ユーロへ跳ね上がる。
安いチケット購入のコツは強豪同士のカードにこだわらないことだ。
3.サン・シーロへのアクセス
まずこちらが、Metroの地図になる。
前回の記事で紹介したミラノの中心にある大聖堂「ドゥオーモ」。最寄りDUOMO駅からはMetro1号線と5号線を乗り継ぎ、SAN SIRO stadio駅で下車。ここは、Metro5号線の終点でもある。
改札を右に曲がって階段を上るとすぐにスタジアムは見えてくるが、ここでいきなりトラップ発生!!
なんと、出口付近には赤いミサンガを売りつける人々の姿が。ここでミサンガを受け取ると、高額な金銭を要求されるので絶対に受け取らないようにしよう。地球の歩き方に書いていたので私は何とか回避できた。
4.スタジアムの紹介
外観は屋根の上に立つ赤い翼に外壁の周囲を囲む螺旋階段が特徴。
螺旋階段を伝って、上の階にある座席へと進んでいく。
スタジアム内部の様子はこんな感じ。
メインスタンドは赤色、バックスタンドは黄色、ゴール裏は青と緑に座席が塗られている。バックスタンド以外の客席は3層構造であり、2層目は1950年代に、3層目は1990年のイタリアワールドカップに合わせて拡張された。
ゴール裏は青座席2層目にACミランのコアサポーター、ウルトラが陣取る。黒シャツを纏った集団は味方となるととても心強い。
またスタジアムの特徴として、電光掲示板がメイン&バックスタンドに置かれている。普通はゴール裏に置かれるので、非常に珍しい。
5.スタジアムのグッズ&グルメ
試合当日はスタジアムの周囲にグッズショップやキッチンカーなどが多く出店していた。
露店のグッズショップではタオルマフラーが15ユーロで購入できる。スタジアムの売店で買うと20ユーロなので、よりお買い得だ。
スタジアムグルメに関して、日本のようなご当地グルメはあまり出店していなかった。イタリアらしく、ピッツァやパニーニはあったが、種類はそこまで豊富ではなかった。
あと、ヨーロッパサッカーのスタジアムで欠かせない飲み物はHeineken。
6ユーロで購入できるので、スタジアム観戦のお供にできれば最高だ。
因みに、HeinekenはUEFAチャンピオンズリーグの冠スポンサーでもある。
6.試合の雰囲気
試合日はキックオフ2時間前に開門。
1時間前には、両チームのウォーミングアップが始まる。ACミランの選手が登場するときは、スタジアムが暗転して盛り上がった。
10分前には、スタメン発表。相手チームの紹介の時はブーイングを行い、自チームの紹介は拍手喝采を送る。
この日は20時45分キックオフ(現地時間)。
開始2分に左サイドバックのテオ・エルナンデスが切り込んで先制。さらに相手DFの反則で2回PKを獲得して確実に決め、終わってみれば4-0で圧勝。フォンセカ体制でのセリエA初勝利を挙げられた。
満足感に浸りながら、地下鉄で帰宅した。
7.ACミランStore
ACミランのチームショップはミラノ市内に何店舗か存在するが大きなものは、Metro1号線のSan Babila駅の近くに店舗を構える。
中に入ると、永久欠番となった2人を始めとした名選手の写真が壁一面に貼ってあった。この並びはエモい。
私はここで、24-25シーズンのユニフォームを購入した。背番号&名前のプリント込みで110ユーロもかかるので、お金は多めに用意しよう。
終わりに
私が海外サッカーを見るようになったきっかけは、幼少期に父親が買ってきたワールドサッカーダイジェストなどの雑誌を読んでいたこと。その時のACミランはカルロ・アンチェロッティ監督のもと、各国のスターが集まっていた。そんなチームに私は憧れ、いつかサン・シーロにも行ってみたいと思っていた。
スタジアムが目に入った瞬間、スタンドに顔を出せた瞬間、全てが自分にとって特別な時間。20年越しの思いが叶って感無量だった。
日本から遠く離れたミラノで見つけた私の好きなもの。それは、ACミランだった。これからも一生ミラニスタ!!
Forza Milan!!
リンク
※ACミラン公式サイト(イタリア語&英語)
※チケットの購入はこちら!!