東北の力を感じる旅①
はじめに
年が明けて早々
3日間、山形県と宮城県に旅行してきた。
旅行の動機はかなり不純である。
なぜなら、携帯にダウンロードしている「市町村制覇」というアプリで
東北地方が全く押されていないことが分かり、
実際に行って、少しでも埋めてやろうとしただけである。
実際東北に行ったことは、
5年程前に、登山部の後輩が大会に出場するので
応援に山形に行った限りであり、
ほとんど行ったことがなかった。
また、歴史好きな私は
伊達政宗や最上義光といった東北の戦国大名たちも好きなので、
彼らのゆかりの場所を巡るつもりで行ってみた。
山形到着
東京からバスに揺られて6時間。
6時に山形駅の西口に到着すると、店はまだ閉まっている。
東京ほど公共交通機関が発達しているわけでもない。
カフェやファストフードもそこまで多くない。
仕方なく、寒い中、外で待機し、
7時開店のスターバックスコーヒーに入る。
そして作戦会議。
(遅いわ!今やるな!)
霞城公園と山形の英雄”最上義光”
(心の中にいるもう一人の私に怒られながらも)
博物館の開館が9時と知った私は、
8時半にスタバを出て、霞城公園へ。
最上義光(もがみよしあき)を初代とした
山形藩の本拠、山形城があった公園である。
ええ、山形の英雄、最上義光公を知らない???
知らない方は下の画像をご覧いただきたい。
(因みに独眼竜こと、伊達政宗の伯父でもある。義光の妹の長男が政宗)
2本足で立った馬に乗った彼の銅像もこの園内にある。
戦場で、刀2本分の重さの指揮棒を片手に、
自ら先頭に立ち、味方を鼓舞した。
そんな彼の勇猛さが伝わる銅像である。
Wikipedia曰く、地元の豆菓子メーカー
「でん六」の社長の要望で建てられたらしいが、
相当高い技術を使っているらしい。
文翔館
最上義光公からパワーをもらったところで、
霞城公園から足を伸ばすと、
ここはかつて山形県庁として使われた「文翔館」。
明治後期に発生した山形市北大火で焼失した県庁を新築するため
1916年、レンガ造り3階建て、外観は石造りの建物が建てられた。
(上記写真を参照)
県庁としての役目は、1975年で終え、
その後改装されて、山形県の博物館として使用されている。
中に入ると、大理石の柱と大きな階段が前に入り
我々に伝統ある豪華な建物であると認識させてくれる。
歴史のあるこの建物では、
「るろうに剣心」や「賭ケグルイ」のロケも行われたらしい。
収蔵品には、山形県の特産物が地域毎に展示されてあった。
あとこの日の昼飯は、下の写真のように芋煮を食べた。
というのは、冗談で、これは駅の西口のビルにあったベンチである。
そして、14時頃、早々とバスで仙台へ向かう。
バスの乗客は比較的若い人が多い。
片道1000円かつ1時間で行けるため、
山形の人々は仙台で遊ぶのだろうか。
(30分あまり、意識が朦朧としていました・・・)
晩酌in仙台
目を覚ますと
そこは「杜の都」仙台である。
仙台駅西口、青葉通の停留所で降りる。
西口はペデストリアンデッキが発達していて、
信号を渡らずに周辺の建物に行けてしまうから便利だ。
私は疲労困憊だったので、さっさとホテルに荷物を預けて、
早めに晩飯を食う。
今宵の晩飯は、友人に教えてもらった
「地酒と旬味 東家」
この店は仙台朝市商店街の地下にあり、
私が宿泊したホテルのちょうど裏手にある。
朝市らしく、旬の魚を使った刺身がとにかく美味い。
そして、キュウリを肴に飲む酒も、また絶品である。
とにかく,酒が進んだひとときであった。
気分は孤独のグルメの井之頭五郎(松重豊)か、
酒場放浪記の吉田類のようだった。
さて、これから仙台で何をしよう。
明日を楽しみにしながら、私は眠りについた。
②に続く
(以下は今回訪問した場所の詳細です。)